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Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵/ツーリング/2002]

秋色最高 / 2002-10-13 (日)

今日も雲一つない快晴の空の下、目指すは八幡平オズマ氏(仮名)ご夫妻の見送りを受けて8時半にスタート。

紅葉
鹿角市八幡平アスピーテラインにて

R282R341を繋いで八幡平アスピーテラインへ。ほどなく両サイドの木々が色とりどりの装いで迎えてくれた。昨日の八甲田にも勝るとも劣らない見事で圧倒的な紅葉に言葉を失うほどの興奮に包まれる。

さすがに八甲田以上にクルマが多く断続的な渋滞が発生していた。特に山頂では秋田側に数百m、岩手側には3km以上の列ができていて、秋田側からのアプローチで良かったと胸をなで下ろした。なお山頂付近での紅葉はとっくに終っていた(ていうか植生の違いから紅葉しないと思われる)ので、素通りして八幡平温泉付近まで一気にダウンヒル。やっと上りのストレスを発散できて楽し〜。

下ってからも八幡平に向かう方向がトンデモなくスゴい渋滞でびっくり。こちら側もR4に抜けるまでもそれなりに時間がかかり、13時過ぎ盛岡市街地へ。

取り敢えず盛岡冷麺を食べようかなと思ってコンビニで『るるぶ』を開いたら、まだ食べた事が無かったじゃじゃ麺を発見。そういうわけでバスセンター近くの盛岡じゃじゃ麺でじゃじゃ麺の大500円を食べた。細めのうどんにごまみそをまぶして食べるような代物だが、「う〜ん、珍しい味だがそれほどウマいとは思わんが…」という感じで期待外れであった。ちゃんちゃん。

ここまでで思ったより全然時間がかかってしまったので、三陸海岸に抜けるのを諦めてR4をそのまま南下。17時過ぎ一関市に入り、尾花が森公園キャンプ場で初キャンプとなった。う〜、連休で混んでいるせいもあるけど、北海道感覚が抜けずに移動時間が読めなくなっちゃったような…!!


[一語一絵/ツーリング/2002]

色彩に酔う / 2002-10-12 (土)

雲一つない快晴にゴキゲン度も最高潮で8時過ぎにスタート。十和田市からR102に入って奥入瀬渓谷へと進路をとる。

信号で止まる度に昨日よりも更に透き通って青さも増した空に見とれる。南国沖縄の暴力的な程に力強い青空も違って、どことなく優しくそれでいて凛とした北国の青空。写真では半分も伝えきれないと思うがまさにfine blue。願わくばいつまでもどこまでもこの青空が続いてほしいモノだ。

紅葉
青森市、八甲田山にて

1時間程で奥入瀬渓谷の入口に到着したが、情報通り思ったほど紅葉が進んでいないので、直進して八甲田方面へ。谷地温泉付近から道の両側のブナ林が次第に黄色を濃くしてちょうど見頃を迎えていた。さすがに行楽客も多く断続的なノロノロ運転を余儀なくされていた事もあって、路側帯にバイクを止めてクルマが途切れるまで撮影タイムを繰り返す。

笠松峠付近はすでに枯れ果ててしまっていたが、少し下った酸ヶ湯温泉付近はナナカマドやカエデ等の赤とも相まって特に見応えがあった。生まれも育ちも福岡のYANOさんとしては今までこれほどまでに鮮やかな紅葉には出逢った事が無く、しばし観とれてしまったほどだ。

相変らずクルマが多いので、気分転換にR394でゴキゲンRiding。黒石市で再びR102に戻って湯ノ沢峠から今度は十和田湖へ入る。

子の口まで来たところで丁度12時。よくあるレストランで稲庭うどん850円を食す。が、よく考えたらここはまだ青森県。いやそれ以前に「稲庭うどん」というメニューがある事自体おかしい気がする。本家香川県では「讃岐うどん」というメニューは存在しないにも関わらず、徳島県には「讃岐うどん」というメニューがまかり通ると言う事実を踏まえると、やはりこの「稲庭うどん」も紛い物のような…。いや、うどん自体はそこそこ美味しかったんですが。

食後も続いて十和田湖を時計周りに一周。湖畔の紅葉はまだまだという感じだが、外輪山の頂上付近ではなかなかいい頃合いになっている。ただ位置的にあまりフォトジェニックでなく、なかなかいい絵が撮れないのが残念だ。取り敢えず湯ノ沢峠まで行って一周成立。ここの売店で飲んだ瓶入りのアップルジュース100円がうまかった。たぶん平賀町農協の製品だと思うがシャイニーのよりもオススメ。

それから少し戻って14時半発荷峠へ。ちなみにここは秋田県小坂町。今日は対岸がすこし霞んでいるがここからの展望もまた素晴らしい。観光バスを始めとした観光客が騒々しいのが玉に傷なので程々に離脱し、十和田湖に別れを告げる。

そのままR103を道なりに下って15時半鹿角市大湯温泉へ。いずみ荘200円でひと汗流す。ちょっと熱めだが肌ざわりも良く、川から吹く風がまた気持ち良かった。

それから16時40分に国指定特別史跡でもある大湯環状列石、いわゆるストーンサークルへ。ま、良くも悪くも石が並んでいるだけなので興味無い人にはそれだけの物に過ぎないのだが、これを誰が何の為に作ったのだろうかと古代のロマンに思いを馳せるのもまた趣深い事である。ちなみに20分程滞在している間にJRの観光バスもやってきたが、道路脇に30秒ほど停車しただけで走り去ってしまった。自家用車でもクルマから降りてきたのは1/10だけ。みなさん、お忙しそうで何よりです。

それから鹿角市花輪へ抜けてホームセンターを物色した後、恒例のオズマ氏(仮名)宅@小坂町へ。今回で通算4度目。しかもここ1年で3度というのはどうした事か。今回もお世話になりました。m(__)m


[一語一絵/ツーリング/2002]

さんぱちかみきた / 2002-10-11 (金)

今朝は久々の快晴、さっさと荷作りを済ませて9時前函館港へ。ここ数日雨雲にビビりながら走ってた身としてはゴキゲンな青空の下でクルージングと言うのはちょっと勿体ないのだが、まぁ世の中そうそう全てがうまく噛み合う訳ではないと言い聞かせつつデッキで函館の街、そして北海道との別れを惜しむ。

船室で寝ている間に定刻の11時10分大間港へ到着。颯爽と乗降口から飛び出し、海の向こうの恵山岬を眺めながらR279を東へ。6月に北海道を目指して走ったルートを逆に走っているわけで、あの時も寒かったなぁとちょっと感慨深げ。しかし、青い空と青い海を眺めながらゴキゲンRidingは止まらない。下風呂温泉のお祭りをチラッと横目に素通り。

紅葉
大畑町、奥薬研渓谷にて

大畑町からは県道4号線にスイッチし、一転して林の中へ。12時前薬研渓谷に到着。期待の紅葉は少し色付いて来ているが見頃はもう少し先か…。温泉も6月に入ったので今回は先を急ぐ事に。

一息入れていよいよ霊場恐山へ。久々の本格的な山岳ワインディングをグイグイ登る。が、昨日から左フォークからフルードが滲んでいるのに気づいてたので、フロントダイブするようなハードなアタックは自重し、あくまでも加減速の穏やかなライディングを心がける。でも真っ直ぐなだけの北海道の道よりもはるかに楽しいのだ。これでいいのだ。

秋の大祭を前に霊場恐山も意外とクルマが多かった。紅葉もイマイチだったので、太鼓橋のところで折り返してむつ市へ向かう。途中かまぶしパノラマロードに寄道したが、こちらの方が標高が高くなる分良かったように思う。走っても楽しい道なのでオススメ。

それから再び県道4号線に戻ってむつ市13時半に到着。サークルKで簡単にお昼を済ませ、今宵の宿を設定している三沢市へとCBを走らせる。

15時前六ヶ所村原燃核燃料サイクル施設PRセンターなるものに寄道。なにかとネガティブな印象を与えがちな原子力関連施設だが、いろいろと考えて作られて&努力している事を理解する。が、本質をわかっていない一部の輩がこういう地道な努力が一瞬で無になるような無責任な事をするのが困りモノだ。技術は魔法ではなく往々にしてネガティブな面もあるものだが、それを一つずつ解決していくのもまた技術なので、マスコミや国民もあまり神経質ならずに見守る必要があるのではないかと思う。

その一方で六ヶ所村の核燃料サイクル施設周辺に洒落た集合住宅や商業施設が出来ていたのは、相変らず原子力関係団体頼りの開発による葛藤を感じるのだが。

17時過ぎ三沢市を過ぎて下田町カワヨグリーンYHに到着。RHに馴れた身体には1泊2食5000円弱というのは敷居が高かったが、食事も美味しいし温泉の露天風呂も肌ざわりが良く好感触。なるほど人気が高いのが頷けるユースだ。

話は変って青森県の天気予報では三沢、八戸、上北郡周辺を「さんぱちかみきた地方」と呼ぶのだが、なかなか全国ニュースでは聞く事の無いこの言葉を聞くと改めて青森県にやってきたんだなぁと実感する。魅惑の「さんぱちかみきた」なのだ。


[一語一絵/ツーリング/2002]

秋色北海道、ファイナル / 2002-10-10 (木)

今朝はやっと朝日が垣間見えるお天気だが、ここ数日の例に漏れず今日も「北海道全域でところによってにわか雨」といういい加減な天気予報を踏まえ、雨対策をバッチリ決めて8時樽前荘をスタート。

紅葉とCB
壮瞥町、三階滝にて

大滝村までは先日通ったコースだが、道路沿いの木々も紅葉がだいぶすすんで秋色になってきた。やはり今年は夏の天候不良が祟った影響でそれほど色鮮やかとは言えないが、美笛峠までのヒルクライムは最高。黄色に色付いたダケカンバや白樺がどこまでも続くような九州ではとても味わえないスケールの大きなシチュエーションに感動をおぼえる。

沙流川の河原に湧く秘湯オサルの湯も今回やっと見つけられたのだが、天気が不安だったのと厚着を脱ぐのが面倒だったので残念ながら入浴はパスした。

小雨にビビりながらも無事オロフレ峠の展望所に到着。洞爺湖に続く樹海もずいぶんと色付き始めていた。が、太平洋から吹きつける風がめちゃめちゃ冷たくて数分も居られず離脱。カルルス温泉まで下って温泉休憩を目論んでいたのに、オロフレ荘の日帰り入浴は11時からという事なので断念。雨が降らないうちにできるだけ先を急ぐ事に。

取り敢えず行った事の無かった観光地シリーズで11時過ぎ室蘭地球岬へ。思ったより人気も少なく、ちょうどうまい具合に青空も覗いていい感じであった。

ここまで思い出したようにパラパラと降られていたので、室蘭からは完全防備でR37を淡々と南下。長万部二股ラジウム温泉に足を延ばそうかと思っていたが、どうみても雨降ってるよという空模様にあっさり断念。大人しくR5にスイッチして大沼公園へ。ここにきて空には安定した晴れ間が広がってきたのだが、道南の平地では肝心の紅葉がまだまだであった。

函館新道を抜けて16時半にRHライムライトに到着。今日は完全防備でほとんど濡れる事なく大成功だ。

荷物を下ろしたあと、市営の谷地頭温泉370円へ。そういえばリニューアルしてから初めてだ。外観はどこぞの病院か老人ホームを思わせる野暮ったさだが、プールか体育館を思わせるだだっ広い浴場の雰囲気は昔のイメージそのままでちょっとうれしい誤算だ。そして夕食は10月13日で3000日連続営業の記録を樹立するたつみでカツ丼500円を所望。ここもコストパフォーマンスめちゃ高の腹ぺこライダー御用達の店として知る人ぞ知る有名店だ。いや、確かにウマかったよ。ハイカラな街函館、侮るべからず。


[一語一絵/ツーリング/2002]

見えざる力 / 2002-10-09 (水)

今日こそいい天気だ…との期待をあざ笑うように、いつ降り出してもおかしく無い完璧な曇り。しかも雲が低くて紅葉を期待できる山間部は霧か雨の気配濃厚。だからと言ってここでウダウダしててもしょうが無いので、7時半にスタートして幸福駅へ。初めてなので取り敢えず証拠写真を数枚撮って離脱する。

取り敢えずオンネトーを目指して幕別町まで走ったが、どうみても天気が好転するとは思えない雲行きなので目的地をナイタイ高原に変更し一旦帯広に戻る事に。というわけで行き掛けの駄賃にまたしても六花亭本店へ。サクサクパイと季節のケーキパンプキンモンブラン140円を食べる。う〜ん、朝から贅沢。

上士幌町を目の前にしてついにポツポツとシールドに水滴が…。躊躇無く目的地を然別湖に変更してUターン。が、結局再び雨に行く手を阻まれてしまい、十勝周辺の紅葉ポイントは八方塞がりとなってしまった。まさにお釈迦様の掌で右往左往する孫悟空の如し。見えざる力が働いているような気がする。

というわけで十勝からの撤退を決意。たぶん雨の峠越えになるだろうが、ここでのんびり構えてる間に雨が雪になったりしたらそれこそ峠を越えなくなってしまうのだ。昨日と同じ標高1000mの日勝峠を通るか、標高650mの狩勝峠を越えてトマム占冠と遠回りするか悩んでいたのだが、どちらも濃霧通行注意の交通情報が出ていたので状況は大して変わらないと判断して最短距離の日勝峠を越える事にする。

で、新得みなとやで蕎麦500円を喰う。やっぱり風味がいいね、新得の新蕎麦

モティベーションも高まったところで完全武装して日勝峠越え。1合目から視界100m未満の霧に見舞われるが、うまい具合に自衛隊のジープを先導車にしていいペースでクリア。日勝トンネルを抜けるとウソのように霧も晴れ、結局殆ど雨に濡れる事も無く日勝峠をパス。あとはキレイな紅葉を眺めながらゴキゲンダウンヒル。

馬、うま、馬
門別町にて

ちょうど24時間ぶりに13時に道の駅「樹海ロード日高」でコーヒーブレイク。ここから沙流川沿いに下るルートも紅葉が見事。時折差し込む日差しに燃えるようなコントラストを映し出すが、バイクを止めてカメラを構えた頃にはまた日差しが翳ってしまいトホホのホ。

門別町ではある程度青空が広がり始めたので、これ幸いと広域農道で牧場を周る。またしても日高ケンタッキーファームは素通りしたが、なかなかあちこち牧場が並ぶ風景はやっぱりグー。緑の草原に雨上がりの澄んだ青空は一段と映えるのだ。牧場の脇に座り込んで、一心不乱に草を食むサラブレッドをしばらく眺めて過す。今回の十勝ステージは紅葉を観に行ったハズなのにグルメツアーになってしまったなぁ。f(^^;;

ゴキゲンな気分で苫小牧に入ったところで空が一気に暗転してしまい、とうとう本格的な雨に。なんとか今日一日逃げ切れたと思ったのになぁ....。再びレインスタイルに変装し、16時半支笏湖のRHモーラップ樽前荘へ到着。ここも苫小牧市公設のライダーハウスで、1,000円の料金以上の設備充実でオススメだ。