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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2004]

ラリージャパン ゼロデー / 2004-09-02 (木)

午前中はHQとなっているとかちプラザへお出掛け。無料のパンフレットや号外なども後から記念になるハズだ。

砂煙を上げるインプレッサ
幕別町、札内川河川敷にて

正午からは札内清柳大橋に陣取ってシェークダウンを観覧。札内川河川敷に設定されたクローズドダートでWRカー全開走行は大迫力。しかしプライベーターの走行は観られず、比較ができなかったのは一抹の無念が残る。天気がいいのは良かったが、それにしても陽射しが暑くて参った。

シェークダウンは14時に終了し、北愛国のサービスパークへ移動。普通に道路を走ってるとグロンホルムがドライブするプジョーのWRカーとすれ違った。「もう1本走るみたいだ…!」と慌てたが今さら戻る気にもならないので見なかった事に。しかしトップドライバーが操る競技車両と至近距離で交錯するのはラリーならではのシチュエーションで、にわかファンの分際でもワクワクしてくる一瞬だ。

ちなみに2日のサービスパークは3〜5日のSSのチケットを持っていればそのまま入場可能。またシャトルバスの乗降場に駐輪場が設定されていて、二輪車ならシャトルバスに乗らなくとも直接アクセスする事が可能だ。

夜は帯広駅前大通りでの前夜祭セレモニーに出動。帝王トミ・マキネンがドライブするゼロカーを皮切りに総勢90台のエントラントに拍手喝采。明日からの熱戦を前につかのまのお祭り騒ぎに酔いしれた。(^^)

大正カニの家 料金:無料 北海道帯広市

【参照】
●RALLY JAPAN http://www.rallyjapan.jp/


[一語一絵/旅日記/北海道2004夏]

ヘッドクォーター / 2004-09-02 (木)

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9/ 2 10:58 とかちプラザにて

8月30日、帯広駅前の「とかちプラザ」WRCラリー・ジャパンのヘッドクォーター(総本部)がオープン。

プレスセンターなど関係者にしか用が無いところかと思えばさにあらず。各種の情報がゲットできるインフォメーションセンターを始め、公式グッズの販売コーナースポンサーブースなどがあり、一般客にも有用なスポットだ。

(p9020010.jpg)
9/ 2 10:58 とかちプラザにて

開催前にはルートマップ・タイムテーブル・エントリーリストなど情報豊富な「ラリー・ジャパン観戦&情報ガイド」を配布しているインフォメーションセンター。ラリー・ジャパン特集紙が配布されている毎日新聞社ブースが要チェックだ。

レース開催中はSS毎の途中経過や公式リリースが掲示されるのはもちろん、毎日新聞社は朝刊をそっくり試読紙として配布していたし、インターネットが自由に使えるパソコンもあって毎日行っても損はしない。

何はともあれ、揃いのWRCロゴ入りTシャツを着た外国人スタッフやメーカー関係者、メディアが慌ただしく出入りしていて、エキセントリックな雰囲気に浸っているだけでもワクワクドキドキ。

ホントにWRCがやってきたんだ。


[一語一絵/旅日記/北海道2004夏]

シェイクダウン / 2004-09-02 (木)

シトロエンクサラ@シェイクダウン(p9020013.jpg)
9/ 2 12:08 S.ローブ駆る(3)シトロエンクサラ

待ちに待ったWRCラリー・ジャパン。WRカーのサウンドが十勝の青空に響き渡る最初のイベントがシェイクダウンだ。

開幕前日の9月1日正午からおよそ2時間、札内川河川敷(川の幕別側、札内のスーパーSS特設コースから北愛国のサービスパークを結ぶ約5km程の区間)に設定された『ニュートカプチスペシャルステージ』で実施された。

もちろん河川敷は完全閉鎖されて立入禁止なので、一般客がギャラリーできるのは道道151号(幕別帯広芽室線)札内清柳大橋([External]この辺)と愛国大橋だけだろう。

ちなみにWRCのイベントでは観客をスペクテーターと呼ぶが、ここでは馴染みのあるギャラリーと表記する。

インプレッサ@シェイクダウン(p9020033.jpg)
9/ 2 13:43 p.ソルベルグ駆る(1)インプレッサ

遠くからパン!パン!パン!パン!という乾いた爆音が聞こえ始め、橋の向こう側でドリフトする音と砂煙が見えた時には「ホントにWRCがやってきたんだなぁ…」と万感胸に迫るものを押さえる事ができなかった。

それにしてもWRカーの速さと言ったら常軌を逸している。

左の写真は橋北側の右直角コーナーで撮ったのだが、テレ端(35mm換算で100mm)だとシャッター速度1/125秒でも明らかにブレていて、お話にならない。

いったい何キロで周っているんだろう?

フォーカス@シェイクダウン(p9020020.jpg)
9/ 2 12:19 M.マーチン駆る(7)フォーカス

橋の北側から土手沿いにやってきたクルマはドリフトしながら右へターン。一旦川に向かい、内側の橋脚を周って再び土手寄りに戻って、改めて北愛国へ向かう形になっている。元々の道は土手沿いにまっすぐ抜けているので、わざわざコーナーを設けているという事だ。

もちろんセッティングの面でも直角コーナーが必要という事もあるだろうが、橋沿いに走らせるコース設計と言い、ワークスチームのWRカー9台しか走らなかった事と言い、ギャラリーに観せるという強い意図が読み取れた。

なお、一方通行のシェイクダウンコースをWRカーは3~4回走る。つまり北愛国から札内へは一般道の東4号道路を通って行くという事で、この辺ならWRカーと一緒に走ったり、信号待ちするWRカーに遭遇する事ができるわけだ。


[一語一絵/旅日記/北海道2004夏]

サービスパーク / 2004-09-02 (木)

サービスパーク(p9020036.jpg)
9/ 2 14:19 サービスパーク

ラリーカーの基地となるのが北愛国交流広場に設定されたサービスパーク。読んで字の如くメンテナンスなどのサービスを受ける場所で、ラリーカーは毎朝ここから出発してここに戻ってくる。

メーカーやスポンサーブースではグッズなども配布・販売しているし、ラリーカーがSSを戦っている間もゲーム大会などのイベントなどがあったりして、一日居ても飽きないかもしれない。

ちなみに駐車場は徒歩5分ほど離れた旧第一自動車学校の空き地に設定されていたが、駐輪場はサービスパークのシャトルバス発着場の一画に設定されていた。

スバルのサービスエリア(p9030010.jpg)
9/ 3 11:36 ミッコ・ヒルボネン

入場料は1,000円/日。当日のSSのチケットを持っていればタダで入れる。開催前の2日だけはいずれかのSSのチケットを持っていればOKだ。

最終日のセレモニアルゴール、表彰式もここなので、それが1,000円で観られるのは安いと言えよう。

バリケードはあるもののサーキットのピットウォーク程度の距離まで寄れるので、タイミングが良ければドライバーに声をかけたり握手をしてもらったりする事は何ら難しい事では無い。

特に本番前でリラックスしているシェイクダウン前後が一番のチャンスだと言える。

アジパシ・エントラントのピット(p9030029.jpg)
9/ 3 12:22 MALLEYの(68)ランエボ

こちらはワークス以外のアジパシ参戦のエントラントや国内プライベーターのサービスエリア。

華やかなワークスチームのそれと比べるとずいぶん淋しいが、ではメカニックの息づかいが聞こえる距離にまで寄る事ができる。

タイヤの銘柄や減り具合なんか眺めて、さもわかったふりをしつつ歩き回るのがにわかファンの醍醐味だ。(笑)

トシ新井出動!(p9030033.jpg)
9/ 3 12:27 パルクフェルメへ向かう新井

最終日を除いて、朝5時半にスタートしたラリーカーは昼頃サービスパークへ戻ってきて、午後もう一度同じコースを繰り返してくるというスケジュールになっていた。

この日は初日だったので大きなマシントラブルはなかったみたいだが、20分でエンジンを載せ換えると言われるメカニックの神業を観るのも一興だ。

サービスが終わればパルクフェルメ(車輌保管所)へ移動し、次のスタートに備えるわけだ。


[一語一絵/旅日記/北海道2004夏]

セレモニアルスタート / 2004-09-02 (木)

99番プジョー(p9020056.jpg)
9/ 2 19:40 帯広駅前特設広場にて

圧巻だったのが帯広駅前のメインストリートを半日封鎖して開催されたセレモニアルスタート

YANOが陣取ったのは帯広駅前広場のサブ会場。藤丸デパート前がメイン会場なのだが、そちらでは早くからいろいろなプレイベントが続いているので比較的混んでいるだろうという考察だ。

ちなみにメイン会場で行われる開会挨拶などは、サブ会場でも大型ビジョンで観覧できた。

90台のエントラントが1台ずつポディウムに上がり、紹介を受けたあとメイン会場をスタート。大勢のギャラリーに囲まれたメインストリートを200mほどパレードランして、駅前のサブ会場でもう一度ポディウムに上がるわけだ。

76番シャレード(p9020065.jpg)
9/ 2 19:52 帯広駅前特設広場にて

前日までの雰囲気からしてこれほどの人が来ようとは思いも寄らなかったのだが、この夜は5万人もの観客を集めたらしい。敷地面積を考えると14万人を集める花火大会を上まわったと言ってもいいかもしれない。

モータースポーツ文化が根付いてないから盛上がらないと言われていた下馬評を見事に裏切った盛況ぶりには素直に感動せざるを得ない。

F1も鈴鹿で毎年開催されるようになってから根付いたわけだし、やっぱり地道に草の根運動を続けるだけでなく、トップカテゴリーを招いてその雰囲気や超一流のパフォーマンスに接する経験は貴重だ。

また日本人プライベーターはこれだけのギャラリーの声援を受けるのは初めてに違いなく、とても嬉しそうだったのが印象的だ。

箱乗りのソルベルグ!!(p9020090.jpg)
9/ 2 20:24 帯広駅前特設広場にて

最後にワークスチームのWRカーが登壇するとテンションは最高潮。

ソルベルグもお約束の箱乗りで登場して文字通りノリノリ♪

否でも応でも明日からの本番が楽しみになってしまうのであった。