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Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 23th - 秋彩 - / 2003-09-21 (日)

台風15号の余波で強い北風が吹くものの予報どおり回復基調の空模様に勇気を貰い、今日も8時過ぎにスタート。

コスモスと青空
スカイパークあざみ台にて

今日はどこに行こうかなぁ?俵山のススキも良さげだし、そろそろ雲仙あたりにでも足を延ばすかなぁ…とぼんやり考えながら走ったのだが、気が付くといつものルートで土手ロードへ。

今さら引き返すのも癪なので、そのまま日田へ。年老いて徘徊老人になっても無意識にバイクで阿蘇へ行ってそうでヤだなぁ。(苦笑)

豪快なアップダウン・ストレートと高速コーナーが楽しいファームロードを快走し、今日もゴキゲン。でもいつもよりブレーキの効きが悪いか、停止車輌を前にハードブレーキしてしまいちょっとヒヤリ。

風が強いせいか、空気は澄んでいて空は青くそして高い。陽射しも強く木々の緑や花の色も目に鮮やか。しかし亀石峠など標高が800mを越える場所では気温も17℃を下まわり、3シーズンジャケットでも袖口から入る風は寒いほど。でも気持ち良いのよねん。

夏休みシーズン以上にバイクがたむろしてた瀬の本を素通り。R442を直進して久住山荘前のどこでもかふぇTONCHANでコーヒーブレイク。やっぱり挽き立てのコーヒーは香りがいいやねぇ♪コスモスも秋の風に彩りを添える。

このままお馴染み山水亭というのは芸が無いなぁ…と思って、平成パークラインにイベントを設定、大野川上流広域農道へ。

ススキと空
大分県久住町にて

現在位置と目的地の位置関係は把握できているものの今日は地図無しなので微妙なルーティングは困難だが、と言って長湯を抜けて行くルートはありきたり。ここはひとつ「行けるとこまで行ってみよぉ!」広域農道を直進し、程なく県道30号線に合流。もうひと山向こうに行きたいんだけど…という望みむなしく庄内町に抜けてR210にぶつかる....。おぉ〜、かなり遠まわり。f(^^;;

野生の勘を頼りに大分中部広域農道にスイッチ。クルマが1台も走ってないゴキゲンロードを快走して一気に野津原町R442へ抜け、してやったり。

そしていざ平成パークラインを目指して竹田方面へと走ったのだが、入口は反対の大分方面だった為に結局平成パークラインは走らず、途中の野菜直売所っぽいとこでだんご汁を喰った後R442県道412号線と繋いで久住町へ。

午前中は雲が多かった空もほぼピーカンになってきたので「やっぱ行くしかないでしょう!」とばかりへ。予想通り阿蘇五岳もキレイに観えてて満点。雲もイイ感じにプカプカ浮かんでて実に素晴らしい。ちょっと風が強いがススキがたなびく景色はまた一興。しかし今日の空はホント高い。まさに秋の空って感じ。

ススキと阿蘇
大観峰にて

寝転がったりしてしばしまったりした後、それなりに混んでるであろうR442を避け、産山村からやまなみハイウェイに入りミルクロードにスイッチ。大観峰はやはり夏休み以上に賑わってた…。

すこしゆっくりしてススキ野原の夕景でも撮影しようと思っていたのだが、すでにデジカメのメモリはFULL状態。15時半を過ぎても相変わらず風は強く、日が傾くにつれて冷たさを増してきたので、仮設のトイレで用を足した後さっさと帰投。

給油ピットイン@小国町宮原を挿んでファームロードに繋ぎゴキゲン快速モード。しかし高速セクションではコーナーの進入でスピードが落ちすぎて慌てる。ここでやっと向かい風の空気抵抗の影響だと気付いた。朝はその逆に追風でスピードが落ちなかったのでブレーキの効きが悪く感じた…という事だ。あの辺だと常時10m以上の風が吹いてたのかもしれないなぁ。

日田も先週ほど混んでなくスムーズに抜け、ノンストップ3時間弱で18時過ぎに帰着。393kmの秋色ツーリングだった。ちなみに今日福岡の最高気温は25.6℃だったそうな。


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 22th - Seasons - / 2003-09-15 (月)

今朝は薄曇りで寝坊にもってこいな柔らかな陽射しだったが、肌寒いくらいの低い気温も手伝って目覚めスッキリ。(^^)v

高原は秋の装い
やまなみハイウェイにて

3週間ぶりのツーリングにさすがのCBもちょっとゴキゲン斜めだったが、なだめすかして5分でエンジン始動。8時前にスタートすると、いつものとおりR3から県道53号線筑後川土手ロードを快走。

台風の通過後は一気に秋めいてきた朝の空気を引き裂くように走る。晴れてはいるものの薄曇りと言うか靄がかかった状態で陽射しはあまり無い事もあって、日田まで気温は21〜25℃で推移。ベンチレーションを全て閉じても寒いくらいだった。

日中はそれなりに暑くなるだろう…と読んでTシャツの上は開閉式のサマージャケットというの出で立ち。先週の暑さが頭に残ってた事もあってちょっと往生際が悪かったかもしれない。

お約束のチェックポイント日田一品街を経てR210水分峠へ。それにしても今日はクルマが少なく非常に流れが良くゴキゲン。温かいコーヒーで一息入れた後は王道やまなみハイウェイへ。ここからはT-SQUARE『DROP GOAL』を口ずさみながら車列にくっついて林間セクション〜飯田高原長者原牧ノ戸峠瀬の本高原をまったりクルーズ。

耕きちの湯
東奥黒川温泉耕きちの湯にて

その足で産山村山水亭へ飛び込んで珠玉のメニューの中から憧れの「ステーキ御膳」…と思ったのだが昨日贅沢したばかりなので自重。例によって例の如くお馴染み「あんかけチャーハン」800円を堪能する。うむ、満足じゃ。

食後は露天風呂でひとっ風呂浴びて軽く昼寝でもするかなぁ…と思い、穴場の扇温泉[External]おおぎ荘を目指したがあまりに久々だったので場所を失念してしまい、奥黒川[External]耕きちの湯で小1時間ほどまったり。かなり歩き回った昨日の疲れを癒す。

それからやまなみハイウェイへ復帰。緑の牧草から薄茶色のススキへの衣更えが始まった瀬の本高原を車列に混ざってのんびりクルーズ。もう秋ですなぁ〜と一人黄昏つつ、ミルクロードにスイッチしても大観峯まで淡々と。なんか夏休みシーズンよりクルマもバイクも多いような…

PS:大観峯のトイレが大がかりな工事中で、また駐車場に仮設トイレが並んでました。

全般的に思ったより人出が多かったので混雑を避ける為に早めの帰投。帰りはミルクロードを西へ周って、尾ノ岳を越えオートポリスから松原ダムに抜けるルートをチョイス。タイトなコーナーと中高速のワインディングが組合わさるテクニカルなルートを気持ち良く走って日田へ。しかし一品街の交差点を先頭に早くも渋滞。すり抜けで先頭まで出るも交差するR210バイパスもまた詰まっていたので、鏡坂まで詰まっていると判断して直進。少し行ったところから見上げたバイパスが予想通り渋滞してたので作戦成功!と思いきや、こちらもR210旧道に抜ける高瀬本町の交差点を先頭に200mほど渋滞。夏休みより混んでるなんてどうなってんの?

最後に今日は敬老の日という事で甘木のばあちゃん家に顔を出し晩メシをご馳走になった後、福岡の自宅に18時半帰着。339kmの気分爽快ツーリングだった。


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 21th - 雷鳴 - / 2003-08-23 (土)

アクシデントで柳川オフが延期となったので、阿蘇Expressスクランブル発動。

のんびり洗濯してたせいでスタートは9時。手元の温度計は既に30℃を越えて、あちち....。太宰府32℃筑紫野33℃大刀洗では34℃と文字通り水銀柱がうなぎ登り。土手ロードではさすがに30℃ちょいまで戻したものの、川から外れた高見35℃、はやくも暑さにウンザリ。

そばと唐揚げ定食
朝霧そばと唐揚げ定食

暑さとは裏腹に走りは至って順調で10時半日田一品街へ。コーヒーを一気に飲み干した後はファームロードへ。殆どクルマに詰まる事も無く、一気呵成に走り切って瀬の本へ。

今日あたりは山水亭でしょ!という世間の裏をかいて、県道40号線で山を越え、田野朝霧へ。

前回カズさんから言われた「うどんもイケますよ」がリフレイン。3秒ほど迷ったが「先週はさぬきうどんづいてた気がするし…」とまたしてもそばと唐揚げ定食」800円をチョイスするコンサバティブなYANOさんでした。

高原をそよぐ爽やかな風に吹かれつつ、ちょっとピンクっぽい色が不思議だが、あっさり系で美味なりんごソフト300円に舌鼓を打った後リスタート。

やまなみハイウェイ大石原まで行ってUターン。やまなみハイウェイのハイライトを車載ビデオで撮ってみようと言う魂胆だ。順調に牧ノ戸峠へのヒルクライムに入ったところで詰まってしまったが、夏休み期間中とは思えぬ空き加減でいい画が録れたような気がする。

牧ノ戸峠を越えてそのままミルクロードに繋いで大観峯へ。今日は湿度が高く空気も重い。ここからの阿蘇五岳も微かに見えるだけだ。ちょっと暑いからかもしれないが、ここも夏休み期間中とは思えぬ空き加減だ。下手したら5月の週末より空いてるのでは…? 缶コーヒーで喉を潤しメールをいくつか送信した後、これもまた夏の定番奴留湯温泉へ。

りんごソフト
朝霧りんごソフト

ウトウトしながら1時間以上浸かって温泉成分をしっかり吸収。全身にまとわりつく炭酸ガスの気泡も5mmほどの大きさまで成長してたが、気泡の中には体内の邪悪な成分(笑)が染み出しているような気がする。夏のrelax&refreshスポットとしては外せないところだ。

風呂上がりにはジェラトヒルトンのアイスでしょ!と思っていたのだが、雲行きが微妙に怪しく遠くから雷鳴も聞こえ始めたので帰投を急ぐ事に。

谷間と稜線、どちらのルートにするか迷ったのだが、雨雲から逃げ切れると読んで稜線をチョイスする。降り出しても雨宿りするような場所はほとんど無いルートだが、通り雨のようにちょっと待てばやり過ごせるような雲ではなさそうなので「いずれにせよ走り切るしかない」という結論だ。

一旦R212へ抜け、下城からファームロードへ繋ぐ。ここでもほとんどクルマに押え込まれる事無く快走し、2,3滴シールドを濡らしたくらいで日田に到着し勝利を確信。空も明るくなって…と思ってたら、背後からゴロゴロ…という低い音。どうやらまだ往生際悪く追いかけてくる気配があるので、休憩も見送って久々に渋滞しているR210鏡坂を注意深くすり抜けダウンヒル。

浮羽町に入ったところで、やっと逃げ切り成功。気が付けば青空に覆われて気温は35℃まで急上昇。しかし汗が吹き出した頃には土手ロードへと進み、川風が実に心地好い。それから福岡市内に至るまで概ね31〜33℃と朝と同じくらいで推移していたのだが、ジャケットの脇を通り抜けてゆく風はかなり涼やか。思わず『秋の気配』(by オフコース)を口ずさみながら帰った356kmのNaturalツーリングだった。

参考まで、今日福岡の最高気温32.9℃だったそうな。


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 20th - The Movie - / 2003-08-10 (日)

台風一過、期待通りの晴天に気合充分。洗濯をしながら朝メシを済ませ、ちゃっちゃと洗濯物を干したら7時20分にスタート。早くも今年20回目を数える阿蘇ツーリング。今日は早起きしたので南阿蘇へと足を延ばす事に。

阿蘇山上から古坊中付近を望む
阿蘇山上にて

それ行けやれ行けとR3を一気に下って、植木から菊池グリーンロードへ入るとともに車載ビデオもスイッチオン。サイロに「ホクレン」の文字があったら北海道と見紛う様な広大な農地を貫くゴキゲンロードを快走。

R325大津をパスし熊本空港を潜って東へ。西原村から[External]阿蘇ミルク牧場の案内板に沿って今度は南へ下る。

夏休みのトップシーズンという事もあって混んでるかと思ったがさにあらず。トラックなどが少ないせいで、ここまではどちらかというと普段よりも空いている気配だ。

な感じで人馬共にゴキゲン麗しく、今日のメインイベントグリーンロード南阿蘇へ。右へ左へ豪快にバンクさせながら、阿蘇外輪山を軽〜くパス。[External]MotionPix AVMC211も先々週の不調がウソのように快調。ちょっと雲は多めなものの、まずまずのお天気だし、いい画が撮れてるといいな。

阿蘇の赤牛と…
阿蘇登山道路にて

一気に下って[External]グリーンピア南阿蘇をパスし、白水村を抜けて阿蘇登山道路(吉田線)へ。

そういえば[External]グリーンピア南阿蘇ってば5月末で閉鎖されたという事を今日まで知らなかったのでかなりビックリ。9月にモー娘のコンサートが予定されている県の野外劇場[External]アスペクタも10月以降は存亡の危機に立たされているそうな。南こうせつのアスペクタ音楽祭も今年限りか!? せっかく俵山トンネルもできる事だし、熊本県も腹を据えて前向きに運営して欲しいぞ。

さて阿蘇山上草千里はそれなりに混雑していたが、駐車場待ちの渋滞ができるわけでもなく、普段の週末よりは多いな…という程度。眩しいばかりに輝く緑の波と青空の下で、道端にバイクを駐めてのんびり写真を撮ったりできるのでいいけど。

トイレ休憩の後、阿蘇登山道路(坊中線)で下山。今日のところは山水亭も遠来からのお客に譲ることにして、R57沿いのランチポイントを発掘しとかないとなぁ…と思って、坊中から赤水方面へ向かう。

たかな飯定食
阿蘇町川瀬食堂にて

一旦は新規開拓を諦めて[External]ビラパークホテル向かいのお弁当のヒライにバイクを止めたのだが、信号手前左手のちょっと年期の入った(乱暴に言うとボロいという事だが)食堂が気になった。前に赤カタナと車も数台が駐まってた事もあってチャレンジを決意。

取り敢えず所望したのはオーソドックスにたかな飯定食700円たかな飯は炊き込みか後混ぜかの種類はあるが「白飯に味付けした高菜を混ぜたもの」をイメージしていたのだが、ここのは白飯と高菜を混ぜて炒めるという高菜炒飯に近いものだが、他に具は一切無い至ってシンプルなもので炒飯というにはかなり寂しい。味としては決して悪く無いが、元々たかな飯というのがシンプルな料理なので、珠玉の山水亭メニューと比較すると魅力に欠ける。

しかし特筆すべきは肉や野菜に加えて玉子が一個入っててボリュームたっぷりのみそ汁だ。これがかな〜りウマい。初めてなのになぜか懐かしい田舎風の味わいは勿論、食後にコーヒー、支払後には「眠気防止に」とガムまでサービスしてくれるおじさん、おばさんの気持ちが嬉しい。次はだご汁を喰わねば。

川瀬食堂 営業時間・定休日 不明
たかな飯定食700円
熊本県阿蘇町黒川 TEL:不明

大観峯
阿蘇町大観峯にて

正午にリスタート。やっぱミルクロードも走っとかないとでしょう〜、と赤水から豪快にヒルクライム…と思いきや、クルマに塞がれて淡々と。

峠を越えてからはそこそこのペース。交錯するライダーも先週より増えて、特にリアシートにでっかいバッグを積んでるライダーが多くなってひと安心。大観峯はどうかな?と思ったのだが、ここは先週とほぼ同じ。どうしたん?

その後はやまなみハイウェイからR442に繋いで久住へ。もちろんいずみや黒胡麻ソフト300円でデザートなのだ。しっかり濃厚なミルクと黒胡麻の香ばしい風味が絶妙なり。

木陰で少し昼寝でもしようかと思ったのだが、意外とキャンプ場ってば煩いもんだからやおら脱出。R442を戻ってファームロードわいたにスイッチ。[External]AVMC211を回しながら10分ほどで走破。出口のT字路では一時停止の取り締まりをやってた事を記しておく。

14時小国町北里奴留湯温泉で大休止。そういえば今年は初めてだが、38℃とぬるいお湯はこの季節には持ってこいで、お気に入りのお湯だ。小一時間どっぷり浸かってゆったりまったりお昼寝タイムを満喫した後、ファームロードわいたスカイ・ファームロードひたから帰投。396kmの極楽ツーリングだった。

今日の動画は後日公開予定、っと。f(^^;;


[一語一絵/ツーリング/2003]

阿蘇Express 19th - 夏のアンサンブル - / 2003-08-03 (日)

昨日は珍しく寝過ごして出遅れたため暑さに負けたが、今朝は万難を排して8時前に出動。しかし夏用のメッシュジャケットと革パンスタイルで、メットをかぶった時にはすでに汗だくだ。

やまなみハイウェイ
熊本県南小国町瀬の本高原にて

外気温は実測値で30℃を越えていたが、風があるとそこそこ気持ち良い。今日は距離を稼いで南阿蘇へ…とも思ったが、やっぱりこの時間からでは暑くなるので最短距離の日田経由で高原地帯へ。

久々に県道76号線をチョイスしたところ、農業試験場の先をひと山越えたところから筑豊線を潜ってR200に抜けるバイパスが開通していた。ただ砥上までの接続はまだで結局R200桜谷射撃場入口の交差点まで周らないとならないし、肝心のトンネルは着手の気配も無いのであまり有難み無し。

勝手知ったる甘木を抜けた後は、見た目の爽快感とは裏腹にちょっと湿気を含んで重い夏の空気を切り裂くように筑後川土手ロードを快走。7000rpmを越えて軽やかに奏でるエンジン音、ヘルメットのベンチレーションを抜けてゆく風の音、バタバタと騒がしいジャケットの音…。久々の夏のアンサンブルに包まれる。

気温33℃日田一品街で一息。冷たいハズのコーヒーがメチャメチャぬるかったので少し凹むが、気を取り直してファームロードへ。早くも今年度版のツーリングマップルでオススメロードにマークされたゴキゲンルート楽しんで10時半瀬の本へ。そのまま久住山荘まで足を延ばして食前に黒胡麻ソフト300円で喉を潤し、広域農道をぐりっと周って山水亭へ。未食の「冷やしうどん」に魅かれつつも、あんかけチャーハン800円を所望するなり。

大観峯
熊本県阿蘇町大観峯にて

いつものお姉ちゃんはいなかったが、満ち足りたランチタイムを過ごしてリスタート。まだ正午前だし…という状況に関係があったかどうかは定かではないが、やまなみハイウェイミルクロードを楽しんで大観峯へ。

先週もそうだったが夏のシーズンだと言うのに観光客が少ない事少ない事。数年前ならバイク置き場で奥に入ったら最後出られないんじゃ…?と不安になるほどだったのに、これでは平均的な週末と変らないような雰囲気。クルマも駐車場の待ち行列…なんてのは無縁。

ミルクロードやまなみハイウェイが詰まる事無く快調に流れるってのはウレシイのだが、ツアラー仕様の荷物てんこ盛りバイクが殆ど観られなくなったのはかなり寂しい。去年の北海道でも少なかったし、全国的に絶滅の危機かも。

コーヒーブレイクの後は再びやまなみハイウェイを戻って、県道40号線泉水グリーンロードへ。如何にも降りそうだなぁ…と思われた雲からパラパラと雨が降り始めたので、長者原へ抜けてビジターセンター脇の木陰へ避難。ベンチに横になると涼しい風と雨に濡れた草の匂い、そして木々の葉を打つ雨の音が思いのほか気持ち良いので、小一時間ほど昼寝を決め込む。

コスモス
大分県九重町岡嶋牧場にて

上がったようなので様子を見ながらやまなみハイウェイで飯田高原を抜けて岡嶋牧場へ。バイクを駐めた途端にまたポツリポツリと雨の滴。名物のジェラート250円を味わいながら雨宿りと言うのもまたよし。おかげで気の早いコスモスも見つけて一足先に秋の足音。

瀬の本からこちら概ね気温25〜30℃で推移しているが、数字以上に涼しく感じるのは高原は涼しいという思い込みだろうか? もちっと日が傾いて涼しくなってから下山と思っていたのだが、どんよりどんよりした雲は全天を覆っているので完全に上がるまで待つよりも、激しい夕立になる前の下山が吉と判断。

小降りの雨に打たれつつ四季彩ロードを駆け下って15時九重町役場下へ。あとはこちらも久々にR210をまっすぐ西へ。浮羽町から先は筑後川土手ロードで帰投した。

あれだけどんよりどんよりしていた雲は見る影もなく、真夏の陽射しが容赦無く降り注ぐR210では気温35℃前後で推移。日田市内に至ってはところにより37℃を越えていたが、玖珠川三隈川沿いである事もあってか数字ほどの暑さは感じなかった。

逆に福岡市内に入る頃には日が傾くとともに気温も下がって31℃ほどになっているも関わらず、数字とは反比例して暑さが堪えるようになる。まさに実際の空気の温度よりも、市街地ではビル等の建造物によってあちこちから日光や輻射熱が反射されている事が体感気温に影響している事を実感する。

エアーエレメントも交換して低回転のトルクとピックアップも改善。何はともあれこれくらいの暑さならまだまだ走れる。雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ、350kmの夏満喫ツーリングだった。