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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2004]

フェアウェル北海道 / 2004-09-09 (木)

やってきました北海道最終日。再びサイドバッグを含む清く正しいツアラーの重装備を纏い、7時半江別の友人宅をスタート。今日は夜までに小樽へ行けばいいので余裕たっぷり。岩見沢から桂沢湖を周ってR452で遠回りして夕張へ。

一昨日に史上最大のピンチを招いた不調について、今朝バイクを押した時にステアリングが重く感じたのでよく見ると空気圧が低下している模様。さっそくガソリンスタンドに立寄って測ってみると前輪は規定の2.0kgに対して20%少ない1.6kg程度にまで減圧していたので、高めの2.2kgに加圧したところ、いつものハンドリングが復活。毎日乗ってるとなかなか気付かない小さな変化に、一日バイクに乗らなかった事で気付いたという事か。

バイクやクルマの教科書的には毎日始動前点検で空気圧のチェックをしないとならないわけだが、現実的にはなかなか難しいf(^^;;。時々給油の際にスタンドで診るようにしているのだが、タイヤ交換したばかりという事もあって怠っていた自分の怠慢なのだが、それにしても1ヶ月でここまで減圧してしまうとはビックリだ。そこそこの距離は走っているとは言え、後輪は2.0kgあった事を考えると、やっぱプ○○○交換がタイヤも傷めてしまったような気がする。

さてツーリングマップル「無数の電信柱と炭鉱の街跡が続く」と書かれた夕張鹿島の集落跡だが、すでに2002年の時点で建築物はほぼ撤去されてアスファルトの道路以外は雑草が生い茂る史跡となっていた。そこが2年を経てどうなっているのか興味があったのだが、特に変った様子は見られなかった。落ち葉と風倒木の多さは昨日の台風によるものだろう。清水沢発電所も解体が進んだように見えないが、北海道遺産申請とかそういう話でもあるのだろうか?

夕張の中心部まで下って知る人ぞ知るラーメンのんきやへ。喰うかどうか迷っていたところ、幸か不幸か臨時休業の貼り紙を前に場所と店構えの確認だけで終わる。道道3号線長沼へ抜けて、長沼ジンギスカンの成吉(じんきち)へ。帯広白樺有楽町のそれを喰ったあとだけに味の違いを再確認しようと思ったのだが、残念ながら臨時休業とのこと。しょうがないので長沼ジンギスカンの双璧を成す「かねひろ」へ。ロース肉を使った上ジンギスカン定食1,000円を所望。味は確かに長沼ジンギスカン独特のタレに浸け込んだロース肉だけにウマい事はウマいのだが、成吉には一歩譲るか。ただ成吉にしても、白樺有楽町に比べるとタレでごまかされているような気がしないでもない。

適当に道道を走ってR36に抜け、道道16号支笏湖公園線へスイッチしようと思ってたら「支笏湖公園線、倒木の危険あり通行止」という電光表示。しゃーないなぁ、とそのままR36を南進して苫小牧からR276で廻り込む事に。しかし、結局R276も入ったところで通行止のバリケード。せっかく足を延ばしたのに無駄足だ〜!。訊くところによると支笏湖は全てのアプローチが通行止となって孤立している模様で、どうあがいても「支笏湖温泉で締括り」は諦めざるを得なくなった。

さて通常ならば「ならば洞爺湖まわりで…」等と色気を出すところだが、原因が昨日の台風だけにさしものYANOさんも「支笏湖がダメでも洞爺湖なら大丈夫」と言えるだけの裏付けを持ち得ない。まだ時間に余裕があるとは言え下手に足止めを喰らって小樽のフェリーに間に合わなかったら最悪だ。という事で大人しくR36を戻って札幌へ。北広島市大曲から羊ヶ丘通りにスイッチ。そういえば羊ヶ丘展望台は未踏の地だったなぁ、クラーク博士の銅像でも拝んでくるか…と行ってみたのはいいが、入場料500円の表示を見て踵を返す。原っぱと銅像観るのに500円も取るんかい…

気を取り直して真駒内へ。大木があちこちで倒れている惨状の様相が広がる真駒内公園。その向かいにある六花亭真駒内ホール店で土産に「ようこそようこそ」を査収。ストロベリーチョコは空港や駅でも売っているが、「ようこそようこそ」は直営店でしか売っていない貴重品だけに、貰った人は心して喰うべし。ここでショーケースを見てなまらびっくり。ここにも帯広西三条店と同じく3種類のサクサクタルトがあるではないか。表示を見ると「真駒内ホール店と西三条店のみの限定」と書いてあるが、西三条店のショーケースには「西三条店のみの限定」としか書いてなかったと思う。まぁ何はともあれ札幌でもホンモノのサクサクタルトが喰えるという事で、喜ぶべきだろう。

札幌の街並み
大倉山展望台から札幌市街を望む

さて藻岩山へ登ろうと藻岩山観光道路へ行ったところ、500mほど登ったところでまたしても通行止のバリケードに一蹴。誠にもって災難続きだが、台風による災害だと言ってるのに聞き分けのないドライバーからブツクサ言われてもただ頭を下げるしかない警備員の災難に比べると他愛のないモノだ。

気を取り直して円山公園に行ってみたところ何となくパッとしないので、標高300mの大倉山展望台(ジャンプ競技場)へ。同じ500円でもリフト代なら納得だ。台風一過ではあるものの雨による浄化作用が無かったどころか、風で埃が巻き上がったおかげで見通しが悪すぎ。暮れなずむまで札幌の街を眺めていようかと思ったが、小樽まで30km程度と言えども日が暮れて寒くなってはしんどいので、17時頃撤収。

道道452号線、通称下手稲通りに抜けたらいっぴん手稲店まで行くのは時間の問題だ。到着後速やかに豚丼セット924円をオーダー。今日は大根サラダの代わりに新しいサイドメニュー梅奴をチョイス。これがまたなかなか程よい酸っぱさで食欲を刺激。適度に甘辛い豚丼のタレに対して絶妙なアクセントになっている。ちょっとご飯が固めだったが、個人商店ではないので多少のバラツキは致し方ない事だ。豚丼単品で714円という手頃な価格も含めて、やっぱ豚丼はいっぴんが一番だな。

18時小樽港フェリーターミナルへ。乗船手続きは何の問題も無く終わったものの、台風18号による遅延が後を引いていて、出港は3時間半遅れの午前3時になりそうだと言われる。出港時間が遅れる事よりも乗船時間が遅れるのが辛いなぁ。