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Last-modified: 2024-05-10 (金)


[一語一絵/ツーリング/2001]

シンデレラ現る! 13th阿蘇 / 2001-07-01 (日)

朝6時40分気合と共にスタートし、例の如くR3を一気に南下。さすがに日曜の早朝、クルマも少なく山鹿まで1時間40分で走破。しかし、南下すると共に雲が垂れ込めてきたのが不安の種。

そのまま菊池グリーンロードを経てミルクロードを駆け上がる。路面もいつしかウェットに変わり、二重の峠を過ぎると案の定ガスに包まれホワイトアウト....。このまま菊池に降りようかとも思ったが、外輪山に登ってしまうと不思議と晴れ始めた。いつものようにミルクロードを快走し、9時半大観峰着。

少し休憩してたらだんだんだるくなってきたので、本格的にリラックスすべか?と、一の宮温泉センターで入浴する。ボディーシャンプーも露天風呂もあり200円とは思えない設備。泉質は弱アルカリ性の放射能線できもちヌルヌル感がある。しかし「レジオネラ菌うんぬん」の注意書と、露天風呂でカルキ臭が少しあったので循環のような気がする。

温泉から上がってかなりリラックス。ていうか、眠気を感じてきたので、11時半スカイパークあざみ台で早めにお昼を済ませ、1時間半程お昼寝。空はおあつらえ向きに雲で覆われている。(-_-)zzzz

13時過ぎ、暑い陽射しに目が覚める。しかし牧ノ戸峠は相変わらず雲の中....というわけで、久住山の東側を周り込んで飯田高原に抜ける事にする。

いちごちゃんソフト
いちごちゃんソフト@パルクラブ

ならば冷たいアイスでデザートと洒落るべく、パルクラブ([External]社会福祉法人「博愛会」)まで走ってまゆちゃんオススメのいちごちゃんソフト(350円)をGet。確かに練乳が効いてイチゴの甘酸っぱさとイイ感じ。でもイチゴが冷たくない。なんで冷やしてないんだ〜!!

予想通り久住山の東側は晴れている。ひと眠りした上に、してやったりな展開でテンション急上昇。目一杯倒したところでバンプで跳ねた反動でステップを擦ったりしながら、タイトコーナーの続く広域農道を刹那的に走る。思わず「リフレインが叫んでる」を口ずさむヤバさ....。白水鉱泉で炭酸水を飲み、テンションを下げた後は、男池を経て飯田高原へ抜ける。

飯田高原も良い天気なので、岡嶋牧場のアイスクリームを狙ったが大賑わいの為断念。長者原まで戻ってまたソフトを食べ、緑濃くなったやまなみハイウェイをもう一度堪能し、これまた例の如くR210から筑後川土手ルートで帰投。さすがにまだ16時台では蒸暑さが堪えた。

県道76号線でソロの赤いV-Twin(VTR?)に追い付いた。桜谷射撃場までのタイトな登りを細い腕で器用に大型バイクを操るなぁ〜と思いながら付いて行ったが、峠から下りたところで彼女はV-Twinの咆哮と共にYANOの視界から消えて行った。峰不二子の雰囲気ではなかったが、ひらひらと舞うようなライディングが印象的であった。あ〜ぁ、どんな娘が乗ってたのか見たかったなぁ。シンデレラを逃がした王子様な気分。f(^^;;

YANOは脇道に外れ高雄からR3を流して福岡市内に入り、給油の為金隈宇佐美にピットイン。「帰ったら洗車すっかな〜」とか思ってたところ先ほどの彼女がいい音を響かせて走り去って行った。すると、シューマッハを追うハッキネン(今年はラルフか?)の如くコースイン。勝手知ったる南バイパスを流れるように駆け抜け、上牟田で追い付き、あっさりと追い抜いた....。(^^)v

あれ?追い抜いてどないすんねん。な、376kmのシンデレラツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2001]

新しい道、12th阿蘇 / 2001-06-16 (土)

今朝はちょっと遅めの8時15分にスタート。長袖をクリーニング屋に出した後いつものようにR3を南下し、10時20分山鹿[External]セブンイレブンでコーヒーブレイク。ついでに熊本在住FireBlade氏の招聘を試みるが、あいにくと休出中との事でまたしても合流ならず。

緑萌ゆる南阿蘇
グリーンロード南阿蘇

今回は植木から菊池グリーンロードを経てR325大津に抜け、熊本空港をかすめて東に向かう、というといつもの俵山へのアプローチでもあるが、今回は新しいルートを開拓。西原村から[External]阿蘇らくのうパークの案内板に沿って更に南へ下り、農業用道路南阿蘇線(通称:グリーンロード南阿蘇)でのアプローチ。

狭くツイスティな俵山越えとは違い、1999年春に開通した総延長18.3kmのグリーンロード南阿蘇は幅広2車線のゴキゲン快走ルート。交通量も極めて少なく、時折現れるクルマも難なくパスして豪快に駆け上がる。西原村側は阿蘇外輪山ではお約束の牧歌的な風景が、地蔵峠を越え久木野村側に入ると獅子ヶ岩など南阿蘇独特の景観が楽しめる。

11時半過ぎには白水村から阿蘇登山道吉田線に入り、阿蘇山をこれまた豪快に駆け登る。今日はクルマが少なく実に気持ち良く走れ、ついつい飛ばしてしまう....。しかし、標高が上がるにつれ雲が厚く肌寒くなってきたので、山上には向かわずそのまま坊中線へと進路をとり、一気に阿蘇谷へ下る。

気が付くと12時を過ぎていたので[External]セブンイレブンでおにぎりを調達し、やまなみハイウェイからミルクロードで北外輪山へと登る。最近は車両乗りいれ禁止となった扇谷展望所で阿蘇谷を見下ろしながら、質素で贅沢なランチタイムを過ごす。外輪山を吹く風は涼しく穏やかであった。

帰りも新規ルート開拓なので、13時と早めの帰投。ミルクロード大津方面に向かい、鞍岳林道を経て14時菊池着。その先は県道133号線竜門ダムを経て鯛生金山から奥日田スーパー林道に繋ぐ。1.5車線のタイトでツイスティな林道で、しかも路面の陥没や落石が多くて注意を要するが、先週走ったばかりという事もあって比較的楽に走れる。なお日田方面から除草が始まっていて、営林署から委託されたと思われるオヤジさんが一人で除草をしていた。

一石峠の手前で奥日田スーパー林道に別れを告げ、星野村へと向かう。県道114号線を下り「基幹林道星野線・終点」の看板を右へ。ここも通った事の無い道だが、始点が合瀬耳納峠にあるのは知っていたので「これはショートカットできるに違いない」と踏んだのだが残念ながら4km程で行き止まり。往復15分の無駄足で終わってしまった。

結局大人しく県道57号52号合瀬耳納峠を越えて浮羽町へ。筑後川土手ロードを快走して甘木16時半着。ここまでの所要時間は3時間半と予想より1時間程オーバー。最速コースだと2時間弱で走れる区間であり、特に鞍岳林道は時間がかかっただけでイマイチ。やはりオートポリスから県道12号線松原ダムへ抜けるルートがベスト。涼を求めてのんびり走るなら兵戸スーパー林道から奥日田スーパー林道を経て耳納スカイラインかな。

しかし、今日はこれでは終わりではなかった。17時半博多に戻ると、今度ははゆ嬢をピックアップして海の中道まで久々ので〜とツーリング。しかしソロで山道を中心に400km走った直後だけにイケイケ感覚が抜け切れず、タンデムではギクシャクした走りに終止。深く反省する。潮風に吹かれてちょびっと話しを交わした後、天神まで戻って19時20分に散開。

「さ〜て帰るか」と渋滞する明治通りをダラダラと家路に向かっていたのだが、オイル交換のタイミングである事を思い出した。幸い[External]ファミリーユサは20時までなのでまだ間に合う。しかし、時間があまり無いと思いつつもなぜか最寄りの博多区東比恵二輪館ではなく、ちょっと遠い東区原田福岡東店に向かってしまう。

福岡東店でいつもの吉田さんにいつものようにオイル交換を頼むと、「実はわたし来週いっぱいで辞めちゃうんですよ〜」という言葉が返ってきた。養護教諭になるために北九州に戻るそうだが、まだ採用のメドも立ってないと言う。それにも関わらず仕事を続けながら待っていてはチャンスを掴めないから、と決断した潔さはまさに天晴。これまでずっと懇意にしてもらってきた店員さんだが、退職の挨拶だけでなくこうして事情まで話してくれるとは嬉しい事である。

彼女は来週はほとんどお休み、しかも最近はYANO二輪館に行く事が多かった、という事を考えるとこうして最後の最後にきとんと挨拶が交わせたというのも何かの縁。お互いに実家が北九州で土地感もあるという事もあって「またどこかで会えますよね」と偶然の再会を約束してお別れをした。何はともあれ前向きに新しい道を歩む彼女の前途が開ける事を信じてやまない。

なんやかんやで461kmも走り、てんこ盛りな一日であった。


[一語一絵/ツーリング/2001]

すべての道は阿蘇へと通ず。11th阿蘇 / 2001-06-09 (土)

「晴れ」の予報にかけられた大きな期待とは裏腹な薄曇りに寝過ごし、8時に目覚める。すっかりテンションはニュートラルに落ちてしまい、かといって新聞を読んだ後はやる事も無くなったので、取り敢えず山の方に行って温泉に入って昼寝でもするか〜、と目的地を小国町奴留湯温泉に設定し、地図もデジカメも持たずに9時に出動。

例の如くR3を南下し県道77号線からR386バイパス甘木へ。県道33号線を南下して両筑橋を渡ったところで、いつもなら筑後川土手ロードに出るところだが、今日は川を渡る風も妙に蒸暑かったのでそのまま直進。うねうねした山道を登り耳納スカイラインに抜けた。

標高500m〜800mの耳納スカイラインはさすがに涼しく快適。湿度が高いせいで展望は霞んでイマイチなのがちと残念だが....。1.5車線の林道なので対向車や路面に細心の注意を払いながら快走し、合瀬耳納峠から星野村へと下る。しばらく県道57号線を淡々と矢部村方向へ流すが、で別れて県境を越える。いつしか頭上には青空が広がっていた。

大分県前津江村へ入るとすぐに奥日田スーパー林道へと進路をとり、またしても1.5車線のタイトでツイスティな林道を淡々と走る。雑草が生い茂ってコーナーの見通しが悪いうえに、落石や路面の荒れも多くて気が抜けない....。しかも車はほとんど走っていないが故に時折現れる対向車、停止車輌に必要以上にドッキリする。12時過ぎ椿ヶ鼻ハイランドパークに到着。さっさと昼メシを済ませて、釈迦岳山頂のレーダー基地まで10分弱で豪快に駆け登る。霞んでいなければさぞかし絶景だっただろうなぁ....。

爽快、ミルクロード
爽快、ミルクロード

引き続き落石やら路面の穴ぼこに注意しながら淡々と南下を続け、竹原峠に抜けた後はR442を下る。このまま真っ直ぐ行けば小国町に抜けたのだがR442は最近何度も走っているので、どうせなら走った事の無い兵戸スーパー林道を走っていこうと遠回り。

鯛生金山から広狭混在する県道9号線を経て兵戸スーパー林道へ。同じ1.5車線の林道とは言えこちらはオートポリスへのアクセス路でもあり時折クルマも走っているせいか、奥日田スーパー林道よりも良く整備されていて走り易い。展望はほとんど開けないが、逆に木々に囲まれて非常に涼やか。

オートポリスから県道12号線へと抜けると、シーンは今までのタイトでツイスティな山岳コースから高原の豪快なワインディングへと一変。アクセル全開(気分)で一気に尾ノ岳を越え、またしても阿蘇。タイトな林道で鬱積したストレスをミルクロードのハイスピードクルーズで解放する。そして大観峰14時半到着。

ソフト休憩のあとは、やまなみハイウェイ瀬の本からR442ファームロードわいたと繋いで、小国町奴留湯温泉にやっと到着。15時過ぎであった。

いやぁ〜走った走った、というわけで湯に浸かったまま30分程熟睡。ここは湯温38℃とぬるいので逆上せる心配が無いのがありがたい。何ともいい心地であった。(^^) 帰りはR212を大人しく走り、松原ダム手前から県道12号線県道674号線日田に抜けた後はいつものルートをノンストップで18時半に帰着。

336kmのバラエティツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2001]

10th阿蘇 / 2001-06-03 (日)

阿蘇に延びる一本道
一の宮町にて

朝6時過ぎ、まるでスイッチが入ったかのように猛然と目覚める。アンパンを頬張りながら取り敢えずチャットを覗いて、7時にスタート。やっと今日からサマータイムである。

今日は阿蘇と端から決めている。梅雨入り前の新緑はこれが見納めだろう。例によって例の如くR3を南下。さすがにこの時間は久留米もすんなり抜けて快調な出足。目をつぶっても走れる定番コースをサクッと走り、9時半にはミルクロードを駆け上がる。

空は薄曇りで思ったより暑くない。それどころかTシャツの上に夏用のブルゾン一枚だと風が少し冷たく感じるほど。早くも小腹が空いてきたので阿蘇展望所で「とうきび」をむさぼり喰う。うみゃ〜。(^^)

再びミルクロードを流す。日曜日にしては比較的クルマも少なく、高原を吹き抜ける爽やかな風とともに高速クルージングを堪能。アップダウンを豪快に駆け上がっていると、思わず「空も飛べるはず」by スピッツを口ずさむ。いいペースに乗ったので、大観峰も素通りしてやまなみハイウェイを東へ向かう。瀬の本高原も緑眩しくゴキゲン。

瀬の本「久住山山開き、混雑」の電光表示を発見し、そそくさと右折。牧ノ戸を避けてR442久住へ向かう。早くも腹が減りお昼にしようかと思っていたがまだ11時前。「もっとひもじい思いをしている人は地球上に何万人もいるんだから」と自分に言い聞かせて、長湯御前湯(500円)まで12km足を延ばして温泉に浸かる。川風に吹かれながら露天風呂でついウトウト。f(^^;;

いい時間になったので久住までまた12kmを戻る。しかしアテにしていためし屋は予算オーバーでトホホ。こうなれば押えの切り札山水亭のオムライスに懸けて、またしても10km(じゃ済まないような気がする)足を延ばす。最近は混むようになったのでしばらく行ってないのだが… 交通量がほとんど無い2車線の立派な県道を駆使し、豪快に産山村を駆け回って12時半に到着。昼メシのピーク…にも関わらず意外に車は少なく店内も空席多し。まぁ料理もすぐに出てきたしイイ事づくめだったとは思うのだが、ちょっと味落ちたかな?と思うのは空いていたからだろうか?

お腹いっぱいになった後はデザート。というわけで、うぶやま牧場に向かう。が、めちゃくちゃ遠回りになって時間がかかったにも関わらずまだお腹いっぱい。残念ながらソフトはお預けで素通り。一旦阿蘇谷まで下って寄り道しながら、ミルクロードに復帰し大観峰でトイレ休憩。ここだけは車もバイクも大賑わいである。

今日は朝から比較的走りっぱなしなので早めの14時にオートポリス廻りで帰投。目論み通りハイペースをキープする事が出来、帰途としてはコースレコードに匹敵するノンストップ3時間弱で17時前福岡に帰着。

充実の10時間、397km快速クルージングだった。


[一語一絵/ツーリング/2001]

開き直り 9th阿蘇 / 2001-05-27 (日)

昨日と同じような曇り空にテンションは低調。しかしサーバアップデートも終わった事だし、せっかくの週末を家でゴロゴロして終わったとあってはYANOさんの沽券にも関るので、行けるとこまで行こうかな?と開き直って重い腰を上げる。9時半にスタート。

何とかの一つ覚えのようにR3を南下。県道77号線筑後川土手ロードR212を経て小国町木魂館11時45分到着。テンションは低いものの、いいペースでノンストップ走行。

時折シールドに水滴が付くものの、気になるほどでは無かった。午後からもこのままもってくれれば…と祈りながら食事&温泉休憩。その後のんびり昼寝でも…と思っていたが、イベントでもやっているのかMTBライダーがうじゃうじゃいてとてもそういう雰囲気でない。仕方なくヘルメットをかぶりR387へ。

食後のデザートを求めて手近な大観峰に向かおうかと思ったが、空は明るくなってきているので少し足を延ばす事にする。ファームロードわいたを豪快に走り抜けて、R442を東へ抜けて久住町[External]イズミヤへ。久々に黒胡麻ソフトの絶妙な味を堪能する。

ここで昼寝でも…と思っていたのだが、眠気も覚めてしまったのでミルクロードへ向かう。さすがに天気がイマイチだったせいか先週ほどバイクは多くなく、クルマも気軽に先を譲ってくれる。ゴキゲンな走りを堪能してやまなみハイウェイからミルクロードを抜け、大観峰でコーヒーブレイク。

このまま定番コースR212で帰るのも味気ないので、日田を避けて久々にR442矢部村星野村を経て田主丸に抜けるタイトな山越ルートを選択。福岡県に入る頃には陽射しも差し始めて、水を張った棚田や摘み取りが始まった茶畑、麦秋の筑紫平野を眺めながらののんびりしたトレールランを楽しんだ。遠回りしたとはいえノンストップ3時間で走破。路面がちょっと荒れているので、雨の後や疲れている時は厳しいかもしれないが、退屈なR212よりは楽しいルートである。

出て来てよかった、の315kmクルージングだった。