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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2001]

北海道ツーリング / 2001-08-04 (土)

最北端の記念碑を望む
気温20℃の宗谷岬にて

北九州神戸舞鶴小樽のフェリー2航路を乗り継いで8/7早朝に上陸、8/10朝には再び小樽からフェリーで離道という前提から、道内実質3日間のスケジュール。

初日はまず日本海沿いに北上して宗谷岬を周り、続いてオホーツク海側を南下して紋別ライダー共和国で宿泊。2日目は屈斜路湖を経て納沙布岬を周り浦幌ミッキーハウス、3日目には襟裳岬まで足を延ばした後は江別の友人宅へ転がり込む。という贅沢な希望もほぼ期待通りに叶っていちおルート的には満足。最終的に道内の走行距離は1651kmに達した。

また北海道は例年にない天候不順に見舞われていて、特に道東では7月の晴れがわずか4日間しかなく、今回の滞在期間中も最高気温が12〜15℃で推移するという涼しいを通り越してめちゃ寒い状況ではあった。しかし、それほど激しい雨にも逢わなかったという事は比較的恵まれたと思う(思い込んでいる)

海も非常に穏やかで計72時間に渡る船旅を満喫する事ができた。ただ復路の神戸北九州便が確保できなかった為に舞鶴福岡を自走する事となり、福岡に帰着した時の走行距離はトータルで2841kmと、一度のツーリングでの最長距離となった。ま、当たり前と言えば当たり前か。


[一語一絵/ツーリング/2001]

いざゆかん、大空と大地の世界へ / 2001-08-03 (金)

一週間の楽しい関東出張を終えて無事に帰福。いよいよ明日から待望の夏期休暇と相成った。

そして今回の目的地は諸般の事情から、久々の北海道に決定。夜行フェリーを乗り継いでの渡道となる為に道内には実質3日の滞在と、ちょっと満足な日程とは言えないが、そこは「足りないくらいがちょうどいいのさ」と割り切ってでっかいどうの雄大さの一端くらいは味わいたいと期待している。

明日明後日は絶好のスタート日和になりそうだし、今のところ旅立ちに向けての不安材料は無し。松山千春「大空と大地の中で」を聴きながら、久々にドキドキする旅立ち前夜である。


[一語一絵/ツーリング/2001]

国見峠恐るべし / 2001-07-20 (金)

せっかくの3連休なので遠出。取り敢えず高千穂YHを基点に20日は六峰街道、21日はR503R327椎葉R265と九州の山深さを肌で知る。

道路に覆いかぶさる倒木
宮崎県椎葉村、村道木浦線にて

六峰街道は予想よりはるかに走り易いゴキゲンスカイラインで大いに満足。特筆すべきは国見峠(村道木浦線)。トンネルなら僅か5分程で走り切る区間をバイクで40分(クルマなら優に一時間以上)もかかる旧道は、まさに酷道という表現がピッタリのハードロード。(それなりに維持管理はされているので廃道では無い)

木々に囲まれて昼でも薄暗い路面は、全線舗装とはいうものの落ち葉や小石が散りばめられている上に水も流れているところもあり、ちょっと不用意なアクセルワークをすると簡単にスリップ。慌ててカウンターをあてる有り様。落石は言うまでもなく揚げ句の果てには倒木まであり、転倒はもちろんうっかりパンクでもさせようものなら遭難の2文字が現実の恐怖として迫ってくる。YANOをして「もう2度と行くか!!」と思うほどのハードさにはウンザリした。

遭難に対する恐怖と猛烈な孤独感との戦いを終え、一人で山深いところに入る事で自然の奥深さ、人間の小ささを改めて強烈に思い知った。ソロでは行かない方が良いです。ホント。

流し撮り
MASAさん@SRV

22日は高森峠から阿蘇に入り、グリーンロード南阿蘇で一旦西原村に抜ける。そのまま俵山を越えて再び阿蘇入り、阿蘇登山道をへて大観峰へと文字通り阿蘇をかけずり回り、[External]快楽的二輪旅於電子網主催の阿蘇ミーティングに合流。

しばし話を交わした後、山水亭のオムライスでランチと洒落て、直入の広域農道で撮影会。ながのさん、MASAさん、いらなさん、SYUくんの5台で代わる代わるコーナーでRiding seenを繰り広げる。

16時前に現地で解散となり、R442からファームロードわいたを経て岳ノ湯地獄谷温泉裕花(ゆうか)で温泉休憩(500円)。最近出来た施設で初入湯だったが、湯船も広くてなかなか良い露天風呂である。残念ながら高台で無いため展望は効かないものの開放感は高い。ちなみに併設の家族風呂はコイン式の24時間営業である。また「ジェラト・ヒルトン」のアイスを売っているところなんざぁ、ポイント高いと言えよう。

R212の松原ダムを過ぎたところで片側交互通行に起因する大渋滞にハマったが、追い付いたながのさんの後を付いて激走。日田から先は例の如く筑後川土手ロード20時過ぎに帰着。全行程835kmの3 days tourであった。


[一語一絵/ツーリング/2001]

14th 阿蘇エクスプレス / 2001-07-15 (日)

博多祇園の追い山を無視して惰眠を貪り、朝食も摂らず7時半にスタート。午後から下り坂という天気予報を受けて、日田オートポリス経由の最速ゴキゲンルートをノンストップ2時間強で走破し、9時45分阿蘇展望所に到着。

さっそく「とうきび」(200円)をむさぼりつくように喰べながら、青空を眺める。雲の流れは疾く、空気は湿って重い。やはり夕方には崩れそうな気配を感じる。早々にリスタートし、大観峰でコーヒーブレイク。その後はやまなみハイウェイに抜け、なんとなく牧ノ戸を避けて瀬の本からR442へ。

黒川温泉「もとむら湯小屋」で温泉タイム。露天風呂が無いのは覚悟の上だったが、R442に面している為にクルマやバイクの音がウルサクて雰囲気悪。せめて植え込みを増やすとかもう少し対策のしようがあると思うが....。これで500円というのはちょっと....旅館の立寄り湯にした方が良かったと後悔後を絶たず。

湯上がりのほてりを冷ますべく高原の風に吹かれてぼんやり雲を眺める。再びやまなみハイウェイに戻って牧ノ戸を抜けようと思っていたのだが、どうも雲行きが怪しい。ここは転ばぬ先の杖で大人しく帰投を決断。

と言いつつファームロードわいたに寄り道し、アップダウンを豪快にFun Riding。R387小国に抜け「ジェラト・ヒルトン」で野いちごアイス(260円)を所望。なるほどミルクの風味たっぷりあるのに後味サッパリで美味しい。野いちごの甘酸っぱさとも絶妙なハーモニーを醸し出している。

あとは雲と追いかけっこするように日田に抜け、R210へ。このあたりからは青空が広がりだした。小石原秋月から山の方を廻ろうかとも思ったが、何事も過ぎたるは及ばざるが如しと大人しくいつもの筑後川土手ロードに向かう。すると高見の交差点付近でヘッポコ嬢のCBとすれ違った。慌てて手を振ったけど気付いたかな? しかしもう昼過ぎだというのに、これからどこへ向かってるんだろう?

その後はいつものコースを淡々と走って14時に青空の福岡帰着。280kmのFun Ridingであった。しかし15時半から1時間ほど雷を伴った夕立が降った。ヘッポコ嬢、雨に降られてなきゃいいけど....。


[一語一絵/ツーリング/2001]

潮風の季節 / 2001-07-08 (日)

昨夜はいろんな意味で毒気に当てられてしまったので、爽やかに吹き飛ばすべく8時20分にスタート。まずはR3に出るまでは馴らしがてら5000rpmをLimitに少し様子見。いつものようにエンジンもゴキゲン麗しい様子なので、榎田からR3に入ると10000rpmまで開放。車の流れを縫うようにR3を快速南下する。そして太宰府ICを過ぎた都府楼の高架区間では13000rpmのレッドゾーンまで回す。初のレッドゾーン体験だったが、10000rpmを越えてもリニアに延びる感じ。ごく当たり前のように回ってしまってちょっと拍子抜け....。

さて、今日も例の如く阿蘇に向かおうかなぁ〜と思っていたのだが、どうも南方向は雲が多そうな気配なのと、「だから〜好きだと言って♪」とずっと脳内でリフレインしている『波乗りジョニー』(by 桑田佳祐)に影響されて急遽へと方向転換。城戸ICから鳥栖筑紫野有料道路に入り、テンションは快速モード。県道31号線を経て佐賀R34に合流し、いけいけモードで西へひた走る。

当初は大海原を観に野母崎外海町へ行こうと思っていたのだが、思ったより暑くなりそうな気配を感じ、目標をに加えて避暑地雲仙を擁する島原半島に再度変更。江北町東分の交差点をステップを擦りながらガツンと左折し、R207を一路西へ。2時間弱の一気走りで鹿島の道の駅「鹿島」10時15分到着。

雲仙を下る
県道131号線@長崎県国見町

トイレ休憩だけでそそくさとリスタート。「青い渚をは〜し〜り〜♪」と多良小長井高来のゴキゲンシーサイド区間を快走。穏やかな海からそよぐ潮風が何とも心地好い。開ける開けないで議論沸騰中の潮受け堤防を横目に、R57に抜け愛野展望所11時20分到着。そこには夏の海と陽射しが待っていた。風はまだ涼しいんだが、じっとしていても汗ばむような陽射しにクラクラする。もう梅雨明けかな?、とか言ってるとまた降るんだよな…

「おにづか」で皿うどん(600円)を食べて、12時にリスタート。島原半島を一周してから雲仙に登ろうかとも思ったが、反時計周りになってしまうので大人しく雲仙アタック。ここも今日はクルマが少なく、ステップを擦りながら15分程で標高差800mを登り切り、耳ツーン状態に陥る。さすがに避暑地雲仙だけあって期待通り涼しい。少しガスってるのが難だけど。

取り敢えず、共同浴場「湯の里」(100円)でひとっ風呂浴びた後、池の原園地で木陰に陣取りお昼寝。(-_-)zzzz しかし30分もしないうちに耳ざわりなエンジン音で起される。なんとアンポンタンなデリカワゴンがエンジンかけっぱなしで昼寝していやがる。当然ヤツラはエアコンを入れて窓を締め切っているんだが、雲仙に何をしにきたんだ? ただ流行に流されて四駆ワゴンに乗り「Save Our Earth」とかのステッカー張ってる、こういうバカップルはホント救いようが無い。何よりこういう親に育てられる子供の将来が心配だ。

雲行きが更に怪しくなってた事もあり、憤慨したYANO13時40分雲仙に別れを告げた。R389県道131号線雲仙グリーンロードを豪快に駆け降り、愛野展望所からR57に復帰。しかし、雲仙を下ると雲はほとんど無く暑い暑い。本来ならばもうちょっと粘って有明フェリーで渡るところだが、まだ時間も天気も余裕たっぷりなのでこのまま走って帰る事にする。せっかくの梅雨の晴れ間、走らにゃ損々!!

突然砂利道に!!
多良岳レインボーロード@佐賀県太良町

名残りを惜しみつつ福岡へ帰投開始。とは言え、ただ来た道を戻るのも芸がないので、新規ルート開拓に挑戦。多良岳南部広域農道(通称:多良岳レインボーロード)に入る。幅広2車線の広域農道は標高50m〜100mの山麓を縫うように走り、有明海を俯瞰するような眺めがまた格別。当初は多良岳林道嬉野に抜けようかとも思っていたが、路面が荒れてちょっとイヤな雰囲気だったので撤退して、多良岳レインボーロード佐賀に向かう。

しかし、完全舗装でゴキゲンだった多良岳レインボーロードは長崎県を抜けて佐賀県に入るや否や突然砂利道に姿を一変。躊躇する間もなくフルブレーキをかけ、マシンは大きくノーズダイブ。イタリアbrembo謹製のキャリパーが唸りを、BATTLAXが悲鳴をあげる......。久々のパニックブレーキだったが、なんとか砂利の寸前で停止させる事に成功。冷や汗f(^^;;ものであった。

「佐賀県何とかしろよ〜」と思ったものの、落ち着いて背景を考えると諫早湾埋立で潤沢に国の支援を受けた長崎県と、海苔養殖のダメージのみならず道路整備も遅れている佐賀県の明暗が如実に現れているように思えるのは穿った見方だろうか?

再びR207に戻り、道の駅「鹿島」15時半到着。R34県道31号と来た道を戻り、基山の混雑と暑さを避けるべくR385へ。坂本峠を越えて福岡県に入ると、またまた新規ルート開拓。大橋の混雑を避けるべく県道575号線県道580号線と繋いで太宰府IC近くでR3へと抜けるには抜けたが、春日も結構混んでて結局遠回りしただけで終わったような感じで、18時に無事帰着。

梅雨の合間にちょっと夏を先取りしたような、365kmの快速ツーリングであった。