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Last-modified: 2024-05-07 (火)


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

沖縄最北端 / 2003-02-28 (金)

やんばる国道58号線(p2280054.jpg)
2/28 09:43 国頭村宇嘉にて

南恩納トロピカルユースホステルを7時15分にスタート。名護「A&W」で朝食を済ませた後は沖縄最北端の辺戸岬へ向かって北上。

晴れ時々曇りの予報とは裏腹にスッキリしないどんよりとした天気。南西諸島にしろ小笠原にしろ南の島の天気予報はなかなか当らない。本土と違って偏西風による遷移が少ないし、海に囲まれて周囲の観測網が脆弱な上に海流による影響もあり、まだまだ分からない事が多いのだそうだ。

トロピカルな沖縄の海と言えども曇り空では日本海のシックな風景にしか見えず、休憩もそこそこにどんどん走る。沖縄は渋滞が激しいと聞いていたがさすがに名護から北ではクルマは少ない。などと油断していると、おじぃおばぁの運転する走るシケインが出現するので要注意。文字通り「妖怪とうせんぼジジイ」だ。まぁこの辺りならばせいぜい近くの畑までで遠くまでドライブするワケではないので大人しく後を付いて行くのだが、那覇周辺とか南部の方で出会うとえらい事になる。

う~ん、長寿社会も考えものかも?

スクールバス(p2280061.jpg)
2/28 10:16 辺戸岬にて

辺戸岬の直前で追い付いた黄色いバス。なんだろう?とか思ってよ~く見たらアメリカンスクールのスクールバスだった。いわゆる遠足だねぇ。

ちなみにナンバーは米軍用のものが付いていたので学校は米軍基地内にあるのだろう。辺戸岬に着いたら高校生か!?と思うようなヤンキー兄ちゃん姉ちゃんが降りてきたが、生意気にも英語をしゃべってやがるし....。

さて沖縄最北端の辺戸岬から北を向くと約25km離れた与論島がうっすらと見えるのだが、向こうは鹿児島県。戦後の占領時代にはここで祖国復帰を願ってかがり火を焚いたそうだ。こうして当時アメリカだった場所からアメリカ人の高校生と並んで日本を観ているのだなぁ…

でもよく考えたら与論島はまだ行った事無いし、なんか複雑な心境だ。

ちなみに風景的には辺戸岬より茅打ちバンタの方が見晴らしが良い。

やんばる国道58号線(p2280068.jpg)
2/28 10:58 大宜味村にて

元々は時計回りに東海岸を下ろうと思っていたのだが、雲行きが怪し過ぎるのでR58を戻る。と、おあつらえ向きに青空が広がってゴキゲンフィールも急上昇。

クルマとかたまって走ってたら後方から救急車が接近。なかなか先行車が速度を下げる気配を見せないので先に路肩に寄せて停まると、後ろのクルマがひょいと追い越して行った…。そして徐行すらせずに40km/hくらいに落しただけで先に行かせた。う~ん、確かに対向車は来てないので追い越せるとは言えそれはあんまりでは!? 恐るべし沖縄。

名護でも前を走っていたクルマを運転してた女性がタバコの空き袋やら吸い殻やら窓からポンポン捨ててたし、船員が吸い殻を海に捨ててたのも何度も見たなぁ....。見慣れてしまってありがたみをつい忘れてしまうのだろうが、せっかくの美しい故郷は大事にして欲しいと切に願う。

【参照】
国頭村
沖縄タイムス
4・28かがり火交流/与論島と辺戸岬