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Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵/旅日記/北海道総決算2003冬]

蕎麦の里@幌加内 / 2003-02-06 (木)

除雪作業(p2060435.jpg)
10:36 多度志付近にて

天気も当分崩れる気配は無い…というより「なんでこんなに天気いいの?」ってほどのピーカンで、空気も澄んでいて遠くの山並みまではっきり見える。

陽射しが篭る車内では暑いほどの陽光で、予想外の暖かさ。シバレル場所を目指してきたのになんか拍子抜け。除雪作業も順調で幌加内までの道路状況はすこぶる良好だそうな。深名線時代は自前でやってた除雪作業をバスなら自治体負担で済んでしまうという事を考えると、留萌本線など豪雪地帯のローカル路線維持というのはやはり厳しいのだろうなと思う。

深川あたりでも当たり前のように観られた樹氷が山奥に入るほど観られなくなるという期待外れはあったものの、快適なドライブで幌加内のバスターミナルに到着。見慣れた…と言うほど回数ではないが、やっぱり夏のそれとは全く趣を異にして非常に情緒的な風景で、ちょっと吹雪けば10m先も見えないというのがすんなり信じられない絶景だ。

雪の峠(p2060440.jpg)
10:56 R275幌加内峠付近にて

JR北海道(深名線代替)バス 深川10:10 → 幌加内11:24

取り敢えず幌加内と言えば生産量日本一を誇る蕎麦を忘れるわけにはいかない、って言うか蕎麦を喰いに来たんですけどね。

夏は更に15kmほど奥に入った政和地区の道の駅「せいわ」に付設されたレストラン「そばの里」で食べた蕎麦はウマかったんだよなぁ~と思いつつも、そこまで行く事もできないのでバスターミナルに付属する交流センター幌加内蕎麦屋マップをゲット。手打ちと明記してある町役場前の「そば屋 八右ェ門」へ白羽の矢を立てる。

10分ほど歩いて行くと、不幸にも木曜は定休日だった(;_;)。

雪に埋った家並み(p2060445.jpg)
11:10 幌加内町にて

しょうがないんで最寄りの松屋食堂で「もりそば」550円を頼んだのだが、これがねぇ~思いのほか太い蕎麦で歯応えもぷよぷよしててガックシ。駅の立ち喰い蕎麦の方がうまいんじゃないか?って感じ。おばちゃん達ももちっと気合入れてやろうよ、って雰囲気でダメダメ。

というわけで散歩がてら雪景色の写真を撮って気を紛らわす。山はキレイなんだけど-7℃なのに樹氷は全然で、トホホな感じ....。

バスの時間が近くなったのでバスターミナルを兼ねた交流センターへ。ここにも「そば処 ほろほろ亭」という店があったので、最後の切り札と思って入ってみた。

生産量日本一、幌加内そば(p2060463.jpg)
12:38 そば処ほろほろ亭にて

が、これが大当たり。極細で風味が豊かでウマいのなんのってね。道の駅「せいわ」にも負けて無いです。「50分のバスに乗るんで急ぎで…」と言ってトイレに行って帰ってきたらもうできてたし、おねえさんも好感度高くてイイ感じ。

たかが交流センターと言って(思いっきり侮ってたけど)侮る事なかれ。

そば処 ほろほろ亭 もりそば:600円
幌加内町字幌加内1546番地(交流センター) TEL:01653-5-2733
営業時間:11時~16時(100食限定、無くなり次第閉店)
4~11月は火曜、12~3月は土日祝が定休

午後からは朱鞠内を抜けて名寄まで行きたかったのだが、旭川着が17時半、今宵の宿を設定している美瑛着が18時20分と遅くなってしまう。

宿まで自力で移動できるのならばあながち悪い時間とは言えないが、駅まで迎えに行く宿側の立場で考えると夕食支度のピークで迷惑な時間帯だ。

ちなみに最寄りの駅とはいえ僻地の宿までは15.4kmの距離、[External]taxisite.comによるとタクシーだと5,050円もかかり、1泊2食5,000円の宿に行くのは全く割りに合わない。

というわけで、大人しく来たルートを逆に深川まで戻る事に。同じルートを戻るとは言え、2時間前にハッキリ見えていた山並が見えなくなっていたりしてちょっとビックリ。「これだけキレイに見えるのは年に数回」と言われていたのも大げさな話しじゃなかったんだなぁ....。という事は、やっぱりツイテルのかな?

JR北海道(深名線代替)バス 幌加内12:50 → 深川14:04

参照
JR北海道
SL冬の湿原号と流氷観光
幌加内町
幌萌鐵道管理局 深名線全駅写真集
観光まるごと北海道
道北の山里を訪ねて極寒体験