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Last-modified: 2024-05-07 (火)


[一語一絵/ツーリング/2002]

秋色北海道、ファイナル / 2002-10-10 (木)

今朝はやっと朝日が垣間見えるお天気だが、ここ数日の例に漏れず今日も「北海道全域でところによってにわか雨」といういい加減な天気予報を踏まえ、雨対策をバッチリ決めて8時樽前荘をスタート。

紅葉とCB
壮瞥町、三階滝にて

大滝村までは先日通ったコースだが、道路沿いの木々も紅葉がだいぶすすんで秋色になってきた。やはり今年は夏の天候不良が祟った影響でそれほど色鮮やかとは言えないが、美笛峠までのヒルクライムは最高。黄色に色付いたダケカンバや白樺がどこまでも続くような九州ではとても味わえないスケールの大きなシチュエーションに感動をおぼえる。

沙流川の河原に湧く秘湯オサルの湯も今回やっと見つけられたのだが、天気が不安だったのと厚着を脱ぐのが面倒だったので残念ながら入浴はパスした。

小雨にビビりながらも無事オロフレ峠の展望所に到着。洞爺湖に続く樹海もずいぶんと色付き始めていた。が、太平洋から吹きつける風がめちゃめちゃ冷たくて数分も居られず離脱。カルルス温泉まで下って温泉休憩を目論んでいたのに、オロフレ荘の日帰り入浴は11時からという事なので断念。雨が降らないうちにできるだけ先を急ぐ事に。

取り敢えず行った事の無かった観光地シリーズで11時過ぎ室蘭地球岬へ。思ったより人気も少なく、ちょうどうまい具合に青空も覗いていい感じであった。

ここまで思い出したようにパラパラと降られていたので、室蘭からは完全防備でR37を淡々と南下。長万部二股ラジウム温泉に足を延ばそうかと思っていたが、どうみても雨降ってるよという空模様にあっさり断念。大人しくR5にスイッチして大沼公園へ。ここにきて空には安定した晴れ間が広がってきたのだが、道南の平地では肝心の紅葉がまだまだであった。

函館新道を抜けて16時半にRHライムライトに到着。今日は完全防備でほとんど濡れる事なく大成功だ。

荷物を下ろしたあと、市営の谷地頭温泉370円へ。そういえばリニューアルしてから初めてだ。外観はどこぞの病院か老人ホームを思わせる野暮ったさだが、プールか体育館を思わせるだだっ広い浴場の雰囲気は昔のイメージそのままでちょっとうれしい誤算だ。そして夕食は10月13日で3000日連続営業の記録を樹立するたつみでカツ丼500円を所望。ここもコストパフォーマンスめちゃ高の腹ぺこライダー御用達の店として知る人ぞ知る有名店だ。いや、確かにウマかったよ。ハイカラな街函館、侮るべからず。


[一語一絵/ツーリング/2002]

見えざる力 / 2002-10-09 (水)

今日こそいい天気だ…との期待をあざ笑うように、いつ降り出してもおかしく無い完璧な曇り。しかも雲が低くて紅葉を期待できる山間部は霧か雨の気配濃厚。だからと言ってここでウダウダしててもしょうが無いので、7時半にスタートして幸福駅へ。初めてなので取り敢えず証拠写真を数枚撮って離脱する。

取り敢えずオンネトーを目指して幕別町まで走ったが、どうみても天気が好転するとは思えない雲行きなので目的地をナイタイ高原に変更し一旦帯広に戻る事に。というわけで行き掛けの駄賃にまたしても六花亭本店へ。サクサクパイと季節のケーキパンプキンモンブラン140円を食べる。う〜ん、朝から贅沢。

上士幌町を目の前にしてついにポツポツとシールドに水滴が…。躊躇無く目的地を然別湖に変更してUターン。が、結局再び雨に行く手を阻まれてしまい、十勝周辺の紅葉ポイントは八方塞がりとなってしまった。まさにお釈迦様の掌で右往左往する孫悟空の如し。見えざる力が働いているような気がする。

というわけで十勝からの撤退を決意。たぶん雨の峠越えになるだろうが、ここでのんびり構えてる間に雨が雪になったりしたらそれこそ峠を越えなくなってしまうのだ。昨日と同じ標高1000mの日勝峠を通るか、標高650mの狩勝峠を越えてトマム占冠と遠回りするか悩んでいたのだが、どちらも濃霧通行注意の交通情報が出ていたので状況は大して変わらないと判断して最短距離の日勝峠を越える事にする。

で、新得みなとやで蕎麦500円を喰う。やっぱり風味がいいね、新得の新蕎麦

モティベーションも高まったところで完全武装して日勝峠越え。1合目から視界100m未満の霧に見舞われるが、うまい具合に自衛隊のジープを先導車にしていいペースでクリア。日勝トンネルを抜けるとウソのように霧も晴れ、結局殆ど雨に濡れる事も無く日勝峠をパス。あとはキレイな紅葉を眺めながらゴキゲンダウンヒル。

馬、うま、馬
門別町にて

ちょうど24時間ぶりに13時に道の駅「樹海ロード日高」でコーヒーブレイク。ここから沙流川沿いに下るルートも紅葉が見事。時折差し込む日差しに燃えるようなコントラストを映し出すが、バイクを止めてカメラを構えた頃にはまた日差しが翳ってしまいトホホのホ。

門別町ではある程度青空が広がり始めたので、これ幸いと広域農道で牧場を周る。またしても日高ケンタッキーファームは素通りしたが、なかなかあちこち牧場が並ぶ風景はやっぱりグー。緑の草原に雨上がりの澄んだ青空は一段と映えるのだ。牧場の脇に座り込んで、一心不乱に草を食むサラブレッドをしばらく眺めて過す。今回の十勝ステージは紅葉を観に行ったハズなのにグルメツアーになってしまったなぁ。f(^^;;

ゴキゲンな気分で苫小牧に入ったところで空が一気に暗転してしまい、とうとう本格的な雨に。なんとか今日一日逃げ切れたと思ったのになぁ....。再びレインスタイルに変装し、16時半支笏湖のRHモーラップ樽前荘へ到着。ここも苫小牧市公設のライダーハウスで、1,000円の料金以上の設備充実でオススメだ。


[一語一絵/ツーリング/2002]

雨ニモマケズ / 2002-10-08 (火)

中一日の休息日&洗濯日を挿んで、旅モード再開。昨日のNHKローカル放送「ほくほくテレビ」で紅葉がいい感じだったので、十勝地方へちょっと戻る事にする。

CBにサイドバッグだけ積載したところで朝メシを喰ってたらバラバラと大粒の雨が…(@_@)。予報とは裏腹に雲行き怪しいなと思ってレインカバーを装着していたので事無きを得たが、今日は慌ただしい天気になりそうだ。30分程待っていたら雨も上がって9時過ぎにスタート。

豊幌から長沼に出てR274石勝樹海ロードを東へと走るが、夕張に入る頃からまたしてもポツポツと雨。雲行きも思わしくないが遠くの雲は明るいので、ひと山越えれば大丈夫だろうとブーツカバー以外の雨具を装着してリスタート。

紅葉も見頃を迎えていい感じに色付いている。が、雨ではバイクを止めてカメラを向けるような余裕は無い。撥水シールドも既に効果無く、時々気休めに指ワイパーしながら辛抱の走りを続ける。が、一向に止む気配が無いので、新夕張でブーツカバーを装着する。

雨に濡れる紅葉もいいもんだなぁ、と自分を慰めながらR274石勝樹海ロードを注意深く走る。なんたってタイヤ交換したばかりだし。日高峠を下って安心してたら雨はいっそう激しくなり、しかもバケツでぶっ掛けるような対向車の水しぶきを頭から浴びてずぶ濡れ。

んな状態に軟弱ライダーはついにギブアップ。12時前に道の駅「樹海ロード日高」でヘルメットを脱ぐ。この先、予定通り日勝峠を抜けるか、諦めて苫小牧方向に逃げるか判断する為に情報検索システム「大地くん」で天気予報をチェックすると、日高は今日一日ずっと晴マーク。大外れやん。そうこうしている間に雨が上がって青空が…。ナメられてる?

しばらく様子見も兼ねて近くの日高食堂で新蕎麦500円を所望。メニューには蕎麦しかなくしかも地元民と思われる人でいっぱいだったので期待したのだが、ここも大外れ。ツユも蕎麦も全然×でんがな。憤まんやるかたない思いで、再び道の駅に戻ってコーヒーブレイク。ロードカメラでは日勝峠も雨は上がってるようなので予定通り峠越えを強行。13時にリスタートする。

豚丼
いっぴんの豚丼

日高から日勝峠までの区間も紅葉が見事だったのだが、ゆっくり眺めるのは帰りの楽しみに。殆ど雨に降られる事もなく峠をパス。峠を越えて飛び込んできた風景が期待通りクリアだったのでしてやったり。しかし、パーキングでトイレを済ませて出てきたらまたポツポツと雨....。慌ててヘルメットを被って一目散にダウンヒルし、見事に逃げ切る。2合目でミラーに映った峠は既に真っ白だった。

本来ならば然別湖の紅葉を観に行こうと思っていたのだが、山間部の天気はどう考えても不安定なので見送り帯広へ。新しい豚丼屋を開拓するのだ、というわけで西帯広セイコーマートでレジを打ってたカワイコちゃんオススメの店『いっぴん』へ。豚丼680円。いやぁ〜、まさしく珠玉の逸品。肉タレ共にウマかったっす。ムーンライトを越えた究極の豚丼(個人的主観による)と言って過言ではないだろう。

十勝豚丼 いっぴん 帯広市西21条3-5
TEL:0155-41-1789 11:00〜20:00

その後はお約束の六花亭本店へ。サクサクパイ100円レアチーズケーキ140円を所望する。しかし究極の豚丼に巡り合えたうえに、15時半を過ぎた時間でサクサクパイにまでありつけるとはなんたる幸運。雨ニモマケズ日勝峠を越えた甲斐があったというものだ。

それから愛国駅を経て、帯広市公設の無料RH大正カニの家へ。設備も整った立派なログハウスを無料で提供している帯広市の心意気に感謝。六花亭バンザイ、豚丼バンザイ、帯広バンザイ。


[一語一絵/ツーリング/2002]

ニセコステージ / 2002-10-05 (土)

紅葉
ニセコパノラマラインにて

台風の余波も治まりやっと旅モード再開。千歳へ抜けて支笏湖へ。今日のところは取り敢えず支笏湖を中心に紅葉探索と思ったのだが、支笏湖の紅葉はイマイチ。むしろ美笛峠あたりの方が良かった、という事はまだ早いという事だ。

というわけで、いい感じに色付いているという情報を得ていたニセコに拠点を移す事に。美笛峠を越え、大滝村に入ると紅葉も更にいい感じ。ちょっと寒いがフリースまで着込んで準備万端。ゴキゲンRidingで喜茂別町を経てニセコ町へ。

12時半に道の駅「ニセコビュープラザ」に到着。ポテトコロッケ2個150円、ポトフ200円でお手軽ランチ。しかしお手軽と言ってもあなどる事なかれ。じゃがいもはホクホク、北海道自慢の味は絶品だ。

ここで今宵の宿をニセコツーリストホームのライダーハウス1,000円に設定。別途1,000円の夕食は、味はもちろん品数ボリューム共に申し分なく腹ぺこライダーにもオススメだ。道の駅で地図をGetして取り敢えず宿へ行き、荷物だけ置かせてもらって、道道66号ニセコパノラマラインへ。この頃から青空よりも雲の比率の方が高くなると同時に羊蹄山も笠雲を被ってしまい、お天気下り坂の気配。ニセコパノラマライン岩内の町で折り返し、再びゴキゲンワインディングに身を委ねる。時折射す日差しに慌ててバイクを止めるが、カメラを構えた時にはもう雲に遮られてなかなかいい絵が撮れない。ピークこそ過ぎているものの、なかなかいい色合いの場所もあるだけに無念だ。

帰り道に湯本温泉「ちせの湯」で温泉休憩500円。硫黄臭が濃厚な割に肌ざわりがツルツルしてくる不思議な泉質。眺めも比較的良い露天風呂の湯船に溜まった泥がポイント。きめの細かい泥でパックすれば更にお肌スベスベだ。

翌6日は断固たる曇り空。しかし曇っていても標高があるだけに10℃を下回っているのは確実で、いよいよインナーを履いてスタートだ。また午後からは雨の気配も濃厚なので、洞爺湖から登別カルルス温泉を経て一気に函館までの予定を改めて、短めに切り上げて支笏湖に戻る形も考えないとならないようだ…

と思っていたら、途中休憩した真狩村でリアタイヤのスリップサインが顕れていた事に気づいた。美瑛江別でグダグダしているうちにリアタイヤの交換時期が迫っている事を忘れていたのだ。やばいな〜と思いつつ、PHSの繋がる洞爺湖まで走行。[External]オートランド札幌に電話で適応サイズの在庫を確認できたので、一旦札幌に戻って交換する事に。

取り敢えずオロフレ峠を折り返し、喜茂別町を経て今度は札幌方面へ。週末ともあって上下線とも断続的にクルマの列が続く。それでも80km/h以上で流れているのが北海道ならではだが。中山峠で昼飯代わりに揚げじゃがを食べようと思っていたのだが、見透かすかのようにポツポツとシールドを濡らし始めた小雨に通過を余儀なくされ、見頃を迎えていた中山峠定山渓の紅葉をゆっくり観る事もままならず、厚別[External]オートランド札幌13時過ぎに到着。小一時間でタイヤ交換を終え、本降りになった雨の中を再び江別の友人宅へ戻った。

まぁ今日のところは、雨がひどくなる前に辿り着いて良かった、といったところだ。

参照
旅風ツーリングガイド
 -北海道ライダーハウス詳細情報
ニセコツーリストホーム
オートランド札幌


[一語一絵/ツーリング/2002]

台風一過 / 2002-10-03 (木)

紅葉
夕張市、滝の上公園にて

台風21号は2日の午前中に北海道を通過。江別では風雨もそれほど強く無かったので、友人と野幌岩見沢をクルマで古本屋を周ったりしてウロウロ。夕方南幌温泉ハート&ハートへ。

今日もまたクルマで夕張まで紅葉ドライブ。滝の上公園ではなかなかいい感じに色付いていたが、シューパロ湖では色付く間もなく枯れて、ありゃりゃ〜という感じ。

その後はパークゴルフを27ホール周って、ユーパロの湯で汗を流す。しかし平日だと言うのに賑わっているな〜、と思ってたら「北海道は暇人が多いんだな〜」と友人が呟いた。そういう我々も間違いなく立派な暇人なのだが。

今日も随分と暖かくTシャツ一枚でOKな陽気で、10月だと言うのにクルマではエアコンが必要となる状況だ。台風の置き土産かとも思ったが9月も概ね似たような陽気だったらしい。長袖必須な寒さだった7月と季節が入れ替わったようだ。なんかおかしいよ、今年の北海道。