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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

色彩に酔う / 2002-10-12 (土)

雲一つない快晴にゴキゲン度も最高潮で8時過ぎにスタート。十和田市からR102に入って奥入瀬渓谷へと進路をとる。

信号で止まる度に昨日よりも更に透き通って青さも増した空に見とれる。南国沖縄の暴力的な程に力強い青空も違って、どことなく優しくそれでいて凛とした北国の青空。写真では半分も伝えきれないと思うがまさにfine blue。願わくばいつまでもどこまでもこの青空が続いてほしいモノだ。

紅葉
青森市、八甲田山にて

1時間程で奥入瀬渓谷の入口に到着したが、情報通り思ったほど紅葉が進んでいないので、直進して八甲田方面へ。谷地温泉付近から道の両側のブナ林が次第に黄色を濃くしてちょうど見頃を迎えていた。さすがに行楽客も多く断続的なノロノロ運転を余儀なくされていた事もあって、路側帯にバイクを止めてクルマが途切れるまで撮影タイムを繰り返す。

笠松峠付近はすでに枯れ果ててしまっていたが、少し下った酸ヶ湯温泉付近はナナカマドやカエデ等の赤とも相まって特に見応えがあった。生まれも育ちも福岡のYANOさんとしては今までこれほどまでに鮮やかな紅葉には出逢った事が無く、しばし観とれてしまったほどだ。

相変らずクルマが多いので、気分転換にR394でゴキゲンRiding。黒石市で再びR102に戻って湯ノ沢峠から今度は十和田湖へ入る。

子の口まで来たところで丁度12時。よくあるレストランで稲庭うどん850円を食す。が、よく考えたらここはまだ青森県。いやそれ以前に「稲庭うどん」というメニューがある事自体おかしい気がする。本家香川県では「讃岐うどん」というメニューは存在しないにも関わらず、徳島県には「讃岐うどん」というメニューがまかり通ると言う事実を踏まえると、やはりこの「稲庭うどん」も紛い物のような…。いや、うどん自体はそこそこ美味しかったんですが。

食後も続いて十和田湖を時計周りに一周。湖畔の紅葉はまだまだという感じだが、外輪山の頂上付近ではなかなかいい頃合いになっている。ただ位置的にあまりフォトジェニックでなく、なかなかいい絵が撮れないのが残念だ。取り敢えず湯ノ沢峠まで行って一周成立。ここの売店で飲んだ瓶入りのアップルジュース100円がうまかった。たぶん平賀町農協の製品だと思うがシャイニーのよりもオススメ。

それから少し戻って14時半発荷峠へ。ちなみにここは秋田県小坂町。今日は対岸がすこし霞んでいるがここからの展望もまた素晴らしい。観光バスを始めとした観光客が騒々しいのが玉に傷なので程々に離脱し、十和田湖に別れを告げる。

そのままR103を道なりに下って15時半鹿角市大湯温泉へ。いずみ荘200円でひと汗流す。ちょっと熱めだが肌ざわりも良く、川から吹く風がまた気持ち良かった。

それから16時40分に国指定特別史跡でもある大湯環状列石、いわゆるストーンサークルへ。ま、良くも悪くも石が並んでいるだけなので興味無い人にはそれだけの物に過ぎないのだが、これを誰が何の為に作ったのだろうかと古代のロマンに思いを馳せるのもまた趣深い事である。ちなみに20分程滞在している間にJRの観光バスもやってきたが、道路脇に30秒ほど停車しただけで走り去ってしまった。自家用車でもクルマから降りてきたのは1/10だけ。みなさん、お忙しそうで何よりです。

それから鹿角市花輪へ抜けてホームセンターを物色した後、恒例のオズマ氏(仮名)宅@小坂町へ。今回で通算4度目。しかもここ1年で3度というのはどうした事か。今回もお世話になりました。m(__)m