最高とはほど遠い平凡な青空。足かけ6年、記念すべき10万km達成ツーリングになるという朝にしてはイマイチ気が利かない空模様だ。
熊本県山鹿市にて |
ま、10万km走ったと言っても歩が金に成る将棋のように格が上がるわけではなし、いつもと何ら変わらないわけで。と気を取り直して8時半にスタート。いつものようにR3を南下。
佐野元春『約束の橋』を口ずさみながら、冴えない平日の諸行無常をエキゾーストと共にミラーの彼方へと葬り去る。
順調に久留米をパス。熊本県に入り小栗峠を下ったところで残り10km、いよいよカウントダウンを開始。鹿北町から山鹿市に入ってまもなく、ちょうど山鹿市津留の今寺バス停前(この辺)で距離計の数字が足並みを揃えて仲良く0に戻った。
熊本県山鹿市にて |
取り敢えず万歳、\(^o^)/っというわけで、写真を撮った後、2kmほど行ったセブンイレブンで缶コーヒーを買って一息。
不運な事故でSPADAを廃車にした直後は正直言ってバイクは止めようかと思った事もあったが、縁があってCB400SFを買う事にした時に「47都道府県、10万km走るまで壊さず乗るからな」と交わした約束が守れた。しかもたかだか6年という予想以上の早さで達成してしまったというのはやっぱり感慨深いものがある。
といっていつまでも黄昏ている場合では無い。腹ぺこライダーは山水亭が混む前に行かねばならないのだ。と、菊池グリーンロードからミルクロードへ繋ぐ定番ルートを快走。路肩の雪もほとんど溶けてしまい余裕のライディング。
ただ朝TVを観ながら身仕度をしたせいで耐寒仕様でない靴下を履いて来てしまい、爪先が寒い寒い。文字通り足元から掬われた感じで油断しまくりの大失敗。f(^^;;
そんな些細な問題はあれども、ちょっと遅れて12時過ぎに山水亭に到着。山鹿から先、ずっと「何を喰おうか…」と考えていたのだが結局決まらず、久々にメニューと対峙する。が、結局は決め手に欠いて偉大なる定番「あんかけチャーハン」800円を所望。全ては阿蘇の神のお導き、成すがままに。
長者原にて |
お腹いっぱいになったところで瀬の本から牧ノ戸チャレンジ。標高950mの瀬の本ですらところどころ週末の雪がまだ残っているものの、やまなみハイウェイに限ってはさすがに除雪隊の効果でピーク付近でも路面の雪はほとんど皆無。気温も比較的高く木々も黒々としているのに体感的には結構寒く、やっぱ足元が冷えるのは堪えた。(>_<)
牧ノ戸峠の長者原側や水分峠近く、日当たりの悪い森林区間ではシャーベット状の轍が残っててちょっとドキッとしたものの、難無くパスしてそのままR210へスイッチ。
一気に日田もパスして吉井町の五庄屋温泉、桜井の湯でひとっ風呂。沸かし湯だがヌルッとするアルカリ泉質は原鶴と同様で好感触。350円の料金も言う事なし。この季節、湯に浸かって手足がビリビリするのは快感になってくるな…。
温まった後は一気に帰投。福岡市内に入ったところでニュートラルランプが微妙に明暗を繰り返しているのが気になった。「そろそろバッテリー交換時期かな?」と思ったのだが、「その前に定例のオイル&エレメント交換だ!」と思い出してファミリーユサへ。オイルカードも更新して万全だ。
取り敢えずオイルを変えたらニュートラルランプに不調は回復したのでバッテリー交換は先送り。でもバッテリーだけでなく、チェーンとスプロケもボチボチかも。そういえば、ライダーの喉も要チェック?な、327kmのいつもと同じツーリングだった。