9/ 2 12:08 S.ローブ駆る(3)シトロエンクサラ |
待ちに待ったWRCラリー・ジャパン。WRカーのサウンドが十勝の青空に響き渡る最初のイベントがシェイクダウンだ。
開幕前日の9月1日正午からおよそ2時間、札内川河川敷(川の幕別側、札内のスーパーSS特設コースから北愛国のサービスパークを結ぶ約5km程の区間)に設定された『ニュートカプチスペシャルステージ』で実施された。
もちろん河川敷は完全閉鎖されて立入禁止なので、一般客がギャラリーできるのは道道151号(幕別帯広芽室線)の札内清柳大橋(この辺)と愛国大橋だけだろう。
ちなみにWRCのイベントでは観客をスペクテーターと呼ぶが、ここでは馴染みのあるギャラリーと表記する。
9/ 2 13:43 p.ソルベルグ駆る(1)インプレッサ |
遠くからパン!パン!パン!パン!という乾いた爆音が聞こえ始め、橋の向こう側でドリフトする音と砂煙が見えた時には「ホントにWRCがやってきたんだなぁ…」と万感胸に迫るものを押さえる事ができなかった。
それにしてもWRカーの速さと言ったら常軌を逸している。
左の写真は橋北側の右直角コーナーで撮ったのだが、テレ端(35mm換算で100mm)だとシャッター速度1/125秒でも明らかにブレていて、お話にならない。
いったい何キロで周っているんだろう?
9/ 2 12:19 M.マーチン駆る(7)フォーカス |
橋の北側から土手沿いにやってきたクルマはドリフトしながら右へターン。一旦川に向かい、内側の橋脚を周って再び土手寄りに戻って、改めて北愛国へ向かう形になっている。元々の道は土手沿いにまっすぐ抜けているので、わざわざコーナーを設けているという事だ。
もちろんセッティングの面でも直角コーナーが必要という事もあるだろうが、橋沿いに走らせるコース設計と言い、ワークスチームのWRカー9台しか走らなかった事と言い、ギャラリーに観せるという強い意図が読み取れた。
なお、一方通行のシェイクダウンコースをWRカーは3~4回走る。つまり北愛国から札内へは一般道の東4号道路を通って行くという事で、この辺ならWRカーと一緒に走ったり、信号待ちするWRカーに遭遇する事ができるわけだ。