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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/IT系]

4月のWindows Update / 2006-04-12 (水)

4月の月例[External]Windows Update

Team bravotouring.com
みんな揃って[External]Windows Update

セキュリティ関係の修正が5件、特に[External]Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (912812) (MS06-013)で改修される「CreateTextRangeの脆弱性(DHTMLメソッド コールのメモリの破損の脆弱性)」のセキュリティ・ホールは既に攻撃方法が明らかになり、また攻撃を行う悪質なサイトも確認されているので、直ちに修正プログラムを適用すべきだ。

なお、今回の[External]Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (912812) (MS06-013)には、セキュリティ問題以外に[External]Active X実行時に確認画面が出る」パッチが含まれている為に、今まで利用できていたWebアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性がある。

このような問題が発生する場合には、[External]IEの累積パッチ(MS06-013)を適用後、Active X処理方法を元に戻す「互換性修正プログラム」をhttp://support.microsoft.com/kb/917425#E0QB0ABAAAからダウンロードし、それぞれ適用すれば良い。

[External]悪意のあるソフトウェアの削除ツールも更新版が出ている。【追記】[External]「山田オルタナティブ」にも対応しているそうなので、ご一緒にぜひ。

【参照】
●Windows Update http://windowsupdate.microsoft.com/
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
マイクロソフト,「Active Xコントロール実行時に確認画面が出る」パッチをリリース 2006年3月1日
マイクロソフト,「Active X実行時に確認画面が出る」パッチを“4月の月例パッチ”に 2006年4月5日
「4月公開のパッチは5件,IEのセキュリティ修正を含む」---MSが予告 2006年4月7日
IEの修正パッチがようやく公開,ActiveXの処理が変更されるので注意 2006年4月12日
マイクロソフトがウイルス削除ツールの新版,「山田オルタナティブ」にも対応 2006年4月12日
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
4月の月例パッチはIEの脆弱性とEolas問題に対処 2006年4月5日
4月の月例パッチは5件、IE脆弱性などに対処 2006年4月7日
IEに今度はフィッシング攻撃の脆弱性 2006年4月7日
MS月例パッチ公開、IEの脆弱性10件を修正 2006年4月12日
●Microsoft TechNet: セキュリティ センター http://www.microsoft.com/japan/technet/security/
┣マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (912945) Internet Explorer 用のセキュリティ以外の更新プログラム 2006年4月12日
┗マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (917425) Internet Explorer ActiveX compatibility patch for Mshtml.dll 2006年4月11日


[一語一絵/IT系]

東海道新幹線の緊急停止問題 / 2006-04-12 (水)

3月のダイヤ改正以降、東海道新幹線で列車の車載コンピュータによる緊急停止が発生していたらしい。

[External]日経ITProの記事によると

トラブルは大きく二つの要因で発生している。一つめが各新幹線に搭載したATC用コンピュータのメモリ不足。先行している新幹線の速度が相対的に速いと、自列車のATCの取得する相手位置の情報が増える。この情報を格納しておく領域が不足した結果、コンピュータが異常と判断したという。これが19件のうち 12件を占める。もう一つがATC用コンピュータの処理能力の問題。0.1秒以内に、先行列車と自列車の位置情報を同時に受け取ると、コンピュータが処理しきれず異常と判断するという。線路上のトランスポンダと呼ばれる装置から位置を取得している。このケースが3件あった。
という事だ。これだけの情報では問題発生ステージが仕様なのかプログラミングなのかは微妙だが、試験内容だけの漏れでなければ考慮漏れの類のバグだと言わざるを得ない。

もちろんバグそのものは喜ばしい事ではないが、ソフトウェア異常と判断するような想定外の状況においていずれも列車を停止させる処理が行われたという事から、ソフトウェアがフェイルセーフの思想に基づいて実装されている事が裏付けられるわけで、ちょっと安心した。

【参照】
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
東海道新幹線が車載コンピュータの原因で緊急停止、5月末までにプログラムを改善 2006年4月12日