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Last-modified: 2024-05-07 (火)


[一語一絵]

エメラルドグリーンの熱い風 / 2003-02-28 (金)

今朝はいい天気の予感。意気揚々とスタートしたもののいきなりミステイク。幸い悪影響は無かったとは言え、自らの不用意な振舞いが原因なので多少なりとも凹む。それはそれとして、落ち込んでてもしょうがないので気を取り直してR58を北上。名護「A&W」でダイナミックバーガーコンボ630円也で、コーヒーをお代わりしてまったり朝食。北上するとともにまたしてもだんだん雲行きが怪しくなり、辺戸岬では一縷の望みも無い空模様にまたしてもテンションダウン。やっぱりツイてないか?

ANA万座ビーチホテルを望む
万座ビーチにて

東海岸は雨降ってそうなので来た道を大人しく戻る。名護市に戻る頃には青空が見え始めテンション上向き。正午前に名護「宮里そば」で三枚肉そば500円。見事な濃いめのスープがトンコツと鰹の絶妙なバランスでウマかった。とろける三枚肉も絶品。イチオシ。

取り敢えずお腹も満足したんで瀬底島へ。瀬底大橋から見下ろした瀬底ビーチエメラルドグリーンに輝いててめっちゃキレイ。それから海洋博記念公園へ…行く前に本部町「きしもと食堂」でまたしてもそばを喰うべし。さすがに今度は小450円をチョイス。昔ながらのカンスイではなく灰汁(アク)を使った手打ち麺という事でそれなりにウマいのだが、スープとのバランスがもうちょっとのような。三枚肉もパサパサ系で硬かった。客は多かったが好感度イマイチかなぁ。

国営海洋博記念公園へ。世界一の巨大水槽を売り物に昨年オープンした「美ら海水族館」がある場所だ。が、水族館はひっきりなしに人が入って行くのでパス。せっかくいい天気なのでその先の海へ…と思ったのだが結局あまりに暑くて断念。20分ほどで撤収する。我ながら何しに行ったんだか。

今度はヤンバルの森の中を抜けて三度名護へ。と思ったら「山原そば」発見。またしても三枚肉そば小400円をチョイス。「宮里そば」のをあっさりさせた感じ。三枚肉は柔らかい中に脂身にもしっかりした歯応えを残してありこれもまたウマい。でもさすがにもういっぱいいっぱいで〜す。

名護を抜けた後は適当に写真を撮りながら西海岸沿いに南下。リーフに閉ざされた浅瀬はことごとく鮮やかなエメラルドグリーンの輝きを発している。解ってはいたものの陽射しがあるか無いかで昨日と同じ場所とは思えない雰囲気の違いに改めて驚嘆。さすがに泳いでいる人こそまだ居ないが万座ビーチではジェットスキーやパラセールなどのマリンスポーツに興じる風景がチラホラ。さすがマリンリゾートのメッカ。こちらはアイスを片手に眺めるだけだが。見てるだけでもちょっとリッチな気分。

今宵の宿は「ANA万座ビーチホテル」からクルマで10分ほどの「南恩納トロピカルユース」。素泊り2,700円也。チープに近くの食堂で「とうふチャンプルー」600円を喰って帰ったが、結局夕日は雲の中。

今日は暑くなる事を見越してジャケットの下はTシャツ一枚になっているのだが、それでも午後からはちょっと動くと汗が吹き出す陽気だった。でも雨降って涼しいくらいなら、汗だくでもおっけ〜。アイスがウマいし。そういえば昨日は梅雨、今日は真夏の雰囲気。季節が駆足で過ぎ去って行く....。明日は早くも秋の気配なんて事にはならないように。

カバーフォトとミスマッチなのは勘弁願います。(^^;;


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

沖縄最北端 / 2003-02-28 (金)

やんばる国道58号線(p2280054.jpg)
2/28 09:43 国頭村宇嘉にて

南恩納トロピカルユースホステルを7時15分にスタート。名護「A&W」で朝食を済ませた後は沖縄最北端の辺戸岬へ向かって北上。

晴れ時々曇りの予報とは裏腹にスッキリしないどんよりとした天気。南西諸島にしろ小笠原にしろ南の島の天気予報はなかなか当らない。本土と違って偏西風による遷移が少ないし、海に囲まれて周囲の観測網が脆弱な上に海流による影響もあり、まだまだ分からない事が多いのだそうだ。

トロピカルな沖縄の海と言えども曇り空では日本海のシックな風景にしか見えず、休憩もそこそこにどんどん走る。沖縄は渋滞が激しいと聞いていたがさすがに名護から北ではクルマは少ない。などと油断していると、おじぃおばぁの運転する走るシケインが出現するので要注意。文字通り「妖怪とうせんぼジジイ」だ。まぁこの辺りならばせいぜい近くの畑までで遠くまでドライブするワケではないので大人しく後を付いて行くのだが、那覇周辺とか南部の方で出会うとえらい事になる。

う~ん、長寿社会も考えものかも?

スクールバス(p2280061.jpg)
2/28 10:16 辺戸岬にて

辺戸岬の直前で追い付いた黄色いバス。なんだろう?とか思ってよ~く見たらアメリカンスクールのスクールバスだった。いわゆる遠足だねぇ。

ちなみにナンバーは米軍用のものが付いていたので学校は米軍基地内にあるのだろう。辺戸岬に着いたら高校生か!?と思うようなヤンキー兄ちゃん姉ちゃんが降りてきたが、生意気にも英語をしゃべってやがるし....。

さて沖縄最北端の辺戸岬から北を向くと約25km離れた与論島がうっすらと見えるのだが、向こうは鹿児島県。戦後の占領時代にはここで祖国復帰を願ってかがり火を焚いたそうだ。こうして当時アメリカだった場所からアメリカ人の高校生と並んで日本を観ているのだなぁ…

でもよく考えたら与論島はまだ行った事無いし、なんか複雑な心境だ。

ちなみに風景的には辺戸岬より茅打ちバンタの方が見晴らしが良い。

やんばる国道58号線(p2280068.jpg)
2/28 10:58 大宜味村にて

元々は時計回りに東海岸を下ろうと思っていたのだが、雲行きが怪し過ぎるのでR58を戻る。と、おあつらえ向きに青空が広がってゴキゲンフィールも急上昇。

クルマとかたまって走ってたら後方から救急車が接近。なかなか先行車が速度を下げる気配を見せないので先に路肩に寄せて停まると、後ろのクルマがひょいと追い越して行った…。そして徐行すらせずに40km/hくらいに落しただけで先に行かせた。う~ん、確かに対向車は来てないので追い越せるとは言えそれはあんまりでは!? 恐るべし沖縄。

名護でも前を走っていたクルマを運転してた女性がタバコの空き袋やら吸い殻やら窓からポンポン捨ててたし、船員が吸い殻を海に捨ててたのも何度も見たなぁ....。見慣れてしまってありがたみをつい忘れてしまうのだろうが、せっかくの美しい故郷は大事にして欲しいと切に願う。

【参照】
国頭村
沖縄タイムス
4・28かがり火交流/与論島と辺戸岬


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

沖縄そば地獄 / 2003-02-28 (金)

宮里そば(p2280072.jpg)
2/28 11:55 宮里そばの三枚肉そば

正午前に名護の市役所近くの「宮里そば」へ。昼前だと言うのに駐車場はほぼいっぱいで噂通りの人気に期待できそう。まずは機械で食券を買う。なんと「そば10人前」とかいうボタンもあってビックリ。持帰り用だろうか?

ソーキそば、三枚肉そば共に500円だったが、ソーキは味が濃いので三枚肉そばをチョイス。ちなみに沖縄では赤身と脂肪が層を重ねているところから、豚のバラ肉を三枚肉と呼ぶようになったらしい。

濃いめのコクのあるスープだがトンコツと鰹の絶妙なバランスが○。とろける中にも歯応えがある三枚肉も絶品。珍しい結びコンブもまた柔らかく煮込んでありウマい。イチオシ。でも予想以上にお腹いっぱい。小そば300円でも良かったかも....。

宮里そば 三枚肉そば500円
営業時間:10~20時頃 正月・旧盆休
名護市宮里1-27-2 tel:0980-54-1444

きしもと食堂のそば(p2280085.jpg)
2/28 13:03 きしもと食堂のそば小

海洋博記念公園へ行く前に本部町「きしもと食堂」へ。

古来より伝統の灰汁(アク)を使った手打ち麺という事で有名なお店で、狭い店内の壁には所狭しと色紙が張りつけてある。おばちゃんもどことなく「喰わしてやろうか」というちょっと押しつけがましい臭い雰囲気を感じた。

「そば大600円」と「そば小450円」しかないメニューから小をチョイス。それでも博多ラーメン一杯分くらいの食べ応えがある。

客はひっきりなしに出入りするがやはり観光客ばかり。それなりにウマいのだが、スープとのバランスがもうちょっとのような。三枚肉もパサパサ系で硬かったし、好感度イマイチかなぁ。

きしもと食堂 そば小450円
営業時間:11時半~17時頃 水休
本部町渡久地5 tel:0980-47-2887

山原そばの三枚肉そば(p2280092.jpg)
2/28 14:16 山原そばの三枚肉そば小

海洋博記念公園で軽く散策した後はヤンバルの森の中を抜けて三度名護へ。

と思ったら「山原そば」発見。ここもネットで評判の高かった沖縄そば屋だ。見つけてしまったからには食べなくては!!。三枚肉そば400円「宮里そば」を少しあっさりさせた感じ。三枚肉は柔らかい中に脂身にもしっかりした歯応えを残してありこれもまたウマかった。

山原そば 三枚肉そば400円
営業時間:11時半~17時頃 月休(2003年から変更)
本部町伊豆味70-1 tel:0980-47-4552

でもさすがにいっぱいいっぱい。もう喰えません。

【参照】
インターネットウルマ
┗沖縄すば特集 那覇・南部編 北部・中部編
沖縄オンライン
きしもと食堂
山原そば
真壁ちなー


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

瀬底大橋 / 2003-02-28 (金)

瀬底島(p2280074.jpg)
2/28 12:31 瀬底島にて

瀬底大橋本部半島と結ばれる瀬底島

島の西側に広がる瀬底ビーチの美しさは本島でもトップクラスの評判だが、瀬底大橋から見下ろす小さなビーチもまたなかなかどうして実に魅力的な美しい色を輝かせていた。

「いつまでも観ていたい」という名前を付けるとすればこんな色かな。

【参照】
本部町観光協会
瀬底島、水納島


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

頂上の跡 / 2003-02-28 (金)

万国津梁館の庭(p2280099.jpg)
2/28 15:16 万国津梁館にて

2000年7月に開催された九州・沖縄サミット首脳会合の為、名護市ブセナ岬に作られた[External]万国津梁館

いったいどんな器が作られたのだろうか?という興味だけで観に行ったのだが、意外なほど簡素な造りにちょっと驚く。

簡素にも関わらずしっかり気品が感じられる白い壁と屋根の琉球赤瓦が、蒼い海と空に映えて実にお見事。トロピカルなオーシャンビューを借景にした小さな庭もリゾート感満点で、お役所の建築物としてはかなりステキな景色だった。

万国津梁館の庭(p2280100.jpg)
2/28 15:23 ブセナ・テラスにて

このブセナ岬一帯は[External]ザ・ブセナ・テラスが保有するビーチリゾートとなっていて、[External]万国津梁館の周囲にはコテージも並んでいる。ちなみに一番安いデラックススイートで90,000円。1週間分の旅費総額を注ぎ込んでも全然足りん。(笑)

[External]万国津梁館は沖縄県が所有する公共施設なので誰でも見学・利用する事ができる。こちらは見学は無料、平日8時間の会議室占有だと120,200円也。福岡ドーム貸切2時間20万円と比べると微妙…。

取り敢えずクリントンやヒラリーも用を足したであろうトイレを利用するだけでも一興かと。

【参照】
万国津梁館
2000年サミット:沖縄の記録
ザ・ブセナ・テラス・ビーチリゾート・ホテル