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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

函館二日目 / 2002-06-25 (火)

今日も寒い朝だ。しかし久々に晴れ渡った空を見上げて気分は爽快。

教会群の印象的な屋根
函館市、元町にて

風は冷たいものの、日差しが暖かく薄手の長袖シャツ一枚で充分な陽気。意気揚々と十字街から元町などをカメラ片手にのんびり散策する。バスツアーの観光客の隙間を縫うように異国情緒に包まれた静かな街並みを堪能。慌ただしく働く人々を横目になんだか時間が止まっているような感覚を覚える。

旧公会堂で折り返し、11時半西波止場ハセガワストアーで焼鳥弁当(480円)を買ってデッキに腰かけ早めのランチと洒落る。

その後は函館駅まで行った後、宿に戻って優雅にお昼寝。やばい、ダメ人間になってしまいそうだ。f(^^;;

18時前から昨夜に続いて函館山へ。ロープウェイならば640円のところを路線バスなら320円なのだ。夕景から夜景に遷移する函館の風景を俯瞰する。陽が傾くとともに刻一刻と表情を変える街はまさに活きているようだ。

ライトアップされた教会
函館市、元町にて

修学旅行生が増えて騒々しくなって来たところで撤収。昨日の彼女たちと待ち合わせて、西波止場カリフォルニアベイビーシスコライス650円を食べる。バターライスにフランクフルト2本を載せてミートソースを掛けたシンプルな料理は、絶品というようなモノではないが、ボリュームがあって腹ぺこライダーにピッタリだ。

しかし、オススメ度からいくと昨夜食べたラッキーピエロのハンバーガーの方がポイント高いだろう。チェーン店としてはモスをも凌駕すると言っても過言ではない味もさる事ながら、各店が個性的な店作りをしていていろんな視点で楽しめるお店だ。

食事を済ませた後は、ライトアップされた元町界隈を散策。夜は人出も少なく、ロマンチックな雰囲気倍増だ。独りじゃ絶対に行けなかったな…。

本日の走行距離、僅か8kmほど。宿は宿泊客も増えてかなり賑やかになって来た....。

参照
ラッキーピエロ


[一語一絵/ツーリング/2002]

はるばる来たぜ函館 / 2002-06-24 (月)

朝6時頃まで降っていた雨も、7時を過ぎてピタッとあがって明るい気配。昨日は雨で朝食の調達もしてなかったので、今朝は味噌汁だけとちょっとわびしい。混浴のカッパの湯で朝風呂。昨日入った男女別の夫婦カッパの湯はビジターセンターの営業時間のみしか利用できないが、こちらは24時間入浴可能。泉質はどちらも同じで、匂いや肌ざわりが大分の天ヶ瀬温泉によく似た感じで非常に気に入った。

10時過ぎにリスタート。いろいろとよくして頂いた管理人さんに厚く感謝の意を表わす。スタンドの人も人懐っこかったし、下北の人はみな温かかったなぁ。

GB嬢とは野営場の出口で別れ、独りR279を西に向かう。薄日がさしているもののやけに寒さが身に染みると思ったら、路上の温度表示は12℃を表わしていた。九州の真冬並みではないか!! 天気も回復基調なので名勝仏ヶ浦まで足を延ばそうと思っていたのだが、この寒さにモティベーションが一気にダウンする。下風呂温泉を過ぎるとついに北海道恵山の山陰が観え始め、テンションも少し復活。

仏ヶ浦を断念して、取り敢えず本州最北端の大間崎を再訪。カモメ食堂でツーリングマップルオススメの大間崎丼1,500円を食べるが、飽きのきやすい大味な味付けでこれなら昨日の常夜燈のホタテフライ定食の方が絶対ウマい。1,000円ならまぁ合格かな?というところだ。いかにも観光客相手のメニューで期待はずれだった。なおカモメ食堂では素泊り2000円の民宿もやっているという事なので、こちらは利用価値あるかも。

その後は本州最北の大間温泉海峡保養センターで温泉休憩。石鹸使用禁止の奥薬研温泉で洗えなかった身体の皮脂汚れを落し、冷めた体を温めた後は惰眠を貪り、まったりした昼下りを送る。しかしここ数日は北海道も寒いらしく、なんと道東では季節外れの雪が降り、知床は積雪通行止めになったらしい。この寒さはいつまで続くのだろうか…?う〜む。

大間港のフェリーターミナルでGB嬢と再会。16時10分のフェリーで本州に別れを告げ、退屈なほど穏やかな航海の果てに17時50分函館港に上陸。16日目にしての北海道だ。

函館観光の定番、夜景
函館山展望台にて

18時過ぎにそのまま2人揃ってライダーハウスのライムライト(朝食付き1,500,2円泊目以降は1,000円)へ飛び込み。先客が2人で、合わせて4人。しかも男女比半々で思ったより賑やかになりそうだ。

取り敢えず雲も高いので、定番の函館山まで夜景を観に行く。今回のアクセスは市営バス320円。ロープウェイよりも安いし、また中腹からの夜景もゆっくり楽しめる穴場だそうだ。ちなみにツアーの観光バスは駐車場待ちで行列をなしていた。御愁傷様。

何度かチャレンジしている函館山の夜景だが、今回は初めてのパーフェクト。幸か不幸か気温も低く、数日続いた雨上がりなので空気もキレイ。何よりも今回は女性が2人も一緒。こういう時は野郎一人では間が持たず、やはり連れに女性いるのは華やかで良い。へへっ。f(^^;;

本日の走行距離、65kmなり。


[一語一絵/ツーリング/2002]

あぁ奥入瀬… / 2002-06-23 (日)

昨夜の星空がウソのような曇り空。しかし明るさはあるので、かねてより念願の奥入瀬渓谷に向かう。

奥入瀬渓流
十和田湖町、奥入瀬渓谷にて

9時20分焼山に到着。空は日差しも見えるようになり、状況的には文句無し。これも日頃の行いか?と喜んだが、遊歩道に行ってビックリ。なんとR102が渓流のすぐ側を走っているではあ〜りませんか。遊歩道を歩いてもひっきりなしにクルマのロードノイズが聞こえる状況ではせっかくの雰囲気も台無しだ。緑の美しさ、水の清らかさはさすがとうならせるものだったが、シチュエーション的にはかなりがっかりであった。自分もモーターサイクルで走った身分だが、せめて動力車の流入を排除して本来の自然環境の維持に努めてほしいと願うばかりだ。

その後は十和田湖の展望台まで行って折り返し、十和田市に下りて下北半島へ。13時50分野辺地町のドライブイン常夜灯で遅めのランチ。牡蠣フライ定食990円をチョイス。大きなカキフライが6個乗ってキャベツも大盛り。大満足の逸品だった。

横浜町までなかなかの良い天気だったのに、むつ市に入ったら途端に強い雨に見舞われた。雲行きもメチャメチャ怪しかったので慌ててカッパを着込んで走り始めたが、むつ市を抜けるとあっけなく上がってしまった。

こういう気象状況なので、取り敢えず様子見を目論んで国設薬研野営場へ。昨夜雲谷高原ユースで一緒だったGB嬢と「順調に行けば明日はここだね〜」と話していたのだが、彼女が予定通り先着していたので必然的に宿泊が決定。300円。管理人さんも実に優しいいい人で、無料の奥薬研温泉夫婦カッパの湯までクルマで連れて行ってくれた後、畳敷きの管理棟兼休憩所を2人で占拠。ストーブも入れてくれて濡れた装備も乾かしてくれるし、雨の中でテント設営しなくていいのは大助かり。感謝感激あめあられの心だ。

夜半には雨も上がって、一時は月も見え隠れしていたが、日付が変る頃にはまた厚い雲に覆われていた。明日の天気はどうだ?

本日の走行距離、234kmなり。


[一語一絵/ツーリング/2002]

北のまほろば / 2002-06-22 (土)

今朝はまったりと過ごして10時スタート。天気は取り敢えず大丈夫そうだが、降り出しても不思議では無い小康状態。特に山間部は怪しさ爆発なので、おとなしく碇ヶ関へ抜け岩木山を目指す。

両サイドをリンゴ園に囲まれたアップルロードを快走し、正午前に岩木山の麓に到着。しかし、生憎と岩木山の上半分は雲の中。これではスカイラインを走る価値は無かろうと岩木山神社の参拝だけでお茶を濁す。

弘前城公園でお昼を済ませたあと、次の目的地を北のまほろば三内丸山遺跡に設定。にわか考古学ファンとしては是が非でも押えておかなくてはならない場所だが、何度と無く行きそびれた場所である。

三内丸山遺跡
青森市、三内丸山遺跡にて

R7を流して14時半に現地到着。まだ調査は全体の25%ほどしか完了しておらず遺跡公園として公開されている部分もごく一部と言う事だったが、無料のボランティアガイドツアーも用意されているなど観光スポットとしては力が入っていて、これからの展開にも期待が持てる場所だ。また比較の意味も含めて拡大公開された我が九州の誇る吉野ヶ里遺跡にも行ってみたい。

ここでバイクのカギを落とすという失態を演じたものの、幸いにも受付けで保護されており事無きを得た。ウェストバッグから財布を取り出す時に落としたようなので、今後のカギ管理については慎重に再考を要する事になった。

16時半に青森市の雲谷高原ユースに到着。荷物を部屋に入れるや否や真っ先にTVを点け、韓国vsスペイン戦を観戦。なんとPK戦にまでもつれた結果、韓国が大金星の快挙。おめでとう!!

夕食メニューはローストビーフをメインとした洒落た洋食。味は美味しいのだが、いかんせん腹ぺこライダーには量的な不満が残るところだ。食事中に駐輪場に入って来たバイクが1台。なんと飛び込みの女性ライダーで、みんなの注目を集める。夕食後はグランド温泉250円ツアーへ。パチンコ屋を思わせる外観とは裏腹に、内部は体育館かボーリング場を思わせる作り。でも浴場は銭湯風で、なぜか25mプールがあるという怪しさ大爆発の穴場温泉だ。湯量は豊富なようだが、泉質は大した事無い。でも話のタネにはぜひどうぞ。

ユースに戻ってティータイム。この時期としては意外に多い9名のホステラーと、ペアレントさん自慢のハーブティーで23時頃まで談笑の輪が咲いた。飛び込みの女性ライダーGB嬢YANOと同様の自主退職組で、九州まで行ったあと折り返して北上しているところだという。聞くところによると九州を出たのも実は同じ日で、全然別のルートを走りつつ遂に青森で出逢ったというところだ。更に遡ると四国も同時期に居たようだし、何ともはやと言う感じだ。

ここは屋外ではPHSも感度良好なのに、耐寒構造の関係か?屋内では非常に不安定でWeb更新できず。

本日の走行距離、134kmなり。

参照
雲谷高原ユース


[一語一絵/ツーリング/2002]

休息日 / 2002-06-21 (金)

昨夜時折降っていた雨だが、今朝になって洗面器をひっくり返した程度に降っている。新潟で見舞われたバケツをひっくり返したような雨に比べればなんて事はなく「いかにも雨らしい雨」なのだが、ライダーのテンションを盛り下げるには充分過ぎる雨脚だ。

雨の朝
鹿角市、道の駅「かづの」にて

取り敢えず人々の邪魔になってはいけないので、6時にはテントを撤収し人気の無いところに移動。コーヒーを沸かしてパンで朝食を摂るが、これでも雨を突いて動き出すモティベーションには些か力不足だ。しばしラジオを聴きながらアンニュイな朝を過ごす。どう転んでも今日一日は雨の予報なのだが、空は意外と明るく、あわよくば…という甘い期待を抱かせる。

朝市の準備で人が集まり始めた9時前にやっと重い腰を上げ、ついに雨の洗礼を受ける。幸先良く雨脚も弱まった。が、程なく期待も空しくコップをひっくり返したような雨に変る。県道66号線大館市へ抜けるとR103,R7へとスイッチ。10時前大館長瀞温泉で雨宿りを兼ねて温泉休憩。

昨日は強酸性の玉川温泉に入ったので、今日はPh9.6の強アルカリ泉大館長瀞温泉をチョイスしたわけだ。湯上がりの肌ざわりはサラッとしていいのだが、意外とヌルヌル感は少なく普通の温泉という感じだ。取り敢えず入浴のみで250円、広間休憩込みで600円というのはリーズナブルでありがたい。入浴/惰眠を繰り返しながらダラダラWebを更新する。こんな事してるから疲れが取れないのかなぁ?

ここまで来ていくつか気になった事があったので、この暇を利用して書いてみようと思う。

1. 英語標記
「梓川橋西」のような交差点名の標記で、漢字の下に「azusagawabashi-bridge west」等と英語なのかローマ字なのか理解に苦しむモノが多い。あれは誰が考えているんだろうか?あれで役に立つのか外人さんに聞いてみたい。

2. 交通習慣
新潟以北では道を譲ってもありがとハザードをしてもらった記憶が無い。習慣が無いのだろうか? また追越す時にも50cmくらいの間隔で追越したり、バイクから観て非常に危なっかしいクルマが見受けられる。寒い地方故にバイクが少なく混合交通に馴染みが薄いという事もあるのだろうが、道が広くて速度も出せるので意外に乱暴なドライバーが多いのかも?。

15時過ぎにやっと再起動。大館市内にバイクショップホンダハートがある事がわかったので、オイル交換をしてもらう。カストロールが無かったのでWAKO'Sになっちゃったが、まぁいいや。ここまで福岡からはや3000kmを走った事になるのだ。お疲れさま>CB

そして相変わらず降り続く雨の中を、小坂町の友人宅へ。昨年11月以来の再会だ。毎度お世話になっております。m(__)m

本日の走行距離、68kmなり。

参照
大館長瀞温泉
ホンダハート