南の島と言えばこれまで必ず水中撮影にトライしていたのだが、今まで一度も芳しい成果を得られなかったので今回は伝統的なフィルムカメラOM-1での風景撮影にトライした。
OM-1とVelvia[RVP] |
25年来の付き合いになるOM-1だが、実際に撮影するのは数年ぶりだ。というわけで、せっかくなので気合を入れてFUJIFILMのVelvia[RVP]をチョイス。プロ用の超高彩度リバーサルフィルムである。
さてこのリバーサルフィルム。ラチチュードが極めて狭いというナーバスな特性からプロ用と言われているのだが、実売価に至っては36枚撮りで980円と一般的なネガフィルムのせいぜい3倍程度でしかなく、ある意味お手軽にプロ気分を味わう事ができる。
もちろん、ナーバスな性格なのでなかなか思ったような画を再現させるのは難しいが、運良く当れば撮影者を激しく勘違いさせる程の感涙ものの画を再現する。なおVelvia[RVP]はISO感度が僅か50しかない事から、更にシチュエーションを選ぶもののバクチ度は高い。
そんな気紛れで選んだVelvia[RVP]だが、その筋の噂通り製造終了となった事が発表されてしまった。代替品が開発されるという事だが、銀塩フィルム全体の先細りは如何ともし難いだけに流通ルートの方が心配だ。
ちなみに、現像はマウント料込みで970円@ヨドバシ博多。ついでにCD-R書き込みも頼んだのだが、こちらが大誤算。朝出して18時半引き渡しというスピード仕上げは天晴だったが、基本料金735円にコマあたり84円を加算。合計3,843円の料金で解像度はネガと同じ1840x1232という解像度にはちょっとガッカリ。
とりあえずの使用目的である画面確認やWeb素材にはこれで充分なのだが、掛ったコストを考えると何とも残念な思いが残る。CD-R作成はフィルム1本分600円程度で済むネガの方がお得という事を憶えておこう。
肝心の画像は、ちびちび公開予定。f(^^;;
【参照】
●FUJIFILM http://fujifilm.jp/
┣リバーサルフィルム http://fujifilm.jp/personal/film/reversal/
┗フジクローム Velvia II(仮称)の開発および発売について 2006年10月20日