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Last-modified: 2024-04-24 (水)


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~Stage.1 百合ヶ浜へ / 2006-10-20 (金)

与論最終日。昨夜半から今朝にかけて雨が少し降ったみたいだが、幸い天気は回復基調。風も収まっていよいよ海へGo!。

百合ヶ浜
百合ヶ浜にて

昨日赤崎海岸へ行った時にショップかりゆしで海中公園のシュノーケリングポイントまでボートで案内してくれると言われてたので、宿から泳げる恰好で歩いて赤崎海岸へ。ボート出してくれると言っても独りだとせいぜい油代にしかならないだろうし却って申し訳ないかなぁと思っていたのだが、ひとり旅の女性と一緒になる幸運に恵まれた。

ここ数日の波で砂が洗われたのか、船長も感心するほどの透明度。薄曇りながらも光が深くまで差し込んで魚がキレイに見える。八重山の海でもここまで透明度が高かった記憶は無い。波も穏やかなのでこれなら水中撮影問題無くできたかも!!と後悔したが、世の中そんなもんだなぁ。30分程シュノーケリングを満喫。

一旦赤崎海岸に戻ってひと休みした後、改めて沖合の百合ヶ浜へ。「百合ヶ浜」は「八重干瀬」のように大潮の干潮時にのみ現れる沖合の浅瀬なのだが、大潮の干潮なら毎回真っ白な砂浜が顔を出すというワケではない。

ちょうどバナナボートで来ていた先客が海に入っていたが、どうやら腰あたりの深さ…つか浅さになっているらしい。やっぱり今回もポスターのように陸地が顔を出すまでにはいかないようだ。

百合ヶ浜
百合ヶ浜にて

ちなみに大潮10月22日になるのは知っていたのだが、[External]気象統計情報の潮位表(奄美)によると行動可能な日中の干潮としては意外にも20日11:32の潮位59cmが一番良く引く時間だった(^^)v、という事がわかったのは帰ってきてから。

「運」はこういうところで使うものだ。

くれぐれも百合ヶ浜目的で行く人は事前に潮汐を調べてからスケジュールを立てましょう。なお奄美の潮位がそのまま百合ヶ浜の水深になるわけではないので念の為。正確なところは宿や観光協会に電話で確認した方が良い。快くコンディションの良い日を教えてくれるはずだ。

赤崎海岸に戻った後も14時頃まで近くの岩場で泳ぐ。海中公園ほどでは無いが、この辺りでも結構魚が観られるお手頃なポイントだ。しばしまったりした後、15時に撤収。一緒だった彼女がレンタカーで[External]プリシアリゾートに戻るという事だったので、与論空港まで便乗させてもらいタクシー代を浮かす。

DHC-8-103機内
[External]RAC、DHC-8-103機内にて

チェックイン、売店共に16時からだったので30分近く暇を持て余したが、思った以上に実り多かった第1ステージの余韻を反芻する為の有意義な時間であった。

同宿の先生方も同じ便で那覇へ移動という事から、与論空港で再会。関係各位もご挨拶に来られたのでYANOもついでにお別れのご挨拶を。「また来年の修学旅行にもオブザーバーとして来て下さい」と言われたが、そんなんアリですか?(笑)。

JTA820 与論 17:00那覇 17:35 \7,350

那覇では初めての[External]「ゆいレール」美栄橋へ。日本最南端の鉄道旅行は所要時間14分、\260。しかし、2両編成はモノレールと言うより路面電車の雰囲気。それはそれで良いのだけど。

豆腐チャンプルー
お食事処 みかどにて

今宵の宿は安宿CamCam沖縄。「モノレール美栄橋駅」と「泊港」の近くでドミトリー\1,500というのに魅かれて選んだのだが、長期滞在者が大勢いてちょっと入り辛い独特の雰囲気があり、居心地が悪かった。要するにハズレたという事。宿の当たり外れはよくある話でそれだけの事だ。と思ったが、もしかしてオレももう若くないって事なのかな?

2段ベットが連なるドミトリーはカプセルホテルのような雰囲気だが、隣のベットとの仕切りは思い切った簾(すだれ)なので、プライバシーも半透過。いびきも寝言も聞きたい放題だ。女性用専用の部屋も別にあるが、混成グループなどはこちらへ入る事が可能らしい。全館エアコン、シャワーやコインランドリー、冷蔵庫やコンロなどの自炊設備も完備。談話室にはTVやYahoo!BB接続済みのパソコンもあり、設備的には充分合格。

ちなみにこのパソコンはmixiにログインしっぱなしで放置されていたのだが、500万人の巨大さが秘める危うさの一端を垣間見た気がした。もちろん理屈ではわかっちゃいたけど、現実にこれほどぞんざいに存在するセキュリティホールを目の当たりにすると、目を疑いたくなるほど衝撃的だった。

気を取り直して夕食はR58沿い松山2丁目お食事処 みかど豆腐チャンプルー。ご飯とスープが付いて\500だったかな?お手頃価格とは裏腹に結構なボリューム。相変わらず沖縄の定食はコストパフォーマンスが高い。特にこのお店はその上24時間営業というのだから恐れ入る。

お食事処 みかど 豆腐チャンプルー\600
TEL:098-868-7082 那覇市松山2-4-14

騒々しさとエアコンの寒さに耐えながら、今宵は辛抱の一夜。

【参照】
●与論町役場 http://www.yoron.jp/
●ヨロン島観光ガイド http://www.yorontou.info/
●与論島(パナウル王国)ガイド http://yoron.netbank.co.jp/
●与論情報サイト http://www.yoron.tv/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
与論島 >> 百合ヶ浜
●ゆいレール(沖縄都市モノレール) http://www.yui-rail.co.jp/
●CamCam-カムカム沖縄安宿サイト http://www.camcam-okinawa.com/


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~Stage.2 ケラマ阿嘉島へ / 2006-10-21 (土)

7時起床。顔を洗って髭を剃った後狭い2段ベットで静かに着替え。宿代の支払は受付時に済ませてあるのでそのまま出発。

ポークたまご
お食事処 みかどにて

取り敢えずR58沿い松山2丁目お食事処 みかどへ。だってしょうがないじゃないか、腹が減っては何とやら。朝なのでポークたまご。ご飯とスープが付いて\500だった気がする。

これも沖縄名物のB級メニュー。ポークランチョンミートのしょっぱさが気になる状況になってしまったのは残念だが、たまに喰うくらいは許容範囲だろう。

お食事処 みかど ポークたまご\500
TEL:098-868-7082 那覇市松山2-4-14

8時過ぎにリスタート。そのままR58沿いに歩いて慶良間諸島行きの船が出る泊港へ。

窓口に行くと先客が2名。話を聞くとなんと「キャンセル待ち」らしい。あた~(>_<) そういえば今日は土曜日だった。シーズンオフとは言え[External]バーゲンフェア期間中の週末。那覇から1時間ほどで行けるケラマだけにそれなりに賑わうであろうことは昨夜てこずった阿嘉の宿確保で思い知ったはずなのに、ボーンヘッドだった。

まぁ高速艇がダメなら1時間後のフェリーで行けばいいか、と考え直していたら案ずるより何とやら。パッケージツアーで押さえられていた席が解放されて無事に席を確保できひと安心。

村営とバカにできない大きさの高速艇だがやはりほぼ満席に。寝る子も起きるような穏やかで青い海を滑るように走って40分ほどで慶良間諸島へ。まずは最も大きな集落が控える座間味港を経て、目的地の阿嘉港10時10分到着。

座間味村営高速船 クィーンざまみ3 那覇泊港 09:00阿嘉港 10:10 \2,750

ここでは自力で歩いて直接民宿 辰登城へ。徒歩1分ほどの距離で、鉄筋コンクリ3階建の建物は目立つのですぐにわかる。早い時間だがそのままチェックインして6畳ほどの和室へ案内された。建物そのものが比較的新しいので部屋もキレイ。TVはもちろんエアコンも無料で使える。昨夜は4軒目にしてようやく確保できた宿だが、意外に空いていて宿泊客は他に8人ほどらしい。

阿嘉島西岸の海
阿嘉島西岸の海

レンタサイクル無料という事なので取り敢えず借りて、「何とかと煙は…」のセオリーに従い[External]中岳展望台へ。が、このレンタサイクルは「サビサビのなんちゃってMTB」。登りに入ると途端に重さが足に来て3/4は押して登る羽目に陥ってしまう。またブレーキもかなり効かないので気をつけろ!

てか、街乗りと割り切って使わないとダメでしょう…

苦行の果てに標高100mちょいの[External]中岳展望台からは意外と急峻で緑濃い慶良間諸島の島々を一望。世界のダイバーにケラマブルーと称えられる蒼い海が神秘的ですらあり、どことなく小笠原を髣髴とさせる雰囲気がある。残念ながら生い茂った木々が微妙に邪魔で写真写りは途中から見下ろした西岸の方がキレイだったが、20分ほど景色を独り占めした。

ホントはこの道のさらに先、阿嘉島西岸の後原(クシバル)まで行こうかと思っていたのだが、この山をまた登って戻らにゃならんのかと思うと甘い考えだった事を痛感。腹が減っては何とやら。ランチタイムである事をこれ幸いと、阿嘉港周辺の集落へ戻る事に。

登りもしんどかったが、効かないブレーキとすり減ったタイヤでの下りもなかなか厳しい。最初から最後まで悲鳴のような音をものともせずフルブレーキングで激走し、10分ほどで無事下山。

集落と言えどもお昼の選択肢は片手で余る程しか無いので、商売気満々の幟が目に止まったシーサイドカフェ ファンファンへ入り、タコライスセットをオーダー。普通と言えば普通だが、シーズンオフの阿嘉島で普通のタコライスが喰える事自体が貴重だ。ドリンク付き\800というプライスも充分良心的。断続的に出前注文も入っていたので結構人気らしい。

シーサイドカフェ ファンファン タコライスセット\800
TEL:098-896-4445 座間味村阿嘉71

ニシハマ
ニシハマにて

与論島と比較して気温はほぼ同じ。肌を撫でる風も同様に心地好いのだが、体感陽射しは一段と強烈。緯度は1°も違わないハズなのだが気のせいか? やっぱり日焼け止めを持ってこなかったのは失敗だったかな、とじっと腕を見る。

済んだ事を悔やんでも仕方がない。どうで今さらお肌の曲り角を心配したところで手遅れ。つか、そういうキャラじゃないし。暑いんだから泳がないと。と、なんちゃってMTBにムチ打って…も浄水場の丘は登れなかったので潔く押したのだが。結局、集落から10分ほどでニシハマへ。

ちなみに北浜と書いてニシハマと読むのは沖縄のセオリーなので憶えておくように。ここ、試験に出るからね。(何の?)

さてこのニシハマ。慶良間諸島でも一番の美しさを誇るビーチという事で有名。ニシハマと言えば波照間島のニシハマを思い浮かべるのだが、どちらもそれぞれ違った美しさと雰囲気があり観る者を虜にする青い海である事には間違いない。

ニシハマ
ニシハマにて

敢えて言うならば波照間島は心洗われる「純粋な青」。阿嘉島は心熱くする「情熱の青」。与論島は心和ます「癒しの青」かな。全くもって甲乙付け難い圧倒的な景色の前には、カメラのフレームがいかに役立たずか思い知る事になる。

但し、水中に入ると阿嘉島ニシハマはダントツの美しさ。波照間と違ってサンゴがしっかり活きていてイソギンチャクも多い。て事は魚も多いワケで、膝くらいの水深でもクマノミやツノダシ等から1m以上のブダイまで色鮮やかな魚達が数多く観られる。特に昨日の与論同様に透明度が高く感動的な風景を観せてくれる。「なんで水中デジカメ持ってこなかったかな…(;_;)」と後悔後を断たないほど。

2本泳いで取り敢えず大満足。明日の楽しみもとっておかないと…となんちゃってMTBを飛ばして集落へ。シャワーを浴びた後、集落内をお散歩してこの日はお終い。

民宿 辰登城 一泊二食\6,300
TEL:098-987-3557 座間味村阿嘉前原11

【参照】
●座間味村 http://www.vill.zamami.okinawa.jp/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
阿嘉島 >> ニシハマ


[一語一絵/旅日記/与論ケラマ2006秋]

2006年秋休み~Stage.2 座間味日帰り / 2006-10-22 (日)

今朝も7時起床。今日は座間味島へ行ってみようと思うので、8時半阿嘉港へ。

天城展望台からの風景
天城展望台にて

阿嘉港座間味港を4往復する村営航路に乗ろうと思っていたのだが、[External]沖縄離島情報9時20分発だったダイヤがなんと8時に変っていた…しかも、次のフェリーざまみ11時45分と3時間もある(;_;)。

というわけで、思いがけず午前中は阿嘉島フリータイムとなったのだが、今からニシハマで泳ぐのもあれなので、またまた集落をのんびり散策する事に。まぁ、そもそもバカンスとはこういうものだ。予め決めたスケジュール通りに消化するだけでは観光ツアーと変わらない。アクシデントも旅の醍醐味と楽しむのが肝要だ。

昨日行かなかった天城展望台や、前浜でまったりして暇を潰す。海ではダイビング船がプカプカ浮かんで気持ち良さそうだ。

お昼はどうしようかなぁ?と思ってたら、いつの間にか11時過ぎてた。時計を見るクセが無くなってきたので、危ないとこだった。阿嘉港に戻ってフェリーざまみに乗船。

座間味村 フェリーざまみ 阿嘉港 11:45座間味港 12:00 \300

古座間味ビーチ
古座間味ビーチ

座間味島での目的は座間味一のビーチである古座間味ビーチ。歩いても行けない距離では無いが、やっぱりひとつピークがあるらしい。10時前に行ってたのならばそれもアリだったが、できるだけ太陽高度が高いうちに行っておきたいので、30分置きに走っている村内輸送のマイクロバス\200で移動。

ハイシーズンには相当な混雑であまり評判が良くない古座間味ビーチだが、さすがにシーズンオフなので静かなものだ。それでも与論阿嘉島ではあり得なかった人出で賑わっているのはさすがと言えよう。

海中もなかなか魚影も多いが、活きているサンゴは少ないのでニシハマ程ではない。比較的大きめの売店もあり、船の便や港からの距離を考えると人気が出るのも納得だ。プライベートビーチよろしく静かな浜辺でまったりくつろぐのもいいが、それなりに賑わっているビーチも華やかで良いものだ。浜辺でも目の保養になるし(笑)。

古座間味ビーチ
古座間味ビーチ

14時を過ぎると次第に寒くなってきたので、ひなたぼっこした後に14時半撤収。ちなみにシャワーは\300。コイン式じゃないので慌てる必要が無い分いいかも。

ウッドデッキでビーチを眺めながら焼きそば\500で遅いランチにした後、再び村内輸送のマイクロバス\200で集落へ移動。時間はたっぷりあったので歩いても良かったかな、とは思ったものの、相変わらず容赦無い陽射しがそれを許さなかった。泳いでた時はもう寒かったんだけどなぁ。

阿嘉港行きの村内航路は17時半発。まだまだ時間は2時間以上あるので集落を散策。観光地化されていると揶揄される座間味島だが、阿嘉島よりはお店が多いなぁという雰囲気。ピークさえ外せばのんびりしたものだ。

焼きそばだけでは満たされなかったので、パーラーざまみてりやきバーガー\300を査収。「チンするから少し待って」と言われてメーカー製の冷凍食品かと思ったがさにあらず。造り置きなれど手作りのものらしく、意外に上出来。充分ウマかった。

標高137mの高月山展望台にも行こうかと思ったが、すでに陽も傾いてきたので時既に遅しというわけで行かなかったのは後付けの言い分け。桟橋に腰かけてブルーシールアイスを頬張たら、もう精力的に歩きまわるのもバカバカしくなってきたというのが正直なところだ。

夕陽に向かって疾走
村内航路「かしま」より

そんな気になる秋休み5日目、怠け者恐るべし

村内航路「かしま」は6人も乗ればいっぱいか?というくらいのモーターボート。446tの「フェリーざまみ」で見下ろした景色を、4.8tの「かしま」からは水面すれすれに見るというのも一興だ。

阿嘉大橋越しに見る夕陽が美しかった。

座間味村村内航路「かしま」 座間味港 17:30阿嘉港 17:45 \300

夕食は何だったかなぁ?グルクンの唐揚とか、普通の沖縄料理で普通にうまかった気がする。

民宿 辰登城 一泊二食\6,300
TEL:098-987-3557 座間味村阿嘉前原11

【参照】
●座間味村 http://www.vill.zamami.okinawa.jp/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
座間味島 >> 古座間味ビーチ