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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 36th - すべころ - / 2003-12-28 (日)

昨夜は遅くまでSpamAssassinと格闘したせいですっかり朝からダルダルモードでTVと仲良し。

やまなみ冬景色
やまなみハイウェイにて

しかしこれだけの青空に恵まれたら遊びの虫がじっとしているわけはなく、「多少遅くなろうが寒かろうが行ってしまえ〜」と9時半にスタート。

しかしスタート時点で気温は4℃。陽射しを受けても5〜6℃で推移する真冬の凛とした空気は、何とも言われぬ緊張感を漂わせて結構好きな雰囲気だ。

いちいち書くのもバカバカしくなってきた定番ルートを高速クルーズ。このまま一気に行けるかな?と思っていたのだが、北側の法面や屋根が真っ白になって霜が降りた事を示す日田では一時的に2℃を下回り、たまらずトイレ休憩。

この冷え込みではどう考えてもファームロード凍結必至なので、コンサバティブに伝統的ルートR212へ。この時期に転んでケガでもした日にゃ来年一年思いやられるっちゅうの。

下手したら瀬の本までも行けないかも?との不安をよそに至ってスムーズに杖立小国瀬の本をパスし、12時過ぎにお馴染み山水亭へ到着。さすがに日曜日とは言え年末の気忙しい今日遊んでいる人間は少ないとみられ、先客が二組だけで自分の後にも客は無かった。

今年の締めにチョイスした逸品は「地鶏丼」800円。挑戦的なほど身の締まった地鶏の肉は噛み疲れする程だが、モヤシとキャベツのシャキシャキした歯応えが程よい心地よさを演出する。甘辛のタレも絶妙にしてウマウマなり。メシ粒一つ残さず無言で食べ尽くして感謝のココロ。

その後は例の如く広域農道で…と思ったらいきなり一面の雪に足止め。う〜む、油断ならず。というわけでやまなみハイウェイに戻ってR442へ。

瀬の本高原冬景色
熊本県南小国町にて

日当たりの悪いポイントではズルズルの残雪が残っていてヒヤッとしつつ、久住山荘前の「どこでもかふぇTONCHAN」へ。今日はさすがに閑散としているなぁ、と青空をツマミにキリマンジャロでゆったり一服。景色が良ければ冷たい風もまた心地好い。

さぁお次ぎは?と思案。牧ノ戸峠チェーン規制という事だが、長湯から湯平に抜けるのもちょっと不安だ。久留米混雑を避けるという命題を守るとすると、来た道を帰るしかないのだが、これもまたしょうがなし。途中で温泉でも浸かって帰るか?と早めにリスタート。

見晴らしの良い県境コーナーでCBを駐めて写真を撮ってたら、「ゴトッ」という音と共にCBが倒れた。「せっかく今年はコケ無しだったのになぁ〜」と思いつつ、雪が残っている場所だけに自分の足元にも注意して起したら、悲しい事にクラッチレバーが折れていた。ガーン。何度か延ばしたモノでもあるし、人間の支えなく一気に倒れたから無理もないなぁ。

操作できないわけでは無いが、遅かれ早かれ換えなきゃならんのでその場で予備に交換。ミラーは緩めにしてあるのでいつものように少し傷が付いただけ。シフトペダルはだいぶ内側に曲がり込んだが、なんとかシフトはできるのでそのままに。無理して折っちゃったら元も子もないし。

気を落ち着かせたところでリスタート。と、スターター押してもセル回らないんですが…!?

起してすぐ再始動できたのになぁ…と思いつつ、キルスイッチを確認して押し掛け。と言っても下り坂なのでハザードを出しつつ重力スタート。速度が20kmくらいに上がったところでギヤを3rdに入れ、サクッとクラッチを繋いであっさり再始動に成功。これで帰れる〜。(^^)

もしかしたらバッテリーがヤバいかな?と思って、その後はノンストップで16時過ぎに帰着。幸い気温も上がっていたのでトイレ休憩も不要だったとは言え、瀬の本から2時間半というのはなかなか快速な272kmのツーリングであった。

単独ゴケはしたものの、滑って転んで大分県にならずに良かった〜

さてガレージに入れてエンジンを止めた後、再度スターターを押したところ朝と何ら変った雰囲気もなくエンジンが始動した。あれ?もしかしてギヤが入ってたのかな…?とは思ったものの、まぁ数ヶ月以内にバッテリーが寿命を迎えるのは間違い無いので転ばぬ先の交換を決断。「ドン・キホーテが安かったよな…」と思って買いに行こうと思ったのだが、「ちょっと待てよ」と[External]Googleで検索

すると[External]ヤフオクYTX9-BS定価12,800円を税込み5,950円で売っているのを発見。[External]ヤフオク自体には登録してないのだが、出品社が同じ値段で電話通販してるそうなので電話で発注。代引き手数料込みの送料1,000円を加算しても6,950円というと、およそ半額か…。消費者にとって安く買えるのはいいのだが、これだけ情報・流通が様変わりすると店頭商売は気の毒になってくるなぁ。

[External]株式会社ドリームカンパニー TEL:045-929-1200 FAX:045-929-1211
〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4089

【参照】
●ユアサバッテリー http://www.yuasa-battery.co.jp/
オートバイ用バッテリーの基礎知識
●Yahoo!オークション http://auctions.yahoo.co.jp/jp/
┗ドリームカンパニー http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=d_r_e_a_m_c_o_m_p_a_n_y&u=%3bd_r_e_a_m_c_o_m_p_a_n_y
●ドリームカンパニー http://www.bike.co.jp/


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 35th - 約束の橋 - / 2003-12-23 (火)

最高とはほど遠い平凡な青空。足かけ6年、記念すべき10万km達成ツーリングになるという朝にしてはイマイチ気が利かない空模様だ。

99999…
熊本県山鹿市にて

ま、10万km走ったと言っても歩が金に成る将棋のように格が上がるわけではなし、いつもと何ら変わらないわけで。と気を取り直して8時半にスタート。いつものようにR3を南下。

佐野元春『約束の橋』を口ずさみながら、冴えない平日の諸行無常をエキゾーストと共にミラーの彼方へと葬り去る。

順調に久留米をパス。熊本県に入り小栗峠を下ったところで残り10km、いよいよカウントダウンを開始。鹿北町から山鹿市に入ってまもなく、ちょうど山鹿市津留の今寺バス停前([External]この辺)で距離計の数字が足並みを揃えて仲良く0に戻った。

積算計が00000に…
熊本県山鹿市にて

取り敢えず万歳、\(^o^)/っというわけで、写真を撮った後、2kmほど行ったセブンイレブンで缶コーヒーを買って一息。

不運な事故でSPADAを廃車にした直後は正直言ってバイクは止めようかと思った事もあったが、縁があってCB400SFを買う事にした時に「47都道府県、10万km走るまで壊さず乗るからな」と交わした約束が守れた。しかもたかだか6年という予想以上の早さで達成してしまったというのはやっぱり感慨深いものがある。

といっていつまでも黄昏ている場合では無い。腹ぺこライダーは山水亭が混む前に行かねばならないのだ。と、菊池グリーンロードからミルクロードへ繋ぐ定番ルートを快走。路肩の雪もほとんど溶けてしまい余裕のライディング。

ただ朝TVを観ながら身仕度をしたせいで耐寒仕様でない靴下を履いて来てしまい、爪先が寒い寒い。文字通り足元から掬われた感じで油断しまくりの大失敗。f(^^;;

そんな些細な問題はあれども、ちょっと遅れて12時過ぎ山水亭に到着。山鹿から先、ずっと「何を喰おうか…」と考えていたのだが結局決まらず、久々にメニューと対峙する。が、結局は決め手に欠いて偉大なる定番「あんかけチャーハン」800円を所望。全ては阿蘇の神のお導き、成すがままに。

やまなみ冬景色
長者原にて

お腹いっぱいになったところで瀬の本から牧ノ戸チャレンジ。標高950mの瀬の本ですらところどころ週末の雪がまだ残っているものの、やまなみハイウェイに限ってはさすがに除雪隊の効果でピーク付近でも路面の雪はほとんど皆無。気温も比較的高く木々も黒々としているのに体感的には結構寒く、やっぱ足元が冷えるのは堪えた。(>_<)

牧ノ戸峠長者原側や水分峠近く、日当たりの悪い森林区間ではシャーベット状の轍が残っててちょっとドキッとしたものの、難無くパスしてそのままR210へスイッチ。

一気に日田もパスして吉井町五庄屋温泉桜井の湯でひとっ風呂。沸かし湯だがヌルッとするアルカリ泉質は原鶴と同様で好感触。350円の料金も言う事なし。この季節、湯に浸かって手足がビリビリするのは快感になってくるな…。

温まった後は一気に帰投。福岡市内に入ったところでニュートラルランプが微妙に明暗を繰り返しているのが気になった。「そろそろバッテリー交換時期かな?」と思ったのだが、「その前に定例のオイル&エレメント交換だ!」と思い出してファミリーユサへ。オイルカードも更新して万全だ。

取り敢えずオイルを変えたらニュートラルランプに不調は回復したのでバッテリー交換は先送り。でもバッテリーだけでなく、チェーンとスプロケもボチボチかも。そういえば、ライダーの喉も要チェック?な、327kmのいつもと同じツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 34th - 北の国かも? - / 2003-12-20 (土)

毎度おなじみ酔狂旅人U氏の来訪。今回は「何をおいても山水亭へ!」との強い要望を承り、DEMIOで阿蘇Express発動。9時過ぎ福岡空港でピックアップしてスタート。今シーズン最強の寒気団に襲われた福岡。初雪を観測した昨日は風が強かったもののあまり雪は降らず、今日も時折雪が舞う程度で回復基調。日田別府積雪通行止大分道を避けて、ドライコンディションの九州道植木ICへ。

山水亭雪景色
山水亭にて

南下するほどに青空も広がって「なんだ楽勝か?」と思ったのもつかの間、ミルクロードの入口で「この先チェーン規制」の電光表示に妨げられ、抑えの切り札R57へ迂回を余儀なくされる。

慢性的な混雑で知られるR57だが意外にスイスイ流れて難無く赤水を通過。路上の電光表示は「凍結注意」だけで周辺では規制されてなさそうな雰囲気だ。

しかし0℃の気温表示と真っ白けになっている阿蘇山を見上げるとどう考えても阿蘇登山道は丸腰では登れそうも無い気配。現にミルクロードチェーン規制も表示されてないって事は、アテにならないって事だ。ま、取り敢えずやまなみハイウェイへ向かう。

意外と早く12時過ぎやまなみハイウェイへスイッチして程なく「瀬の本方面チェーン規制」の電光表示を目の当たりにした。「いちおチェーンは持ってるので行けるとこまで行ってから考えよう」と前進。城山展望台まではほぼドライだったものの、外輪山に上るとところどころシャーベット状の雪がチラホラし始めてかなりイヤな感じが漂った。

牧ノ戸峠にて
電話ボックス内にも着雪

それなりに交通量のあるやまなみハイウェイから県道40号線にスイッチしたところでついに完全な雪路に変貌してストップ。しばし熟慮したものの、ここまで来て撤退というのはあまりに口惜しいので、チェーンを装着してあくまでも前進の決意を新たにする。

15分程で装着を終えるのを待っていたかのように激しく雪が降り始め、してやったりとほくそ笑んで山水亭へとクルマを走らせたのだが、肝心のお店が臨時休業という事で、またしても運に見放されたU氏であった。

失意のどん底でも活発な腹の虫を「だご汁定食」@民宿やまなみ1,000円で静めた後、せっかくチェーンを装着したんだし〜という事で、雪の牧ノ戸越えにチャレンジ。

厳寒の牧ノ戸峠、雪化粧した木々は美しいのだが、陽射しも無くて写真写りすこぶる悪し。風も強くて体感気温は-10℃幌加内より寒い気がするよ、トホホ。

雪見露天風呂
山恵の湯にて

10分ほど滞在の後、慎重なドライビングでダウンヒル。それでも一度だけ思いっきりスベってしまったが、落ち着いてカウンターをあてて何とか復帰。ふぅ、油断大敵。f(^^;;

せっかくの雪景色ですから雪見風呂と洒落ますか、と[External]九重星生ホテル山恵の湯へ。800円というのは決してリーズナブルとは言えないお値段だが、この雪景色が付いていると思えば充分満足だ。内湯と4つの露天風呂を1時間半ほどかけて堪能。

山水亭の借りを返して満足したところで16時半九酔渓経由で帰投。野上でチェーンを外し、開通した大分道九重ICからサクッとワープして18時半福岡帰着。

19時にはビラさんと合流し、せっちゃん箱崎もつ鍋をつついて開宴。しかしここのもつ鍋、600円にしてはボリュームあり過ぎ。3人で3人前とちゃんぽん玉2人前を平らげたら、もう焼肉を頼もうという気が失せてしまったよ…。最後はやっぱり花山のラーメンで〆て万事OK。今日も楽しい一日でした。

【参照】
●九重星生ホテル http://www.hosshouhotel.co.jp/
┗山恵の湯 http://www.hosshouhotel.co.jp/onsenkan.html


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 33th - 極寒 - / 2003-12-14 (日)

今朝もすっきり爽やかな青空にはほど遠く、どっちかというと降りそうな気配。しかし、仕事がウマく片づいてゴキゲンなYANOさん、明るくなってきた東の空に望みをかけて8時半にスタート。

川瀬食堂
川瀬食堂にて

今朝7時のアメダス実測値は福岡5℃甘木日田0℃小国阿蘇に至っては-2℃と極寒の気配。実際筑紫野から土手ロードにかけて実測気温が4〜5℃で経過し、陽射しが無い事も手伝って体感的にも激しい寒さに見舞われた。

しかも明け方に少し雨が降った形跡があり路面は微妙なウェットコンディション。ということは山間部は積雪凍結の危険性大なので、ファームロードは言うに及ばずR212大観峰越えも無理かも。

と思いつつ、日田まで来たらドライコンディション。陽射しも復活して気温7℃、気持ち暖かくなってきたので久々のクラシックコースR212で難無く大観峰を越える。

11時半阿蘇坊中、ライダーはもれなく大盛りサービスという腹ぺこライダー嬉し泣きのお店川瀬食堂へ到着。冬の醍醐味だご汁・たかな飯セットを所望した。

だご汁・たかな飯セット
だご汁・たかな飯セット

今回お初の「だご汁」、最近流行のヘルシー路線で野菜ばかりのモノとは一線を画す硬派なモノだ。

幾許かのお肉と贅沢に玉子が2つも入ったまさに「肥後もっこす」。生姜がたっぷりと効いていて身体ポカポカになるのもこのシーズンには持ってこいの逸品。

もちろん、肝心の「だご」や豆腐もたっぷり入っていて普通の女性なら「だご汁」だけで充分なボリュームは、かの山水亭に匹敵するもので全くもって侮れない。

「たかな飯」は高菜を混ぜて炒めただけのシンプルなもので、何か恨みでもあるのかと勘繰りたくなるような大盛りでも気付いたら平らげてしまえる素朴なウマさだ。

が、何と言っても食後にサービスしてくれる一杯のネスカフェや、「寒かったらその辺の新聞紙持っていって服の下に入れたらいいよ〜」と勧めてくれる優しさが嬉しい。ばあちゃん、風邪ひかんごとね。

川瀬食堂 だご汁・たかな飯セット900円
営業:9〜19時 第3木曜定休
熊本県阿蘇町黒川 (R57沿い、坊中駐在所向かい)

霧氷
牧ノ戸峠にて

食後は大観峰をパスしてミルクロードからやまなみハイウェイへ。「チェーン規制かな〜」と思いつつ瀬の本まで行ったが、幸いにもコンディショングリーンって事でそのまま牧ノ戸峠へ。

法面にチラホラと残っている雪と、ところどころ塩化カルシウムで白くなっていた路面が一昨日の雪を物語っていた。

が、標高1330mで気温は4℃ほどとこの時間で霧氷が残っている事を考えると意外と高い。ただ陽射しが遮られるとかなり寒く、霧氷が残っているのはそのせいだろう。

スカッと晴れそうも無いのでトイレも含めて15分ほどの休憩でリスタート。

99920km
10万km まであと 80km

長者原まで下ってくると気温はさらに下がって3℃を下まわる。県道40号線にスイッチして豊後中村からR210へ。

こないだと同様に万年の湯でまったり温まった後帰投。土手ロードで少し雨に降られたが、衣装替えするまでも無く雨雲を通過して、17時20分に無事帰着。

あまりの寒さにペース上がらずちょっと距離も延びなかったが、303kmのカウントダウンツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 32th - 真冬の帰り道 - / 2003-12-07 (日)

この冬一番の寒気団襲来という予報だったが福岡アメダスの実測値は8℃、陽射しもあって体感的にもそれほど寒くない。甲斐甲斐しく洗濯物を干して9時過ぎにスタート。

阿蘇涅槃姿
熊本県産山村にて

クルマの流れを掻き分け掻き分けR3を南下。例によって例の如く大刀洗を経て土手ルートへ。風は強いもののハンドルに付けたデジタル温度計は10℃ちょいで推移。クリアな陽射しを浴びてゴキゲンモードで快走。

鏡坂のヒルクライムはいつもより豪快に。レギュラーガソリンからハイオクに変えた成果かプラグを代えた直後のような低回転のトルク感があり、スロットルフィールもすこぶる良好。そのまま一気呵成にファームロードへコースイン。

しかし日田を過ぎた途端に気温は急降下。ピークの亀石峠付近では4℃を示していた。その先から見上げた涌蓋山は頭をすっかり白く染めて冬化粧。さすがにこの寒さではなんちゃってライダーは影もなく、ガラガラスキスキ悦楽のワインディングを独り占めだ。

11時半にお馴染み山水亭へ。またしても自宅からノンストップ2時間半。オーダーもまたお馴染み「あんかけチャーハン」というのは意外性に欠けるが、やっぱりウマいものはウマい。

満腹ライダーに変身した後はウマいコーヒーで一服、と久住山荘前のどこでもかふぇTONCHANへ。さすがにここも今日は閑散としている。ちょっと勿体付けて「ケニアNo.2」をチョイス。今日はMyカップ持参なので50円off、300円だ。

さてここでも気温は5℃ほどで相変わらず風は容赦無く強い。バイクで走っているなら諦めも付くのだが、じっとしてての風はなかなかツライ。朝よりかなり暖かくなったとは言え、ダブルステンのマグカップに入れたコーヒーも5分ほどですっかりなまぬるくなってしまったので、さっさと飲み干してリスタート。

三俣山冬模様
大分県九重町長者原にて

R442瀬の本まで戻ってやまなみハイウェイ牧ノ戸越え。峠を越えると雲に陽射しを遮られ気温はさらに急降下。路面も心無しか白っぽくなっていた。長者原まで下ったところで気温は1℃まで下がってたので、峠はマイナスだったかも。

ストレートでは伸びをして身体を解しながら気温3℃飯田高原を快速クルーズ。適度な寒さと風はエンスー魂を鋭く研ぎ澄ましていくが、凍てつくような空気と強い風はモティベーションを乱暴に剥ぎ取って疲労感だけを残していく。今日はどっちかというと後者かも。

水分峠でそのままR210にスイッチし玖珠まで淡々と。100円万年の湯で凍った身体を溶き解す。いくぶんぬるいお湯のはずだが、湯に浸けてしばらくすると手足の感覚が一旦無くなってからジンジンとシビレが襲ってくる。やっぱかなり冷えてたんだなぁ…と実感。しかし何ともいい気持ち。これが冬ツーリングの醍醐味だな。30分程くた〜っと浸かってモティベーションも補充したところで帰投。

帰りは久々に『真冬の帰り道』 by 広瀬香美を口ずさみながら定番ルートをノンストップでこれまた快走。皮剥きのダメ押しに夜須高原から冷水峠を周って筑紫野市[External]シェル石油天山SSで給油。Pura99/L円也。282kmで11Lと燃費的には誤差の範囲内だったけど、パワーが上がった分回転数を抑えないと良くなる訳もないか....

というわけでまた飽きもせず326kmも走って積算99619km。10万キロはどこで迎えるか!?