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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2002]

五箇山にて / 2002-06-13 (木)

今日も梅雨入りしたのがウソのような空模様。福井ユースは素泊りなので8時にスタート。R158をカツーンと東へ疾走し、大野町サークルKで朝食休憩。

9時過ぎにリスタート。道の駅「九頭竜」、そして九頭竜ダムの展示館で細かく休憩を挿んでゆったり。じっとしていれば汗ばむほどの暑さだが、走っていればめちゃめちゃ涼しい。九頭竜湖の湖畔をゴキゲンRiding。ふんふん♪

岐阜県白鳥町からはR156へ。盆地なのでやっぱり暑くなった。11時過ぎに道の駅「白鳥」に到着。併設の白山博物館へ足を運んでみたが、500円の価値がありそうに思えなかったので撤退し、再びR156を北上。少しずつ標高が上がるとともに、涼しさ&ゴキゲン度も向上。るんるん♪

正午前にひるがの高原の分水嶺公園に到着。今日はここでランチだ。ここは南の長良川、北の庄川を分ける中央分水嶺である事から、分水嶺をイメージさせるせせらぎが作られているのだが、どうもここから流れ出しているとは思えずインチキ臭い。なので、昨日汲んだ美山の名水でカップラーメンとコーヒーを用意する。しかし、一日経とうが中央分水嶺の水よりはるかにウマいです。食後に食べたミルキーチーズアイス250円もなかなかイケてた事を付け加えておく。

春の荘川桜、夏のキャンプ客での賑わいがウソのような静けさで包まれている御母衣湖を素通りし、大白川温泉へ。と思ったのに、なんと工事の為に時間帯通行止めとの事。しかも肝心の露天風呂は7月からという話なのであっさり撤退。またまた再びR156を北上する。

合掌家屋集落
富山県上平村、五箇山合掌集落にて

14時半白川村荻町白川郷合掌集落に到着。今夜は合掌民宿に泊ろうかな?と思い、展望台から見下ろしたり、集落の中を歩いて写真を撮りながら良さげな民宿を探していたのだが、どうも観光客が多いせいかイマイチ魅かれる雰囲気の宿が無い。茅葺きの合掌造りの住宅がこれだけ現存しているとは確かに驚きだが、良くも悪くも観光化されてしまった感があってどうも素直に納得できない雰囲気が感じられるのだ。というわけで、五箇山で探す事にする。が、最終的に民宿はピンとこなくて結局キャンプにした。今思うとやっぱり雪景色でないからのような気がする....

16時上平村菅沼五箇山合掌集落に到着。菅沼の集落をずっと奥にある富山県指定の文化財「羽馬家住宅」に行ったところ、人の良さそうなおじいがいろいろ話し掛けて来た。誰だ?このおじい…と思ったのだが、実は彼こそが昨年6月に閉鎖した五箇山ユースホステルのオーナーだった。僅かな時間だったがその経緯とかも少しだけ伺う事ができたが、不心得者は大多数のホンの一部とは言え文化財を守っていく当事者に取っての負担は計り知れないものがあるのだろう。となると、今の合掌民宿だっていつまでも外来観光客を受け入れてくれるとは限らないのだなぁ。

さて、キャンプ地に入る前に温泉で汗を流すべ、とくるば温泉に足を延ばすが、なんと改装の為に今日まで臨時休業だと。ふざけてる〜。汗臭いと虫が寄って来やすいのに…と、意気消沈して来た道をとぼとぼ戻る。

17時半に道の駅「上平」に到着。案内所の職員が帰ったのを確認して、今夜のビバーク地点をここに決める。奥まった休憩スペースに屋根が付いているのは見逃し難い。何より雨が一番嫌なのだ。トイレのすぐそばというのが▲だが、逆にコンセントが使えるというのが○。また公衆電話がグレ電だというから至れり尽せり。(^o^)

今夜の晩メシは少し荷物を減らしておこうという魂胆で四国から買い置きの「金ちゃんラーメン」(袋めん)と、農協で買って来たソーセージ、ホテイの焼き鳥缶。ちゃちゃっと済ませて(お湯を沸かすだけだから当然)、あとは20時過ぎまでコーヒーを飲みながらWebを更新。UPした後はテントを設営して寝るだけだ。

本日の走行距離、192kmなり。