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Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵/旅日記/沖縄写真館2003早春]

26時間の船旅 / 2003-02-25 (火)

わかなつおきなわ(p3020199.jpg)
3/2 13:11 那覇新港にて

ついに愛機CB400SFにとって最後の未踏県、沖縄を目指す事に。

というわけで博多那覇を結ぶ週1便の定期フェリー琉球海運「わかなつおきなわ」を手配。実は11月から2月中旬まで事情により博多航路が運休していたので待ちに待ったというところだ。

なお鹿児島から隔日運航のマリックスラインを使うという手もあるのだが、この時期に鹿児島まで300kmを自走するにはやはり真冬の装備が必要となる。もちろん沖縄では春から初夏の装備で充分であり冬物なんて荷物にしかならないワケなので、バイク乗りにとっては身軽な装いでスタートできる博多航路の利用価値は意外と高い。

レストラン(p2260004.jpg)
2/26 09:29 「わかなつおきなわ」レストランにて

「わかなつおきなわ」が発着するのは博多港と言ってもベイサイドプレイスやマリンメッセの近くではなく香椎パークポートなので、公共交通機関でのアクセスは非常に不便極まりない場所。

何より割引航空運賃が浸透した現在、片道14,480円&所要時間26時間というのは旅客扱いではもはや勝負にならない。と思ったのだが2~3人くらい旅客がいたのが非常に不思議。よほど飛行機嫌いなんだろうなぁ。

いちおレストランはあるのだが夕食メニューですらカレーライス、親子丼、ハンバーグくらいで、値段はもちろんそれなりに高い。また事前に時間限定で食券を販売する方式なのでうっかり寝てたりしたら喰い逸れる事になる。まぁサービスエリアと同じニチレイの自販機があるのでこっちの方がオイシイかも。

デッキから東シナ海を望む(p2260006.jpg)
2/26 13:07 「わかなつおきなわ」船上にて

なおYANOはカップラーメンとパン、それに1Lのお茶を買い込んで行った。またレストランは開放されており給湯器も含めて自由に使える。しかし給湯器が故障しててお湯がポットってのは予想外だった。

いずれにせよこの状況では旅客扱いは全く商売にならないので貨物船化も時間の問題だろうなぁ。

船室では10畳敷きの2等和室に2~3人という程度。TVも付いててBSはもちろん陸地が見える場所では地上波もほぼ見られる。チャンネルがよくわからなかったけど。

あと内航フェリーではお約束なお風呂はあるけど故障で使えない。ていうか、意図的に風呂では無くシャワーを使うように仕向けているのだろう。そもそも沖縄小笠原など南の島では湯船には入らずシャワーが基本なのだ。

デッキから東シナ海を望む(p2260011.jpg)
2/26 18:12 「わかなつおきなわ」船上にて

今回は往復乗船券+沖縄県内指定ユースホステル宿泊券2泊分がセットになった[External]マリンパック沖縄34,850円(バイク航送料込)を使った。

確か正規のバイク航送料は7,000円を越えてたと思うし、[External]琉球海運のバイク航送セットでも片道17,170円なので、ユースの入会金2,500円を払ったとしてもまだお得なのだ。

何かとあくせくする昨今、のんびり船旅で水平線を眺めるのもいいもんだよ。…シケなければね

【参照】
沖縄県
おきなわ観光情報Webサイト
Okinawa観光の旅
琉球海運
琉海観光(株)
琉球海運沖縄航路-時刻表
マリックスライン
にらいかない
日本ユースホステル協会
マリンパック沖縄