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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~プロローグ / 2006-10-18 (水)

これまで[External]ANA石垣直行便のバースデー割引\13,600ありきで八重山方面に設定していた恒例の秋休み。今年は[External]ANAバースデー割引を廃止して旅割設定の\17,300~\19,300になってしまったこともあり、気分を変えてみることに。

那覇乗継ぎで考えて一番行きたかった那覇~与論路線には[External]JALバースデー割引の設定が無く割高感があったのだが、都合の良い事に[External]10月18日~24日バーゲンフェアが設定されている。しかも宮古よりも安い。福岡~那覇路線も含めて、全般的にバースデー割引よりバーゲンフェアの方が安いので、今回は時期を一週間前倒ししてバーゲンフェアで全路線を手配。

瀬底島を見下ろす
本部半島上空より

ダメ元で申し込んでいた[External]ANA超割石垣直行便のキャンセル待ちも獲れたのだが、その石垣直行便も11月以降は当面運休となるのでこれから暫く[External]ANAとは縁が無いかも。

関係無いが、最近の[External]ANAのCM[External]旅割とか[External]シカゴ線就航とか、見事なまでにダサいのだが一体どうした事か?

9時過ぎ福岡空港に到着。早速チェックイン機に向かっただがチェックインできたのは那覇まで。窓口に行って「乗継いで与論まで行くんですが?」と言うと、「発券はできますが、那覇~与論区間は那覇でチェックインして下さい」との事だ。

那覇での乗継ぎが20分とタイトなのを考えて、ウエストバックと持ち込み手荷物一つで済ませておいて良かった。取り急ぎ乗継ぎの登録だけしてもらって2Fの手荷物検査場へ。

手荷物検査場前に群がる修学旅行生に圧倒されるが、10分ほどで難無く通過。今日の機材は[External]JTAのB737だ。[External]クラスJなのでB767だとばかり思ってたのでちょっとびっくり。定刻にボーディングブリッジが外れたもののタキシーウェイで待ちぼうけを喰らい、結局滑走路に入るまでで20分以上待たされてしまう。

これで那覇での乗継ぎ時間が無くなってしまったわけだが、自分が焦ったところで何の役にも立たない。安定飛行に移ったところでCAがやってきて「速やかに乗継ぎできますようお手伝いさせて頂きますのでご心配なく」と言われたので大丈夫だろう。

DHC-8-103 JA8972
与論空港にて

JAL3605 福岡 10:10那覇 11:4512:05(離陸待機で20分遅延) \11,400([External]クラスJ)

コーヒーを片手に機内誌[External]『Coral Way』に目を通し一足お先にバカンス気分。南の島へのフライトはこれがなくてはつまらない。

20分遅れ那覇空港のオープンスポットへ。タラップを下で待っていたグランドホステスから手続き済みの搭乗券を受取り、与論行きの[External]RAC機DHC-8-103が隣に待ち構えていたので走ろうと思ったら、反対側に駐まっているバスへ案内される。

走って行った方が早いのに…と思ったが、いろいろと法規制の厳しい空港内。責任ある大人としてはルールには従わなければならないので、大人しくバスで100mほど移動してDHC-8-103(39人乗)へ乗り込む。

10分ほどしてから離陸。眼下に本部半島瀬底島を見下ろしながらのフライトは気分爽快。飛行高度が思ったより高かったのは残念だが、初プロペラ機である事も忘れてOM-1を窓の外へ向けていると、あっという間に与論へ到着。

JTA815 那覇 12:0512:25与論 12:4013:00(待ち合わせにより20分遅延) \7,350

【参照】
●JAL(日本航空) http://www.jal.co.jp/
バーゲンフェア(割引運賃のご案内)
●JTA(日本トランスオーシャン航空) http://www.jal.co.jp/jta/
●RAC(琉球エアコミューター) http://rac.churashima.net/


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~Stage.1 与論へ / 2006-10-18 (水)

与論空港には宿の女将さんがお迎えに来てくれていた。ちなみに与論での宿は島のほぼ反対側になる東区の[External]星砂荘を選んだ。与論空港や中心部である茶花からは7km以上離れているものの、赤崎海岸大金久海岸に近いのがポイント。

ハイビスカスと海
与論島にて

星砂荘 一泊二食\5,750
TEL:0997-97-3710 鹿児島県大島郡与論町東区616-3

部屋は2階の6畳和室。浴衣やタオル等も付いているし、部屋付きのTVや電話、エアコン、洗面台もあってドアも鍵付きと旅館並み。東洋の真珠と呼ばれて賑わった時代からの歴史があるだけにさすがにくたびれた感があるが、手入れが行き届いていて必要にして充分。

取り敢えず荷物を放り込んだあと、自転車を借りようかと思ったが半日借りるのは勿体ないので、短パンにサンダル履きで近くの海岸沿いをブラブラ散歩する事に。

色鮮やかに咲き誇るハイビスカスが南国ならでは異国情緒を醸し出し、魅惑的なまでに美しい青い海へと繋がる道は旅人を誘う。

与論にはもちろん泳ぐ気で来たのだが、今日は北東の季節風が強く(平均5.5m)波が立っていたので海に入るのを断念。赤崎海岸から百合ヶ浜まで砂浜を独り歩いて与論の青さを堪能した。

ちなみに最高気温は28.2℃。数字的には福岡より1℃程高いだけだが、まだまだ内地の真夏並みの強さで照りつける陽射しが容赦無い。肌を撫でる心地好い風に誤魔化されて気付かないのだが、油断しているとシャワーを浴びた時にガッツリ焼けている事を思い知る事になる。

夕食
星砂荘にて

夕食は特に豪華というものではなく、素朴な地元料理。焼魚はアゴ。いわゆるトビウオだ。刺し身は…忘れた。

手前の与論名物もずく酢は絶品。酢の物はそんなに好きじゃないのだが、これはウマかった。あと左上のが煮物で、これに汁物が付く。

中央の毒々しいまでに紫なのがドラゴンフルーツ。キウイっぽい感じで意外とあっさり。これもなかなかウマかった。

食後に流れで「与論献奉」(けんぽう)が始まる。それぞれの自己紹介を兼ねて客をもてなす風習だそうで、宮古島で言う「おとーり」の類だ。飲めないYANOさんにとってはあまり喜ばしくないイベントである。

今夜の同宿は来年の10月下旬に予定している修学旅行の下見で来られた高校の先生2名。240人余りの生徒はクラスの男女毎でこの東区一帯の民宿に分散する予定だそうで、今夜は先生方の歓迎と顔合わせを絡めた宴会ということだ。袖擦りあうも多少の縁、気楽なひとり旅も食事の時だけは大勢で賑やかな方が楽しい。また地元の人々と話ができる事は意外と少ないので、お言葉に甘えてそのままご一緒させて頂く事に。

ちなみに「与論献奉」(けんぽう)で振る舞われるのは、地元与論産の黒糖焼酎有泉(20度)との事。クセが無く呑み易かったが、やっぱり3周目以降は麦茶で勘弁して頂いた。(苦笑)

おかげで観光課の課長さんや観光協会の人まで仲良くなってしまった。

【参照】
●楽天トラベル http://travel.rakuten.co.jp/
与論 星砂荘
●与論町役場 http://www.yoron.jp/
●ヨロン島観光ガイド http://www.yorontou.info/
●与論島(パナウル王国)ガイド http://yoron.netbank.co.jp/
●与論情報サイト http://www.yoron.tv/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
与論島


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~Stage.1 与論一周 / 2006-10-19 (木)

今日は薄曇りで、昨日ほどでは無いものの相変わらず北東の季節風が吹いていて、海に入るのは危ないかも。つか、波が激しい時に入っても透明度が悪いので魚も見えないので意味ないし。

ジョークなヨロン駅
ヨロン駅にて

逆に自転車で遊ぶには陽射しの弱さはおあつらえ向き。というわけで、取り敢えず海に入れる用意をしつつ、自転車で島を一周する事にして星砂荘の女将さんにお願いすると、15分ほどで与論ホンダからママチャリを持って来てくれた。\1,300/日はちょっと高めかもしれないが、整備の行き届いた新品同様の自転車なので軽快そのもの。クソ重たいなんちゃってMTBより絶対お得だ。

与論ホンダ販売 8~18時まで\1,300
TEL:0997-97-3633 鹿児島県大島郡与論町大字茶花48-7

セオリーに従い時計廻りで一周スタート。少し内陸部を走る県道623号与論島循環線(通称一周道路)はアップダウンがあるので、サザンクロスセンターから海沿いに逃げる。

プラプラしながら何となくヨロン駅へ。ちなみにこのヨロン駅。駅名標以外にレールと車輪があるものの、昔に鉄道が走っていた名残とかいうのではなく、単なるジョークらしい。

ジョークとしてどうかはさておき、ここから見下ろすパラダイスビーチもなかなかキレイ。

魅惑の青さ
皆田海岸にて

その後もサンセットビーチから茶花海岸ウドノスビーチメーラビビーチ宇勝海岸寺崎海岸黒花海岸皆田海岸船倉海岸クリスタルビーチと海岸伝いに周る。

てか、書き出してみて改めてビーチの多さに驚いたりするのだがこれってどうよ? シーズンオフと言っても八重山だとどこかで誰かは見かけるものだが、どのビーチも誰も居なくてホントに静か。

しかも甲乙付け難く美しい青さ。色合いは汐の加減や陽射しの塩梅もあるのでどこが一番キレイなのかはその都度変るだろうが、今回は皆田海岸の風景が一番良かったかな。

もう一度海況の良い時にきて海の中を見てみたいところだ。

もずくそば
味咲にて

12時50分百合ケ浜入口に到着。ようやく味咲で遅めのランチにありつく。

チョイスしたのは名物「もずくそば」\650。てっきり土産物で売っている「もずくを煉り込んだそば」と思いきや、ここのは天然のもずくをガッツリとトッピングした独特のもので、そば自体は普通のそばだった。が、この天然もずくの歯応えが良くてウマい。ワカメとカニカマってのも蕎麦とは思えないトッピングだなぁ(笑)。

味咲(みさき) もずくそば\650
TEL:0997-97-4587 鹿児島県大島郡与論町古里79-5

午後からは百合ヶ浜へ。しかし、正確には大金久海岸で、本来の「百合ヶ浜」は「八重干瀬」のように干潮時にのみ現れる沖合の浅瀬だったりするのだが、今さらそういうヤボな事は言いますまい。

さすがに与論随一の観光スポットなだけあってこの時期でもグラスボートの案内所や土産物屋が出ていて、比較的賑やか。といっても商売人が居るというだけで雰囲気は相当まったりだ。

魅惑の青さ
シーマンズビーチにて

ここまで来ればほぼ一周したも同然。ちょっと海へ入ろうかとも思ったが、やっぱり風が強くて濡れるとちょっと肌寒そうなので、見送り。なに、明日があるさ。

というわけで、シーマンズビーチの東屋へ移動してお昼寝をむさぼる。やっぱりバカンスはこうでなくっちゃね。

16時頃には星砂荘に戻ってシャワーを浴び、しばしテラスでまったり。この時間でも外気温27℃とは言え、部屋の中より風のある外の方が涼しい。

今日の夕食はグルクンの唐揚と何かわからんお刺し身。それに今夜は宿のテラスで与論小学校の先生方のパーティーがあるという事から、特別メニューの海賊鍋と称した伊勢エビガッツリの味噌汁。何年ぶりかで忘れかけていた伊勢エビはやっぱりウマかった。

というわけで、食後はみんなでパーティーに参戦して「与論献奉」。校長先生がいいキャラしてたな~

星砂荘 一泊二食\5,750
TEL:0997-97-3710 鹿児島県大島郡与論町東区616-3

【参照】
●楽天トラベル http://travel.rakuten.co.jp/
与論 星砂荘
●与論町役場 http://www.yoron.jp/
●ヨロン島観光ガイド http://www.yorontou.info/
●与論島(パナウル王国)ガイド http://yoron.netbank.co.jp/
●与論情報サイト http://www.yoron.tv/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
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