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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/旅日記/2009新春合掌民宿]

五箇山合掌集落 / 2009-01-03 (土)

個別記事で航跡ログが表示されます

旅人の仕事始めは[External]世界文化遺産としても知られている[External]白川郷・五箇山の合掌造り集落へ。

というわけで[External]名鉄バスセンターから8時発の[External]都市間高速バス 高岡・氷見線に乗車。一人\3,500也。

名古屋から五箇山まで[External]Googleマップの乗換案内によると高速道路を乗り継いで186km程度。ただ大雪になって高速が通行止になってしまうと「不案内な土地」の「慣れない雪道」で「時間に追われる」のは避けられない。なんせ最後は空路頼みなので、たったひとつのトラブルが命取りになる。

で、正月早々リスクとお近づきになるのは避けたい事から万全を期して公共交通機関をチョイスしたのだが、アテにしていた白川郷行きのバスは12月から冬期運休中。代わりに名古屋から砺波まで行って戻るルートがあるのだが、移動距離が延べ250km程度に伸びる上、一宮[External]名古屋高速を降りて名鉄岐阜に寄ったりするので、時間が掛かる。

尤も、白川郷行きのバスも7月5日に東海北陸自動車道が全線開通した事を無視するかのように[External]荘川ICからR156に降りて平瀬温泉に寄っていたので、3時間ほど掛かっていたのだが。

東海北陸自動車道の雪景色
11:11 東海北陸自動車道にて

もう一つ高山経由で白川郷へ乗り継ぐ手もあるが、いずれも8~9時頃に出て14時頃に着くのは変わらない。いずれにしろ名古屋からバスで五箇山へ行くのは、移動だけで結構な時間が費やされるという事であり、186kmの実距離以上に遠い場所だった。

逆に金沢から白川郷北陸自動車道東海北陸自動車道の74.2kmを1時間15分で結ぶバスが1日3便あり、意外に便利な事を記しておきたい。

さて東海北陸自動車道[External]高鷲IC以北で滑り止め規制が出されていたものの雪は舞う程度。バスは概ね80km/h程度の速度を維持して順調に走行。

[External]福光ICを過ぎると積雪もほとんど見えなくなり、[External]小矢部砺波JCTから[External]北陸自動車道に入って、[External]砺波ICを出るとまもなく砺波駅南だ。定刻より早い11時52分着。

駅前で腹ごしらえでもしようと思ったが、見事なまでの閑散っぷりに駅裏だと判断。乗り継ぎの[External]小牧・大牧温泉・五箇山・白川郷方面バス乗り場も見当たらないので駅の反対側へ移動。予想通りバス乗り場は見つかった

菅沼合掌集落
14:17 菅沼合掌集落にて

結局数えるほどしかない駅前の飲食店は全てお休みで、少し歩いてみたもののコンビニも見当たらない有様。そんなわけで昼食は断念し、せめてもの腹の足しにとタイ焼きを査収したものの、これまたすこぶる残念な出来映えに激しくガッカリ。

まだ先は長い、と気を取り直して12時34分発の「荻町神社行き」バスに乗車。床が板張りのバスには久しぶりに乗ったね。城端に入ると窓の外は次第に雪景色に変わり、テンションアゲアゲに。バスは、定刻の14時01分菅沼着。一人\1,550也。

しばし都会の喧噪を忘れ、古き良き[External]菅沼合掌集落を1時間ほど散策。大晦日、元旦の2日間で積もった屋根の雪は充分とは言えないが、やっぱり合掌集落はこの季節の方が風情があり、どこを向いても雪化粧した山々が背景に入り、見事な画になる。

これでこそ、来た甲斐があったというものだ。観光客も思ったほど多くなく、満足。

さて今宵の宿、"合掌民宿"[External]勇助のある相倉へは15時47分発の「高岡行き」バスに乗れば良いのだが、相倉口で下車してから荷物を抱えて10分ほど登り坂を歩かなければならない。

また傾いてきた陽射しを考えると撮影には1分でも早く着いた方が良いので、タクシーで行く事にして五箇山タクシーを呼ぶ。

待つ事15分ほどで到着。15時30分菅沼を出て15時45分相倉着。10.4km、14分のドライブは\4,160也。迎車料金\100含む。

相倉合掌集落の雪景色
16:47 相倉合掌集落にて

早速[External]民宿 勇助にチェックイン。

温かいお抹茶で一服した後、ゴム長を借りて雪中散策。R156沿いの[External]菅沼集落よりちょっと入り込んでいるおかげで観光客も皆無で、実に風情豊かでいい感じだ。

どこを向いても画になるので困っていると、16時半頃には薄暗くなり、慌てて人形山展望台へ。

17時頃には完全に日没。必死で灯りが点った合掌集落を撮りながら、慌ただしく宿へ戻って檜のお風呂に入浴。

18時より囲炉裏を囲んで夕食。岩魚の塩焼きや山菜の天ぷら等、山の幸から富山湾で上がる海の幸まで、素朴な田舎料理がこれでもかというほど盛りだくさんで実にうまかった。

食後も22時の消灯まで囲炉裏の傍らでお茶を飲みながらまったり。同宿だった香川からの若者二人連れとも話が弾んだね。

1時間もすると煙で目が痛くなってしまうのが難だが、やっぱり風情ある囲炉裏の雰囲気はイイ。無論、自分の家だと難儀だけど。

案内された部屋は1Fの奥にある4畳半程度。まぁ、もっぱら囲炉裏の傍らでくつろいでたので、部屋は着替えと寝るだけなので充分な広さだ。

"合掌民宿" [External]勇助 1泊2食 大人\8,700/人(冬季料金)
富山県南砺市相倉591 TEL:0763-66-2555

あと、意外にも[External]WILLCOMのPHSも使えたよ。

【参照】
●名鉄バス http://www.meitetsu-bus.co.jp/
名鉄バスセンター
●岐阜バス http://www.gifubus.co.jp/
都市間高速バス:高岡・氷見線
●加越能バス http://www.kaetsunou.co.jp/
小牧・大牧温泉・五箇山・白川郷方面
●民宿 勇助 http://ww2.ctt.ne.jp/~dhayashi/
●相倉合掌造り保存財団 http://www.g-ainokura.com/
●五箇山 合掌の里 http://www.gokayama.jp/
●五箇山観光協会 http://www.shokoren-toyama.or.jp/~gokayama/
●南砺市 http://www.city.nanto.toyama.jp/
越中五箇山相倉集落
越中五箇山菅沼集落
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
東海北陸自動車道
白川郷・五箇山の合掌造り集落


[一語一絵/旅日記/2009新春合掌民宿]

白川郷へ / 2009-01-04 (日)

個別記事で航跡ログが表示されます

朝7時に起きて、靄が降りて幻想的な佇いの合掌集落を少し散歩。刻一刻と明るくなる上空には時折青空が覗く。

朝陽を受けた山並みが思い出したように輝くのがなんとも神秘的な雰囲気だ。

朝食も田舎料理だが、ボリュームたっぷり。お正月らしくお雑煮まで付いてたよ。

名残惜しみつつ、9時[External]勇助をチェックアウトし、カメラを片手に相倉口バス停まで歩いて10分ほど。

9時16分発の[External]小牧・大牧温泉・五箇山・白川郷方面バスに乗り、白川郷へ。

勇助の朝食
08:01 勇助にて

今日も路面コンディションは良く、庄川を右に左に見ながらR156を快調に南下。

結果的には雪は殆ど降らず、また道路は完全に除雪されててスタッドレスならへなちょこドライバーでも全然いけそうな気配だ。ここまで2人分の交通費が\15,000以上かかっている事を考えると、雪さえ降らなきゃレンタカーの方が明らかに合理的かつ経済的なので、次の機会があれば天気と相談して積極的にトライしたい。

さて10時過ぎに終点の「荻町神社前」で下車。言わずと知れた[External]白川郷だ。

何はともあれ神社にご挨拶を済ませた後、カメラを構えつつ集落内を散策。相倉程ではないが、それなりの積雪が残っていて、いい雰囲気。時折木の枝から降ってくる落雪の音に、なぜか春の気配を感じるのが妙だが(笑)

有名な城山展望台への登り口に辿り着いたら、冬は積雪の為に歩道閉鎖との事。積雪や凍結している恐れはなかったので、車道を遠回りして行く事に。

荻町合掌集落
11:31 岐阜県白川村荻町にて

11時頃に城山展望台着。30分歩いた甲斐のある展望が待っていた。

行きがけに何度も追い越されたシャトルバスが[External]金沢行き特急バスの乗り場である「村営せせらぎ公園駐車場」まで行く事がわかったので、帰りはシャトルバスで楽する事に。

11時58分頃に城山展望台を出発し、わずか10分ほどで「村営せせらぎ公園駐車場」へ到着。特急バス乗り場や[External]白川郷 合掌造り 民家園が隣接する事もあり、道の駅的な飲食店などもあって賑わっているだろうと思いきや、選択の余地無し。

躊躇しているとまた喰いっぱぐねるので[External]御食事処 古太神(こだいじん)へ。\1,000超の「飛騨牛肉うどんセット」を所望したが、一口喰っただけで「これが飛騨牛かねぇ…?」という感じ。まぁ、世界に冠たる観光地ですからしょうがないですね。

食後、1時間ほど土産物屋を冷やかしたり、葉書をしたためたりしながらのんびりしてたら、[External]金沢行き特急バスの時間に。

金沢兼六園
16:02 金沢兼六園にて

バスは定刻通り13時50分白川郷せせらぎ公園駐車場を出て、15時05分に金沢駅着。一人\1,800也。

福岡行きANA319便に合わせた[External]小松空港連絡バスが17時発である事から、ここで2時間弱の時間ができたので、荷物をコインロッカーに預けて\100[External]兼六園シャトルバスに飛び乗る。

買い物客で賑わう香林坊を抜け、ちょうど16時[External]兼六園へ。雪がひとかけらもなくってガッカリだが、この季節の風物詩「雪吊り」は見られたので、良しとしよう。

16時27分撤収。道路の混雑と[External]兼六園シャトルバスが遠回りで思いがけず30分もかかった為、帰路は安全策でタクシーをチョイス。金沢駅まで3.4km、10分の行程は\1,340だった。

すぐさま金沢駅西口のバス乗り場へ移動し、16時55分発の[External]空港連絡バスに無事乗車。[External]北陸自動車道を順調に走り、定刻通り17時35分[External]小松空港着。スーパー特急の所要時間40分、\1,100/人。

福岡行き[External]ANA319便の航空券は、ヤフオクで落札した株主優待券を使って半額の\18,050/人で購入できた。二人分で差し引き\27,000分ほど得してる勘定なので、[External]ANAに献上する分をバス・タクシー代として地方に落したという事で気持ち良く締めくくる事にしよう。

【参照】
●民宿 勇助 http://ww2.ctt.ne.jp/~dhayashi/
●加越能バス http://www.kaetsunou.co.jp/
小牧・大牧温泉・五箇山・白川郷方面
●岐阜県白川村 http://shirakawa-go.org/
●白川郷観光協会 http://www.shirakawa-go.gr.jp/
●濃飛バス http://www.nouhibus.co.jp/
●石川県 http://www.pref.ishikawa.jp/
特別名勝:兼六園
●北陸鉄道 http://www.hokutetsu.co.jp/
兼六園シャトル
小松空港連絡バス
●小松空港 http://www.komatsuairport.jp/
●ANA http://www.ana.co.jp/
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
東海北陸自動車道
北陸自動車道
白川郷・五箇山の合掌造り集落