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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

秘湯・名湯を巡る / 2002-06-20 (木)

今朝もなんちゃってキャンパーは、簡単にお湯を沸かしてカップヌードルで朝食。夜露とも無縁だったので撤収もサクッと終わり、ハーレー氏と「縁があったら北海道でまた会いましょう」と言葉を交わし、7時半に出発。

角館のローソンで朝のヨーグルト休憩の後、武家屋敷をちらっと冷やかす。そしてR46を田沢湖へ向かってると、後方から1台のハーレーが…!? 角館でのんびりしている間に追い付かれてしまったのだ。こんなに早く再会してしまうとは…っていうか、これは再会とは言わんだろう。やっぱり。10分程並んで走ったところでYANO田沢湖方面に分岐し、再びエールを交換して惜別。

露天、鶴の湯
乳頭温泉郷、鶴の湯温泉にて

R341から県道194号線を繋いで豪快にヒルクライム。10時乳頭温泉郷鶴の湯入口に到着。そこからさらに枝道を走ること15分で目的地の鶴の湯に到着。入湯料400円を支払い、4つの温泉を順に堪能する。どれもこれも特徴のあるお湯で実に効きそうな感じ。しかし、泉質以上にいいのが秘湯の秘湯たる雰囲気。こここそKing of Hitohという感じだ。まぁ人気の温泉なので平日でも客はひっきりなしに訪れているのだが。

田沢湖まで戻って12時20分に湖畔のハーブガーデンでランチ。久々にハーブティーでリラックスしようかな?と思っただけなのだが、ちょっぴり贅沢してサラダ&スープバーまで付いた1380円のランチを所望。1週間分の野菜を食べまくろうとしたが、だらしない事におかわり2回でギブアップした。

14時10分玉川温泉に到着。ビジターセンターの駐車場にバイクを駐め、15分ほど歩いて玉川温泉保養所の大浴場600円へ。Ph1.0〜1.2の強烈なお湯がピリピリと肌を刺激する。でも湯布院の塚原温泉よりはマイルドな気がするのは気のせいか?

その後は八幡平アスピーテラインに抜けようと思っていたのだが、天気が下降気味なので万全を期して見送り。野営地を探しながら鹿角市まで下ってしまう。

今夜は道の駅「かづの」に白羽の矢を立てた。回廊部分に屋根がついていて就寝中、撤収時にも雨に濡れる心配が無いのはありがたい。おまけにコンセントまであるし、言う事なし…。寝場所を内定したところで、少し戻って湯瀬温泉で今日最後の入浴タイム。熱めのお湯だったが一日の汗と疲れを落してお肌ツルツルだ。朝も6時からみたいなので明日も朝風呂しようかな…? ロビーでTVニュースをしばし観て18時20分に帰投。

なんちゃってキャンパー、今夜の夕食はほっかほっか亭の「ハンバーグステーキ弁当」。なんと今日は100円offで365円ときてるから嬉しいじゃあ〜りませんか。後はローソンでお約束のヨーグルトやら朝食用のパンを仕入れて道の駅「かづの」に到着。まずは食事を済ませてからテントを設営。時折降って来る雨も全く気にならないのは○だ。

本日の走行距離、186kmなり。

参照
乳頭温泉郷 鶴の湯


[一語一絵/ツーリング/2002]

山形から秋田へ / 2002-06-19 (水)

夜半まで降り続いていた雨も朝には上がり、時折日も射すほどに回復。上山市に出て蔵王エコーラインを駆け登る。中腹分より上はまだ雲の中に隠れているのがかなり気になるのだが、取り敢えず行けるところまで行くのみだ。

豪快なワインディングを快調に走り高度をドンドン上げていくのだが、標高1000mの坊平高原を過ぎると程なく雲が手の届く位置にまで迫って来たので大人しく撤退。今度は県道53号線を北上。タイトなコーナーをクリアして9時20分蔵王温泉大露天風呂450円に到着。強酸性の泉質もさる事ながら、林の中に隠されたような雰囲気が何ともいいところだ。

さくらんぼ
山形県大石田町にて

山形市街に下り、淡々としたR13の流れに身を任せて北上。道の駅「むらやま」でトイレ休憩の後県道36号線にスイッチ。12時前大石田町次年子七兵衛そばに到着。

ここのメニューはただ一つ盛り蕎麦喰い放題1,000円のみだ。そば喰い放題と言うと盛岡名物のわんこそばを思い浮かべるかもしれないが、比較にならない逸品である。シンプルな蕎麦に辛い大根汁もまた絶妙。4杯を平らげて大満足だ。そもそもリーズナブルなうどんに比べ、蕎麦を腹一杯に食べると言うのは経済的にもなかなかできる事では無い。この日もバスツアーの団体が押し寄せていた人気店、週末には数時間待ちの行列になるというのも肯ける話だ。

その後はR13に合流し再び北上を再開。しかし、道路沿いや道の駅にある「さくらんぼ直売」の幟がやっぱり気になり、あべ農園でCBを止めた。人のいいおばちゃんが、わざわざ福岡から来た&送料が掛かるという事で500円値引きしてくれたが、それでも1kgで3,500円。日本一の山形サクランボ恐るべし。まぁ試食もさせてくれたし、これも数少ない親孝行だと思って実家に発送。最後におばちゃんが「買ってくれたのに自分の口には入らないだろうから…」ということで、5粒ほど別で貰ったのが嬉しかった。甘くておいちぃ。(*^^*)

その後もR13をずんずん北上し、秋田県に入った太田町中里公園へ。ツーリングマップルにも載っている無料キャンプ場なのだが、屋根の下にテントが張れる&ハーレー乗りの先客がいた事もあってここに決める。

今夜のなんちゃってキャンパーの夕食はご飯を炊いてレトルトのカレー。ちゃちゃっと済ませた後は、4kmの距離にある出羽山荘の温泉400円までバイクを走らせたが、言われないと温泉と気付かないようなお湯だった。まぁ汗を流せただけでも良しと言うところだ。

キャンプ場に戻ってコーヒー片手に久々の談笑に興じる。それにしてもこの時期に珍しいと思ったら、なんと旅に出てはや10ヶ月目の猛者で、厳寒の北海道で年を越し今はちょっと気ままに南下しているところだと言う。いろいろと長旅のノウハウを伝授してもらったり、なんやかんやといろいろと話をして楽しい夜だった。

本日の走行距離、237kmなり。

参照
出羽の国のそば屋ベスト15


[一語一絵/ツーリング/2002]

蕎麦処山形にて / 2002-06-18 (火)

今朝はまだ明るい曇り空だが、午後から雨の予報にサイドバッグにはレインカバーを装着し8時15分にスタート。朝の通勤ラッシュに背を向け、遊び人はR7新新バイパスの速い流れに乗る。新発田市からはR290にスイッチ。

青々とした田んぼの苗も眩しいのどかな田園地帯を制限速度+αで淡々と走る。平和だねぇ〜という感じだ。関川村からはR113にスイッチし、今度は荒川に沿ったワインディングを楽しむ。気持ち良く走っていると程なく山形県小国町へ。小国と言えば熊本県だと思っていたのだが、山形県にもあるとは思わなかったゾ。南陽市や関川村には下関という地名もあり、何か接点があるのかも?

11時頃長井市に入ったところでポツポツと雨が。R287にスイッチして米沢市に入ったところで本降りの気配を感じ、タンクバックにレインカバーを装着しウエストバッグをジャケットの中にしまい込む。

赴きある店構え
山形県米沢市、粉名屋小太郎にて

11時40分に目当ての粉名屋小太郎に到着。オーソドックスに盛り蕎麦600円を所望したが、白っぽい更科で甘からず辛からずのツユとも相まって美味しい蕎麦だった。満足して外に出ると雨は相変わらずの小康状態だったが、予報を信じてオーバーパンツとブーツカバーを装備して万全。

雨のR13を淡々と走って13時半に山形市内に入る。が、目当ての店の見当を付けていないので取り敢えず山形駅の観光案内所でパンフレットをGet。いくつも並ぶ蕎麦処の中から見覚えがあり、バイクで5分ほどの距離に位置する羽前屋に白羽の矢を当てる。ここでも盛り蕎麦600円を所望。やや黒っぽい素朴な田舎蕎麦だったが、これもまた風味・歯応え・喉越し共に絶妙で美味しかった。

念願の山形蕎麦を2軒周ってお腹も満足、雨も本降りとなったので早めに山形YHへ向かう。R13を少し戻って県道51号に入り、15時45分にYH到着。しかし県道には小さなJYHの看板しかなくわかりづらいYHだ。

速やかに日本vsトルコ戦のTV観戦に突入。早くも1点を追いかける展開に「うむむっ!!」と唸る。がそのまま試合終了。ちょっと今日はミスが多かったかな?と思うが、まぁ実力通りの結果でしょう。やっと安っぽいナショナリズムに血迷ったお祭り騒ぎが終わり、これからホントのW杯を実感できるんじゃないかと思う。

そういえば、九州在住だと九州以外ではどこの国がどこでキャンプしてるのかなんて気にする事が無かったのだが、こうしてあちこち旅しているといろんな地方にいろんな国のチームが来てた事を思い知る。中津江村だけがキャンプ地じゃ無いのだ。f(^^;; また新潟などでは外国人サポーターや警備陣も目にしたし、周辺地域では悲喜交々の影響を聞いて、こうして旅をしながらW杯を別の視点から観るのもまた面白いものだ。

本日の走行距離、198kmなり。

参照
出羽の国のそば屋ベスト15


[一語一絵/ツーリング/2002]

佐渡島三日目 / 2002-06-17 (月)

今朝も青空。佐渡はずっといいお天気だそうだ。今日も朝ご飯をしっかりおかわりして、玄関前で写真を撮って頂いたあと8時45分にゴキゲンスタート。

二ツ亀
両津市、二ツ亀にて

すぐ近くの尖閣湾展望所でバイクを止めるが、展望所500円という事だったので興醒め。グラスボート1000円なら悪くないが、連れがいるのならいざしらず一人ではちょっと気が乗らない。しかも喧しいバスツアーの団体客がわらわらと改札を抜けていったのがダメを押した。すぐにエンジンをかけてリスタート。

今日は一周道路の県道45号線を時計周りに両津港を目指す。眺めの良いところでちょこちょこデジカメを向けるが、どうも今日はなんとなく身体が重くてテンションも次第に下がっていく。

9時50分大野亀に到着。150mを越える大岩からの展望が楽しめるそうなんだが、とても遊歩道を登っていこうという気力・体力が出て来ない。カンゾウもチラホラと咲いているだけで、昨日の春日岬にも劣る。しばし休憩した後リスタート。

10時15分二ツ亀に到着。ここはそれほどアップダウンが無いので、駐車場にバイクを駐めて遊歩道を散策。しかし特に感慨も無く終了。あ〜ダメだ。だんだん気持ちの抑揚が無くなって来たので、最後に温泉でも入った後は昼メシを喰ってのんびりする事にする。

両津港を通過し、11時半新穂村潟上温泉に到着。少ししょっぱくてヌルヌルするお湯に浸かって、だいぶリラックスできた。

現地に行って初めて知ったのだが、佐渡には10ヶ所以上の温泉があるそうだ。時間の都合で実際に入った温泉はここだけだったのがちょっと残念。キャンプ場も良いところがあったので、次回来る事があればテントを構えてゆっくりしたいものだ。

両津港に戻って乗船手続きを済ませ、PHSでネットにつないでHPを更新。近くのスタミナ道場でカツ丼800円を喰った後、待合室に戻って昼寝してたらまたしても騒々しい団体客に起される。トホホ。

フェリーは15時10分両津港を出港。案の定、団体客に安らかな睡眠時間を妨害され、TVでメキシコvsアメリカの後半戦を観戦しつつ、17時半新潟港に到着。

2日ぶりの新潟市街を走って18時前に今夜の宿、スーパーホテル新潟にチェックイン。荷物を降ろした後、再び新潟駅前までバイクを走らせて食事&買物。

本日の走行距離、101kmなり。昼前よりは体調良くなったかな?という気がするが、明日も短めに切り上げよう。

参照
佐渡汽船
スーパーホテル


[一語一絵/ツーリング/2002]

佐渡島二日目 / 2002-06-16 (日)

今朝も青空が広がるお天気。相変わらずサイドバッグの装着に試行錯誤を繰り返し、カウルとの擦りキズ防止を期待してポリ袋だけ装備する。8時45分にスタート。

さっそく大佐渡スカイラインで標高950m近くまで駆け登るが、思った以上に雲が多く展望は優れず、朝のコーヒーブレイクを諦める。そのまま佐渡金山資料館をも素通りして相川町まで駆け降り、県道45号線で反時計方向に佐渡島の周回に入る。

カンゾウの咲く岬
相川町、春日岬にて

10時前春日岬で朝のコーヒーブレイクと洒落る。ここで公衆電話がISDNなのに気が付いて、お湯を沸かしている間にアクセスを試みる。が、メール&Webアクセスは出来たもののftpアップロードだけは出来ずにHPの更新を断念。

コーヒーを飲み終わって岬の方に歩いていくと、カンゾウがキレイに咲いていた。しばし体内時計を止めて、穏やかな日本海を眺めてまったり過ごす。

10時半にリスタート。長手岬に寄った後R350へスイッチ。西に開いた真野湾を大きく周り込んで11時半蓮華峰寺(れんげぶじ)に到着。残念ながら紫陽花には少し早かったようなので、速やかにリスタート。見頃まであと一週間くらいかな。

小木港を基点に県道45号線で沢崎灯台まで折り返し、七右衛門の「ぶっかけ蕎麦」でお昼480×2円。この時期にしては風味が良いなと思ったら、つなぎを使ってない十割蕎麦という事で納得。ちょっと粘りを感じたのでヤマイモでも入ってるのかな?と思ったのだが....。薄味のツユもまずまず。

13時前にリスタート。ここまでいいペースで走っているのに予定より大幅に遅れている。思った以上に佐渡は広いという事だ。右手にうっすらと上越の山陰を眺めながらシーサイドライン県道45号線を快走。交通量が少なく実に走り易い。全般的に佐渡では観光バス以外の大型車が少なく、特に黒煙を撒き散らすトレーラーやダンプは滅多に見かけない。離島とはいえ経済を公共工事に頼っている多くの島ではダンプが少なくないのだが、そういう意味でも佐渡はしっかりとした経済体系を確立しているという事だろう。さすが日本一の離島だ。

山車行列
両津市にて

13時半松ヶ崎を通過し、14時姫崎に到着。さらっと世界の灯台100選にも選ばれた姫崎灯台を観て、14時半両津市へ。市街地をウロウロしていたら祭りの山車に出くわした。何のお祭りかわからないが、良いね〜良いね〜(^o^)

この後も海沿いに周る予定だったが時間的にかなり厳しくなったのでこれを断念。トキ保護センターで飼育されているトキを観る為、15時20分トキの森公園へ。

今や日本の血統を持つトキは35歳のキン1羽を残すのみだが、中国から贈られたペアから20羽以上の雛が生まれて個体は順調に増えているそうだ。最近はあまりニュースでも見かけないから全然生まれてないのかと思ってた....f(^^;; ちなみにキンは保護センターの検疫棟に隔離されている為見られないが、人工飼育で育ったトキ数羽を直接見る事ができるのだ。

トキを観た後、売店で地元産のイチゴを使ったイチゴソフト300円を所望。イチゴの味が濃くて美味しかった。

その後は途中で温泉でも入って宿へと思って走っていたのだが、温泉でリラックスした後にまた走らなくちゃならんのも▲なので、結局宿へ直行。16時45分相川町姫津佐渡ベルメールYHに到着。日本海に沈む夕陽が売り物のユースだが、設備・食事共に充実していて満足。佐渡で一番オススメのYHだ。もちろんこの日の夕陽もキレイだった。

本日の走行距離、210kmなり。

参照
佐渡ベルメールYH