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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/旅日記/しまなみ2006GW]

2006年GW Leg 2. しまなみ海道 / 2006-05-01 (月)

旅人の朝は早い。目覚まし無しでほぼ6時起床。TVの天気予報をチェックしながら、ローソンで仕入れておいたおにぎり3つで朝食を済ませ、7時にチェックアウト。

尾道水道を行き交うフェリー
尾道市浄土寺山にて

まずはアンニュイな朝の街をゆったり流して、浄土寺下へ。駅前以外は殆ど変っていないようだ。変らないのがいいのか悪いのかはさておき、『転校生』の一夫クンの家となった鵤邸も、浮き桟橋のとこの魚売りも健在でひと安心。

続いては千光寺公園をも見下ろす尾道随一のビュースポット浄土寺山へ。標高178mの浄土寺山頂展望台へは浄土寺右横の登山道を歩くのが王道だが、怠け者と自嘲してはばからないYANOさんは裏ルートを10分ほどXLR125Rで走り、7時45分に到着。尾道水道を渡って吹く風がなんとも心地好い。初めて来てもなぜか懐かしいフェリーや列車の行き交う景色を俯瞰。いつまで見ていても見飽きない景色に30分ほど見とれる。

さて、本日の…というか、今回のツーリングのメインイベントである[External]「しまなみ海道」へ。

まずはお隣の向島(むかいしま)へ。原付では新しく開通した新尾道大橋が通れないので、昔からある尾道大橋を渡る。以前自転車で渡っているだけに新鮮味は無いものの、右側に同じ様な橋が並行している風景というのは他に思い当たるところが無いので貴重かも。渡った後で10円を払って料金所を通過。8時20分

島に渡ってから気が付いたが、[External]向島町も2005年3月から[External]尾道市に編入されたそうだ。海を隔てているとは言え、元々尾道市とは切っても切れない関係だっただけに、これは自然で納得のいく合併だ。

岩子島海水浴場
岩子島にて

この連休中で一番の話題が、日立造船向島西工場跡地の[External]大和ロケセット(500円也)。戦艦大和の全長263mの艦首から190m部分を実物大で再現した巨大なモノだが、そもそも[External]映画『男たちの大和/YAMATO』も観てないし、現代兵器ならともかく骨董的な兵器にはさほど興味ないので素通り。

いよいよ5月7日で公開を終えるタイミングということもあって「勿体ない」と言われたが、セットの肝心な部分は浄土寺山からも見えたので、見たには違いないという事でf(^^;;。ちなみに連休後半の4日以降は入場に4時間以上かかってるらしい。合掌。

しまなみ海道ではないものの、向島大橋を渡って岩子島へ。『ふたり』のロケ地巡りして以来だが、自転車だった時には体力的に周れなかったリベンジとばかり、およそ30分程で島をぐるりと一周。

向島に戻って、津部田(つぶた)の坂道へ回り道した後、9時半因島大橋へ。

因島大橋の人道
因島大橋にて

この[External]因島大橋は上段が自動車専用道路、下段が歩行者・自転車道という2層構造になっているユニークな吊橋。橋長1270mは関門橋よりも長く、向島岩子島から見える優美な姿が美しい。原付の通行料は50円。尾道大橋以外では係員の常駐する料金所は無く料金箱に投入する形となる。要するに、お釣りは貰えないので予め計算した上で小銭を用意しておく事が肝要だという事だ。

9時40分因島に上陸。[External]因島市と生口島の[External]瀬戸田町も2006年1月から[External]尾道市に編入されたという事で、これで[External]広島県尾道市[External]愛媛県今治市との県境を接する事になったみたい。へぇ。

さて取り敢えず「何とかと煙は高い方へ上る」というセオリーに従い、白滝山へ登る。が、大した景色でもなかったので9時48分にそのままターン。ここでも自転車では周れなかったルートを旨に、鏡浦から椋浦を経て因島南岸を遠回り。

11時過ぎ[External]生口橋へ。全長790mの斜張橋で、自動車専用道(対向2車線)の南側に歩行者・自転車道。北側に原付専用道が併設されている。原付は南側の眺望を楽しむ事ができないが、因島大橋と違ってオープンエアの開放感はなんとも気持ち良い。

生口島では南岸を走るR317ではなく、島で一番栄えているでお昼にありつこうと考えて北岸ルートの県道をチョイス。

眩しいばかりの青空の下、そろそろ暑くなってきたな~と思い始めたところでおあつらえ向きのジェラートショップ[External]「ドルチェ」を発見。11時17分。売り出し中のデコポン甘夏をダブルで所望320円。ダレ始めた気持ちに喝を入れる甘夏独特の甘酸っぱさもウマかったが、温州みかんを甘く濃厚にした様なデコポンがメチャウマかった。

ジェラートショップ ドルチェ ダブル320円 シングル260円
10~17時 年中無休 TEL:0845-26-4046 尾道市瀬戸田町大字林20-8 (N/E:34.183547/133.065797)

タコ飯定食
漁師の店 しま一にて

11時35分鹿田原「漁師の店 しま一」でお昼。

魚貝中心にメニューはそこそこ豊富だが、やっぱり看板の「タコ飯定食」880円を所望。タコのブツ切りを炊き込んだご飯がベタっとしていたのが残念だったが、味はしっかりしててウマかった。刺し身も甘みとコリコリした歯応えでさすが地物。おぼろ昆布の吸い物もなかなか。

空いていたので漁師の大将が店内でたばこを吸いながら将棋を指してたりしてたが、その辺は良くも悪くも気兼ねの無い漁師のアバウトさ。観光地のレストランとして捉えるとクレームが出兼ねないと思うが、この店ならば「店のカラー」と言えるだろう。潮の香りに満たされたランチだった。

漁師の店 しま一 タコ飯定食 880円
11~17時 火曜休 TEL:0845-27-3166 尾道市瀬戸田町鹿田原1-35 (N/E:34.183547/133.065797)

生口島といえば[External]耕三寺[External]平山郁夫美術館[External]シトラスパーク瀬戸田といった観光スポットがあるが、取り敢えず1回は行っているのし、今回は橋がメインなのでパス。

多々羅大橋にて
多々羅大橋にて

12時37分[External]多々羅大橋へ。この橋も生口橋と同じ斜張橋で、南北に歩行者・原付道が併設されているのも同じだ。全長1480mは斜張橋としては2006年現在世界最長。デカい。

橋を渡って大三島愛媛県13時5分に道の駅「多々羅しまなみ公園」着。ここから見上げる多々羅大橋がまた素晴らしい。天気がいいと映えるねぇ。

さて冷たいコーヒーで一息、と思ったがビタミン補給を考えてデコポン6個200円を査収。取り敢えず一個喰ってみたけど、やっぱ濃厚でウマい。残りをデイバックへ放り込み、13時半リスタート。

大三島にも国宝8件、重文75件を有する[External]大山祇神社があるが、ここの宝物殿もやっぱり行ってるし特別展をやってるでもなさそうだったので、パス。

伯方・大島大橋
伯方・大島大橋にて

R317を流して、13時47分[External]大三島橋へ。この橋はしまなみ海道唯一のアーチ橋で、続く[External]伯方・大島大橋と共に暫定2車線で未使用の半分を歩行・原付道として供用している。もし自動車の交通量が増えて4車線供用されるようになると歩行者・自転車・原付は通れなくなりそうな気がするが、まぁ今の交通量を見ている限りは数十年は要らぬ心配だな。

[External]伯方島は海岸線長53.5kmの小ぢんまりとした島なので、遠回りに島を一周。

14時25分[External]伯方・大島大橋へ。パッと見は一つの橋にしか見えないが、見近島まで325mほどの桁橋が伯方橋で、奥に見える吊橋が大島大橋らしい。ちなみに見近島は無人島だが、キャンプ場があり橋から島に下りれるそうだ。気付かなかったなぁ。f(^^;; [External]参考

来島海峡大橋を渡ったとこ
来島海峡大橋にて

入口を見失って無駄足を喰ったものの、15時10分[External]亀老山展望台へ。頂上の展望台からもちょい下の展望台からも[External]来島海峡大橋が見下ろせる。CMやポスター見覚えのある絶景は観ておかなければならないだろう。特に夕景が美しいだろう事は想像に難くない。

しかし、こう靄ってしまっては夕方まで頑張る甲斐は無さそうなので15時40分リスタート。15時50分[External]来島海峡大橋に入り、15分ほどで通過して四国に上陸。

尾道からトータルの通行料金は僅か510円。自動二輪だと3,500円以上かかるところなので、いかにリーズナブルかという事だ。ちなみに自転車でも通行料金は同じ510円なので、原付のお得感は高い。

勘任せでまたしても入口を見失ったものの、16時26分近見山着。ここからは[External]亀老山展望台とは逆方向から見る形になるが、この時間は順光なのでこちらの方が見栄えするはず。と思ったが、靄ってるんであまり変んないかなぁ。

来島海峡大橋を望む
近見山にて

16時51分R196に復帰。夕方のラッシュと戦いつつ、4月からめでたく無料となった東予有料道路へスイッチし、18時[External]イオン新居浜ショッピングセンターに到着。

併設の出光セルフで給油128/L円したあと、今治[External]トマト&オニオンがあったので新居浜にもあるかも…と思いレストランを物色。と、予約しているホテルマックスビジョンのすぐ近くに[External]トマト&オニオンを発見。お昼が軽めだったので、300gのとろけるオニオンBigハンバーグを所望。豚汁セットを合わせて1,270円だったが、まぁ値段なりに普通だったかな。

19時[External]ホテルマックスビジョンにチェックイン。3,675円也。値段からかなり部屋は狭いと覚悟してたのだが、普通に広くて設備的にも必要にして充分。客室でのネット接続はできないもののパソコンを設置してあるOAルームがある。シャワーを浴びた後に部屋を出る気にならなかったので使わなかったが、自分のパソコンでネット接続する事もできるみたいだ。

本日の走行距離はちょっと軽めの205km。のんびりとしたXLR125Rの旅だったが、それにしても暑かった。f(^^;;

PHSでネット接続して天気予報をチェックしながら明日の行動を再検討。香川県方面は午前中雨の予報。傘が要らない小雨くらいならば良いが、それなりの雨が降ると止まってメットを脱ぐのも億劫になるのが一番心配なところ。午後から回復といわれても、うどん屋を攻めるのに午前中が使えないと意味が無い。

逆に前線がかからない愛媛県地方は「曇りの晴れ」程度で治まりそうなので、うどんは諦めどこぞの林道で遊んで四国カルストでのんびりする事に。

【参照】
●尾道市 http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/
┗シトラスパーク瀬戸田 http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/kanko/data_setoda/citruspark/
●尾道観光協会 http://www.ononavi.jp/
●尾道観光ナビ どこでも博物館 http://www.dokohaku.net/
●SHIMAP しまなみ海道観光マップ http://www.go-shimanami.jp/
●しまなみ海道のおすすめ観光情報「しまなみ.tv」 http://www.shimanami.tv/
●瀬戸田 ドルチェ http://www.setoda-dolce.com/
●新居浜ホテル マックスビジョン http://www.hotelmaxvision.co.jp/


[一語一絵/旅日記/しまなみ2006GW]

2006年GW Leg 3. UFOライン~四国カルスト / 2006-05-02 (火)

今日も目覚まし無しで6時起床。曇ってはいるものの空は意外と明るい。しかし天気予報は愛媛県東予地方にまで昼前に雨の確率50%を告げていた。

R194案内板
R194旧道、標高800m地点にて

おにぎり2個の朝食を済ませて、7時スタート。R11を西へ西条市に戻ってR194にスイッチ。ここからは山間部へ向かう。雲行きはすこぶる怪しいが予報天気図では前線のしっぽあたりだったし、雲も明るいので降らない可能性もある。つか、降らないで。f(^^;;

7時46分頃ついに雨が路面を濡らし始めた。雨宿りに使えそうな空きテントがあったので取り敢えず足を止め、暫し雨脚を伺うものの空はまだ明るくそれほど激しくなる気配も無いので、合羽は仕舞ったままで強行。

7時57分新寒風山トンネルに向かうバイパスから分かれて寒風山へ向かう旧道へ。旧道とはいえ道幅が狭いくらいで路面コンディションはかなり良く走りやすい。しかし標高900mを越えたあたりからガスとともに雨粒が大きくなり始めた。逃げるように寒風山トンネルへ。

8時22分、標高1120mの高知県側出口に到着。ガスもなくひと安心してXLRを降りたところで土砂降りの雨が降り始め、慌てて荷物を下ろして東屋へ逃げ込んだ。

ホワイトアウト!
UFOライン瓶ヶ森線にて

愛媛県側からどんどんガスが上がって来るものの、雨も上がって空も明るさを取り戻してきたので9時リスタート。予定通り瓶ヶ森線へ入るものの、15分ほど走ったところでガスに包まれ始める。西へ向かう分には快方へ向かうはずだと思ったのだが、甘かったか?

ちなみにこの道路、そもそもは村道瓶ヶ森線と称していたのだが、管理者の本川村が合併して[External]いの町となった事もあり、愛称と併せてUFOライン瓶ヶ森線と称する事にする。

最悪のところでは視界10m程の濃霧に見舞われて『遭難』の言葉が脳裏をかすめるような状況。対向車の心配もあるので10km/hの速度でノロノロ。降雨は殆ど無いものの、最高高度が1700mもあり日陰の法面には大きな雪塊が残ってるような場所なので、キリでもしっとり濡れると寒い寒い。まったく、えらい目に遭った。

よさこい峠から高知県側に下ろうかとも思ったが、変に色気を出さない方が良かろうと思って予定通り土小屋へ向かい、10時に標高1500mの土小屋着。結局最後の3kmで本降りに見舞われてしまった。上半身はオールウェザーのジャケットなのでどうって事無かったが、前輪のハネ上げでジーンズはひざから下ぐっしょり。足元もしっとり冷たくずぶ濡れではないものの靴下は湿っている模様。防水素材のサイバーテックスと言えども浸透は防げないのでこの辺が限界だろう。

よもぎうどん600円で暖を取った後、10時35分リスタートし、ただひたすら寒さに堪えながら石鎚スカイラインを下る。相変わらずガスが濃くて西日本最高峰の石鎚山と言えども影すら見えず、路面もウェットコンディション。状況的には休憩前と何も変っていないのだが、快方に向かっている事を信じて装備はそのまま強行。結果、10分ほど下ったところでドライコンディションに変り、作戦成功。

どんよりどんより
姫鶴平にて

R494R33R440にスイッチ。12時半地芳峠から四国カルスト姫鶴平へ。

取り敢えず天狗高原まで往復してみたが、雨やガスこそ無いものの、雲は多く風は冷たい。時折覗く陽射しが快方への期待を抱かせるので、ロッジ姫鶴荘のカツカレー840円で腹の虫を黙らせる。

が、やっぱり寒いだけなので、13時43分リスタート。大野ヶ原を抜け、集落を繋ぐ田舎道を淡々と探訪し、15時R197へ。

この辺りからようやく青空が拡がり始めたが、もはやモティベーションが下がりきってしまったのでそのまま15時半大洲市へ。市内をうろついてセルフのガソリンスタンドを探しまくり、結局反対側に発見。なんと135/L円@セルフ。やっぱり上がってきたかぁ....

16時ホテルだいいちにチェックイン。5,800円也。LANによるネット接続が可能なので、シャワーを浴びてシューズを乾かしながら、明日の行動を検討。あちこちあたった結果、宇和のホテルが取れたので、四国カルストへリベンジする事に。

その後、散策がてら食事に出たのだが伊予大洲駅前の商店街からは1km離れててコンビニやスーパーも遠くちょっと不便な立地にある事を実感。ま、いい運動になったという事も言えるが。実走238kmと軽めだったけど、収穫も少なく疲れたな~。

【参照】
●楽天トラベル http://travel.rakuten.co.jp/
┗ビジネスホテル だいいち http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/41475/41475.html


[一語一絵/旅日記/しまなみ2006GW]

2006年GW Leg 4. 四国カルスト・リベンジ / 2006-05-03 (水)

今日は素晴らしい朝日に目覚めスッキリ。例の如くおにぎりで朝食を済ませて7時20分スタート。目的地は四国カルスト

快晴!
獅子越峠にて

だが、昨日と同じ道では芸が無いので、内子からR380へ。改良が進んでおり思いの外気持ちの良い快速ルートだった。山越えの県道に入るとさすがに道幅は狭くなるものの、舗装状況は良く快適。時折見える絶景がまた気分を盛り上げる。8時33分に標高1000mの獅子越峠へ到着。

反対側に下った後、色気を出して県道340号線へ。ほうじが峠までの8kmほどダートがあるという事で入ってみたのだが、峠近くの3kmがすでに舗装されておりダートは5km程だった。やはり四国もダートは減ってるなぁ。

路面は浮き石もなくよく締まっていてなかなか走りやすかったが、油断していると時折現れる轍や石に思いの外ハンドルを取られたりする。またバンプを安易に乗り越えるとハンドルの上下により手首が返る事でアクセルが開閉し、思わぬ挙動にヒヤリとさせられる事がある。何事も修行だ。

爽快な四国カルスト
五段高原にて

10時地芳峠から四国カルストに到着。風が強くて少し肌寒かったが、天気が良いのは何よりだ。連休に入った割にはクルマも少なく、場所を変えつつ1時間程カメラを構える。

11時13分にリスタート。R439へ下って、矢筈トンネルを抜けたところで四万十川源流点を目指して右折。不入山へと登る林道との分岐まで1.6kmは舗装されているものの、その後は4kmほどのダートとなる。

前回は重装備のCB400SFで船戸方面から上った事を踏まえて、今回は軽量のXLR125Rしかもリアキャリアに着替えしか積まないという軽量思想での下りにトライしたわけだが、なかなか狙ったラインをトレースできず難航。CBで下ってたら間違いなくコケてたろうなぁ。

源流点
四万十川源流点にて

ちょうど正午四万十川源流の碑があるコーナーに到着。さすが連休に入っただけあって10台以上のクルマが列を成していた。前回はここにてカップ麺とコーヒーを味わって達成としたのだが、さすがに2度目もここで終了という訳にはいかないので、ジャケットを脱いで250m程の山道を歩く事10分。

GPSは置いてきたので正確な標高や位置などはわからないが、正真正銘の四万十川源流点へ。麦茶を入れてきたPETボトルを空けて源流の水を汲み、取り敢えず一杯....、もちろんここまで歩いてきて、ウマくないわけないっしょ。再びPETボトルを源流の水で満たし、再び10分ほど歩いて帰投。

膝の笑いが収まるのを待って12時43分リスタート。再びダートを3kmほど下って13時R197へ合流。あまりに腹が減ってきたので、道の駅[External]「布施ヶ坂」へ。すげ-いい匂いをさせていた地鶏焼をガッツリ。鶏卵サイズのダイナミックな肉は歯応えも絶妙でジューシー。サッパリしたレモン汁とも相まって何個でもいけそうなウマさだ。4切れで500円というのも良心的なので、オススメしたい逸品だ。

鉄橋と沈下橋
R381から沈下橋を望む

トンネルを戻って県道18号線にスイッチ。あとは優雅に流れる四万十川に沿ってひたすら下るのみだ。それにしても市町村合併で[External]四万十町(旧窪川町・大正町・十和村)[External]四万十市(旧中村市・西土佐村)が出来ていて大変紛らわしい。

同県民ならば新しい地名を見れば旧地名がピンと来るかもしれないが、走行中にあてにしていた地名が見当たらずに行き過ぎたり何度も止まって地図を確認する羽目に陥った。これは平成の大合併の余波なのでこの辺りだけに限った話ではないはずで、全国的にそんな思いをした人は多いだろうなぁ。

14時20分窪川のスーパーでパンとジュースを買い30分の休憩。ここらでまた暑くなってきたので、インナーの長袖シャツをデイバックへ放り込み、14時55分にリスタート。

再び四万十川を眺めながらR381を快走。四万十川を跨ぐ鯉のぼりで有名な旧十和村十川で給油したら134/L円と意外と安かった。近永から県道にスイッチ。三間を経て17時半西予市となった宇和町へ。

ビジネスホテル宇和パークにチェックイン。部屋の広さはそこそこあって設備的に大きな不足は無いものの、机が一つあるだけで荷物置きになる様なテーブルや棚すら無いのは不便だ。全般的にいかにも商売っ気が無い田舎のホテルで全体的に安っぽい印象は否めない。夕食は外に出るのも面倒なので1,260円のバイキングで済まそうかと思ったのだが、チェックインがレストランの受付を兼ねていたのでこれ幸いと料理をチェックしたところ質・品数共にあまりにショボいので止めた。どうやら併設の自動車学校の合宿教習をターゲットにした設備の気配。シングル5,250円なんでそれなりと言えばそれなりだが、なるほど前日予約でも空いていた訳だ。

もはや探すのも面倒になったので、夕食は卯之町まで戻ってジョイフルへ。とんかつ定食599円。今日はダートと山岳路を中心に289km走って結構ヘロヘロ。傷めている指先の状態もあまり良くないので、明日は九州へ戻る事に。

【参照】
●宇和パーク http://www.shikoku.ne.jp/uwapark/