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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

さらばうどん天国 / 2002-05-31 (金)

ピッとしたうどん
香川県さぬき市長尾町、入谷製麺所にて

のんびりTVで天気予報をチェックして8時半前にユースをチェックアウト。まずは県庁裏のさか枝に行って、うどん小150円と天ぷら80円の朝食。そして、うどんラリー最後の〆にチョイスしたのはあたりや。開店までの時間潰しに四国最北端竹居観音崎を周って、10時過ぎに店に行ったら「本日定休日」の立て札が…。泣きべそをかきながら『恐るべきさぬきうどん』を拡げ、最寄りの馬淵の小150円へ。

しかしこの程度では期待に膨らんでいたお腹を慰めるには至らなかったので、最後の切り札に残しておいた長尾町入谷へCBを走らせ、ざるうどん大220円を所望。遠路やって来た甲斐があり今日一番の麺であった。ひとしきり満足したあとは峠を越えて徳島に抜けようと思っていたのだが、どう見てもまだ山は分厚い雲の中。海沿いに逃げるのもシャクだしなぁ…と思い、天気が回復してきている満濃方面から抜ける事にする。

なわけで、満濃といえば満濃トライアングルとして知られるさぬきうどんのメッカ。もう13時半を過ぎているが、必然的に小縣屋のしょうゆうどん小400円長田釜揚げうどん小220円を食す。しかしどちらも期待したほどでは無かった。まぁ時間的にもYANOのお腹的にもコンディションが良くなかったという事だろう。というわけで、合計19軒をクリアしたところでうどん天国香川県に別れを告げる事にした。(やっとか…)

吉野川中流域の風景
徳島県三野町にて

タイトな県道4号線東山峠を越えて徳島県へ抜け、キャンプ場を探索。三野町農村ふれあい広場が無料で使えそうだ。水場は使えないみたいなのであまり自炊はできないが、照明はあってトイレもキレイ。隣接した紅葉(もみじ)温泉のポイントが高いのでここに内定し、まずは給油と買出しを兼ねて池田まで出掛ける。

帰り道、三加茂町ほっかほっか亭で「とり肉弁当スペシャル」430円を買って帰る。山間部の夕闇が早くなる事を計算してなかったので、大慌てでテントを設営してから夕食。意外に普通の「のりカラ弁+α」だったのはちいと残念。ちなみにこの辺りは高速道路が近くてロードノイズがするのが▲だが、田舎の山間部にもかかわらずPHSが圏内だったのは嬉しい誤算。

食後はかなりヌルヌルしてる紅葉温泉500円に入って、閉館の21時までロビーのTVでW杯開幕戦を観戦。だが、貴重なセネガルの得点シーン、フランス悪夢のノーサイドはラジオで聞く事になった。

三野町ふれあい紅葉センター 入浴料500円 10時〜21時 月曜定休 TEL:0883-77-2954
徳島県三好郡三野町加茂野宮1467

参照
徳島県三野町
 -体と心をリフレッシュ「紅葉温泉」


[一語一絵/ツーリング/2002]

うどん天国 2日目 / 2002-05-30 (木)

どうみても納屋…
香川県飯山町、なかむら

6時半に起床。ZZRの小島さんと7時宮川で小120円で朝メシだ。うどんばかりでは栄養が偏ると思って天ぷら90円をトッピングし、朝からちょっぴり贅沢。

再び大麻山キャンプ場に戻ってテントを撤収した後、琴平町宮武へ出動。ひやひや小230円とゲソ天110円をチョイスする。期待通りのウマさで満足であった。

続いて9時半飯山町なかむらへ。わかりにくい場所だが、昨日のロケハンのおかげでサクッと到着。ここでも小100円とゲソ天100円を所望。讃岐富士が優しく見守る、実にマニアックでステキなうどん屋だ。ZZRの小島さんとはここでお別れ。

11時過ぎに「なかむら」で地元の人から勧められた坂出市彦江へ。小120円とちくわ天100円。ここの麺がこれまた絶品だった。

続けて11時35分坂出市がもうで小100円12時前山下で小120円12時半綾南町田村で小100円とラストスパートの3連チャン。田村の麺もまたまた絶品であった事を付け加えておくが、他の店が美味しくなかったというワケでは無い。

うどん屋とは思えない店構え…
香川県坂出市、彦江製麺所

こうたて続けにうどんばかり食べていると、どこのがどうウマかったという細かいディティールが干渉してあいまいになってしまうのだが、この幸福感の前にはそんな些細な事はどうでも良い事だ。

そして高松市に移動する。今夜は雨になりそうなのでキャンプは止めて高松市内で宿を取る事にする。チェックインまでどうやって暇を潰そうかと思ってたら高松港に「ぱしふぃっくびーなす」が入港してきたのが見えたので、桟橋に行って写真を撮った後ぼんやり本でも読む。と、1時間もしないでポツポツと雨が落ちてきたので高松さきかYGHにチェックイン。

ちなみにここは「高松ホテルサキカ」というビジネスホテルをユース施設として提供しているのだが、なぜかビジネスホテルの方が3800円と安いらしい…?

が、風呂から上がっても時折パラパラと落ちるくらいで、一向にまとまった雨になる気配が無い。晩メシはコンビニ弁当でいいや〜と思いつつ、HPを更新しながらつい出来心で「恐るべき…」を読んでしまったら、うどん中毒の症状が再発。

散策がてら繁華街まで歩いて、17時半讃岐屋でぶっかけ400円。ここの麺もまたまたまた絶品。あ〜たまらん。そして18時五右衛門ではカレーうどん600円を平らげる。

二日目は9軒で2,290円也。わぁ、贅沢。ていうか、喰い過ぎか?(笑)

高松さきかユースゲストハウス 素泊り3900円 TEL:087-822-2111
香川県高松市百間町32-2

参照
香川県ユースホステル協会
 -高松さきかユースゲストハウス


[一語一絵/ツーリング/2002]

うどん天国 1日目 / 2002-05-29 (水)

観音寺の家並み
観音寺市観音寺町にて

7時新居浜のホテルを出発。少し濡れた路面が夜半に降った雨の余韻を伝える。ひぇ〜、キャンプじゃなくて良かった。f(^^;;

アップダウンも楽しい県道13号を豪快に抜け、四国の大動脈R11へ。しかし伊予三島川之江にかけて例の如く渋滞。大王製紙の工場群を抜けるまでの辛抱だ。

8時半香川県観音寺市に到着。ここからさぬきうどんラリーの始まりである。が、オープニングアクトとして白羽の矢を立てた柳川9時開店。それまで写真を撮ったりしながら周辺をウロウロしてると、近所のおばちゃんに「福岡からよ〜きなさったなぁ」と話し掛けられた。いいなぁ〜、観音寺。

柳川では冷やしうどん小280円を食べた後は、琴弾公園の銭形展望台で今後の作戦を練る。予想以上に朝食べたパンが堪えているので少しインターバルを置いた方が良さそうだ。

行列のできるうどん屋
香川県琴南町、谷川米穀店にて

というわけで次はちょっと距離があるが琴南町にある谷川米穀店へバイクを走らせる。秘境のうどん屋と言われているが、今では大行列ができているのですぐに辿り着ける。11時13分に難無く到着。25分の行列を乗り越えて大200円を堪能した。

続いて綾上町山越12時過ぎに到着。ここも行列必至な超有名店だが、思ったより混んでなく10分ほどで店内へ。釜玉は以前食べたので今回は小90円をしょうゆで頂く。

それから善通寺市へ移動。大麻山キャンプ場に今夜の寝床を設営し、少し身軽になってから明日の為にその1"ロケハン"に出動。わかりづらいと言われる飯山町の「なかむら」と坂出市の「がもう」をチェックしておく。

帰り道に飯山町木村に寄って小150円とゲソ天80円を食べ、最後は16時過ぎ善通寺市山下のぶっかけ大300円で〆る。も〜喰えません。

生協で1Lの野菜ジュースと「うまひゃひゃさぬきうどん」を仕入れ、大麻山キャンプ場に帰投。横浜からやってきているZZRの小島さんとしばらく話をして、21時に就寝。

初日は5軒で1,100円也。市営の無料キャンプ場なので宿代もタダ。しめしめ。(^^)

大麻山(おおさやま)キャンプ場 通年 無料 TEL:0877-63-6331(市教委スポーツ課)
香川県善通寺市善通寺町2380-176

参照
香川県善通寺市


[一語一絵/ツーリング/2002]

新居浜にて / 2002-05-28 (火)

キャンプ場にて
志高湖キャンプ場

27日の昼前に福岡を出発したが、いまだかつてこれほどの眠気に襲われた人がいるだろうかと言うほど猛烈な睡魔に襲われて九州脱出を断念。15時に別府市志高湖でのキャンプ(200円)を決める。

テント設営場所の選定に悩みつつも30分程で完了して温泉にGo!!。無料の鶴の湯でゆったりまったりして、スーパーでカップラーメンととり天を仕入れてキャンプ場に帰還。食事を済ませたらさっさと寝るだけ。本でも読もうかと思ったが、せっかくなので太陽と同期した生活を味わう事にする。

別府市営志高湖キャンプ場 3月〜11月 200円/人 TEL:0977-25-3601
大分県別府市志高湖

28日は5時半に目覚める。外は白み始めているが日の出はまだ。さっそくコーヒーを入れて昨夜買っておいたアンパンで朝食。テント以外の荷物は予定通り6時半に片付いたのだが、サイトが日陰になってて肝心のテントがまだ湿ったまま。慌てて日なたのところまでテントを担いで移動し、15分で乾燥完了。結局出発したのは7時前となり、佐賀関に着いたのは8時過ぎ。8時の国道九四フェリーに乗り遅れる事となった…(;_;)

1時間遅れの便で10時10分愛媛県三崎町に上陸すると、佐田岬には目もくれず佐田岬半島を貫くR197メロディーラインを東へ。この区間は北海道並みに信号も極めて少ないゴキゲンロードだが、また取締まりが多い事でも知られているのであくまでも慎重にかつ注意深く。

海のそばの駅
JR予讃線、下灘駅にて

R378に入ると鏡のように穏やかな伊予灘をすぐ傍に眺めながら淡々と快走。「肱川あらし」で有名な長浜町を過ぎると右側にJR予讃線が並行するようになる。

通り過ぎた無人駅のホームが何となく気になって戻ってみると、ホームの向こうにただ海が広がっている風景が待っていた。そうだ!!、青春18きっぷの2000年冬版のパンフレットになっていた場所だ。思いがけぬプレゼントを貰ったような気がする。

県道22号線松山市街地をバイパスし、三津浜から港山へ。ここでも見覚えのある駅に遭遇。ここは映画『がんばっていきまっしょい』のロケ地となった場所だ。そうだ、松山ではロケ地巡りをするという手もあったんだ。下調べをして来なかった今となっては時既に遅し。また準備を整えて出直しだ。

北条市に入る前にローソンおにぎりでランチ。ここから今治へ向かうと瀬戸内海の典型的な風景が広がる。どっちを向いても島ばかりで水平線が全く見えない海というのもまた考えてみるとまた珍しい場所だと思う。

近見山からの展望
来島海峡大橋

今治市では近見山展望台から来島海峡大橋を遠望。ちょっと霞んでいるがここからの眺望は絶景である。

R196西条市に向かう。この道もキレイなバイパスができていて快走。信号待ちですり抜けしてトップに躍り出て、好スタートを決めたところで愛媛県警のネズミ取り部隊を発見。ノーガードで突っ込んで「絶体絶命」だったが、50km規制区間だったので事無きを得た。

15時R196西条市に抜け、湯ノ谷温泉へ。素泊りは3500円という事だったので見送り、温泉入浴300円の後、石鎚神社に参拝。これからも無事故無検挙でいけますように。

17時半新居浜ビジネスホテルにいはまにチェックイン。素泊り4000円、新居浜駅前でローソンも近くて便利良し。ジェットバス付きの大浴場も○だ。しかし、もう少し離れれば3500円の[External]ホテルマックスビジョンもあったようだ。ちぇっ。

さぁ、明日はさぬきうどんにありつけるか!?

ビジネスホテルにいはま シングル4000円〜 TEL:0897-33-1777
愛媛県新居浜市坂井町二丁目4番21号

参照
旅人談話室 すたんぷのーと
 -青春18きっぷ・広告企画プレイバック
ビジネスホテルにいはま(予約時に「HP見た」と言えば500円引きらしい)


[一語一絵]

true colors / 2002-05-26 (日)

修学旅行で訪れた時の竹富島の写真を発掘してみて、19年を経てもほとんど変っていない海岸や街並みなどの景観に驚くと共に、5月と7月という時期の違いによる色の差(さすがコダクローム…というのはあるにせよ)に唖然とさせられた。

竹富島の青い海と空
1983年7月、竹富島コンドイビーチ

しかしこのフォーカスの甘さはなんとかならんか?>CanoScan

一般的に空気には色は無いと思っているかもしれないが、空を見上げれば青かったり、真っ赤な夕焼けだったり、七色の虹だって存在するのだから、ある意味空気の色(厳密に言うと空気の色ではなくて空の色か?)と言える。要するに同じ対象物でも観る人の立場や見方に拠っていろんな色になるという事かな。

無垢な赤ん坊だとしても、実は空気と同じように一見しては見えないだけで遺伝的に自分の色を持っていると考えれば、例え親や教師だと言っても意図的に考え方を強要するのはちょっと横暴なお仕着せのように感じる。「朱に交われば紅くなる」というように(好むと好まざるとに関らず)相互干渉の結果、自然に生まれるのが本来のカラーなのではなかろうか?

ま、自分の場合は悪戯に長居して会社のカラーに染まるのがイヤな事もあって6年半で退職したのだが、サイトの背景色を変えながら自分のカラーって何なんだろなぁと思う今日この頃。今は背景と同じく気持ち明るめのブルーってとこですか?(笑)