与論空港には宿の女将さんがお迎えに来てくれていた。ちなみに与論での宿は島のほぼ反対側になる東区の星砂荘を選んだ。与論空港や中心部である茶花からは7km以上離れているものの、赤崎海岸や大金久海岸に近いのがポイント。
与論島にて |
星砂荘 一泊二食\5,750
TEL:0997-97-3710 鹿児島県大島郡与論町東区616-3
部屋は2階の6畳和室。浴衣やタオル等も付いているし、部屋付きのTVや電話、エアコン、洗面台もあってドアも鍵付きと旅館並み。東洋の真珠と呼ばれて賑わった時代からの歴史があるだけにさすがにくたびれた感があるが、手入れが行き届いていて必要にして充分。
取り敢えず荷物を放り込んだあと、自転車を借りようかと思ったが半日借りるのは勿体ないので、短パンにサンダル履きで近くの海岸沿いをブラブラ散歩する事に。
色鮮やかに咲き誇るハイビスカスが南国ならでは異国情緒を醸し出し、魅惑的なまでに美しい青い海へと繋がる道は旅人を誘う。
与論にはもちろん泳ぐ気で来たのだが、今日は北東の季節風が強く(平均5.5m)波が立っていたので海に入るのを断念。赤崎海岸から百合ヶ浜まで砂浜を独り歩いて与論の青さを堪能した。
ちなみに最高気温は28.2℃。数字的には福岡より1℃程高いだけだが、まだまだ内地の真夏並みの強さで照りつける陽射しが容赦無い。肌を撫でる心地好い風に誤魔化されて気付かないのだが、油断しているとシャワーを浴びた時にガッツリ焼けている事を思い知る事になる。
星砂荘にて |
夕食は特に豪華というものではなく、素朴な地元料理。焼魚はアゴ。いわゆるトビウオだ。刺し身は…忘れた。
手前の与論名物もずく酢は絶品。酢の物はそんなに好きじゃないのだが、これはウマかった。あと左上のが煮物で、これに汁物が付く。
中央の毒々しいまでに紫なのがドラゴンフルーツ。キウイっぽい感じで意外とあっさり。これもなかなかウマかった。
食後に流れで「与論献奉」(けんぽう)が始まる。それぞれの自己紹介を兼ねて客をもてなす風習だそうで、宮古島で言う「おとーり」の類だ。飲めないYANOさんにとってはあまり喜ばしくないイベントである。
今夜の同宿は来年の10月下旬に予定している修学旅行の下見で来られた高校の先生2名。240人余りの生徒はクラスの男女毎でこの東区一帯の民宿に分散する予定だそうで、今夜は先生方の歓迎と顔合わせを絡めた宴会ということだ。袖擦りあうも多少の縁、気楽なひとり旅も食事の時だけは大勢で賑やかな方が楽しい。また地元の人々と話ができる事は意外と少ないので、お言葉に甘えてそのままご一緒させて頂く事に。
ちなみに「与論献奉」(けんぽう)で振る舞われるのは、地元与論産の黒糖焼酎有泉(20度)との事。クセが無く呑み易かったが、やっぱり3周目以降は麦茶で勘弁して頂いた。(苦笑)
おかげで観光課の課長さんや観光協会の人まで仲良くなってしまった。
【参照】
●楽天トラベル http://travel.rakuten.co.jp/
┗与論 星砂荘
●与論町役場 http://www.yoron.jp/
●ヨロン島観光ガイド http://www.yorontou.info/
●与論島(パナウル王国)ガイド http://yoron.netbank.co.jp/
●与論情報サイト http://www.yoron.tv/
●沖縄離島ドットコム http://www.ritou.com/
┗与論島