4/7 広島県廿日市市宮島、厳島神社にて |
120GB-HDD2台によるミラーリング構成で運用中のGLAN Tankだが、毎週のようにGB単位でデジカメ画像を落しているとみるみる空き容量が心許なくなってきたので、一気に3倍増量大作戦を敢行。
というわけで、ドスパラにてHGSTのDeskstar T7K500、320GBモデルを査収。気になるお値段は8,880円也。わかっちゃいるけど随分と安くなったものだと感慨深い反面、バックアップメディアのコストや手間を考えたらHDDの自転車操業以外に思い浮かばないのが痛し痒し。
さて、まず何はともあれ新しいHDDをホストマシンに接続。GLAN TankのインストールCDを起動し、RECOVERYモードでインストールする。
その後、GLAN TankのMasterに新しい320GBのHDDを、Slaveに元の120GBのHDDを接続して起動する手順は以前ミラーリング再構成した時に確認済みである。
当然、ミラーリングボリューム(/dev/md0)としての容量は小さい方の120GBにしかならないが、新しいドライブのパーティション(/dev/hda3)は期待通りに確保されていながらも特に警告が出される事もなく同期プロセスが進捗しているので、ミラーリング構成のまま容量拡張するオペレーションも問題無さそうだ。
yano@GLANTANK:~$ sudo /sbin/fdisk -l上の同期が無事に終わったら今の320GB HDDをSlaveに変えて、RECOVERYモードでインストールしたもう一台の320GBをMasterにして再起動すれば、晴れて320GBのミラーリングボリュームが構築されるわけだ。めでたし、めでたし。
Disk /dev/hda: 320.0 GB, 320072933376 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/hda1 1 32 257008+ 83 Linux
/dev/hda2 33 64 257040 82 Linux swap / Solaris
/dev/hda3 65 38913 312054592+ fd Linux raid autodetect
Disk /dev/hdb: 122.9 GB, 122942324736 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 238216 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/hdb1 1 497 250456+ 83 Linux
/dev/hdb2 498 994 250488 82 Linux swap / Solaris
/dev/hdb3 995 238216 119559888 fd Linux raid autodetect
Disk /dev/md0: 122.4 GB, 122408534016 bytes
2 heads, 4 sectors/track, 29884896 cylinders
Units = cylinders of 8 * 512 = 4096 bytes
Disk /dev/md0 doesn't contain a valid partition table
yano@GLANTANK:~$ cat /proc/mdstat
Personalities : [linear] [raid0] [raid1] [raid5]
md0 : active raid1 hda3[2] hdb3[1]
119539584 blocks [2/1] [_U]
[===================>.] recovery = 98.0% (117187456/119539584) finish=2.3min speed=16413K/sec
unused devices: <none>
ここまでが10日に一旦アップしていた分なのだが、実際に320GB+320GBの構成にしてもRAIDパーティション/dev/md0は122.4 GBのままで、空き容量は相変わらず少ない。ということは、合計400GBがデッドスペースとなっていて、深刻ではないものの状況は何ら改善されていない。
というわけで、取り敢えず元の120GB+120GBの構成で現状復旧。VMwareで4GB→8GBのRAID拡張手順を確認してみた。
以下ホスト機で。
- Master(hda)に320GBの新しいHDDだけを接続
- インストールCDを起動し、RECOVERYモードでインストール
- シャットダウン
- コピー元をSlave(hdb)に接続
- KNOPPIXのCDで起動
- 新しいHDDのRAID領域(hda3)のパーティションタイプを fd に変更
- # fdisk /dev/hda
- hda3をext3で初期化
- # mkfs.ext3 /dev/hda3
- hda3単独で新しいRAID1を構成する
- # modprobe raid1
- # mknod /dev/md0 b 9 0
- # mdadm --create /dev/md0 --level=1 --raid-devices=2 missing /dev/hda3
- hda3とhdb3をマウント
- # mkdir /mnt/origin /mnt/new
- # mount /dev/hdb3 /mnt/origin
- # mount /dev/md0 /mnt/new
- hdb3からhda3にファイルコピー
- # cp -pR /mnt/origin /mnt/new
- シャットダウン
- 両方のHDDを外し、ミラーリング用のHDDをMaster(hda)に接続
- インストールCDを起動し、RECOVERYモードでインストール
- シャットダウン
- 上でインストールしたHDDをMasterに、コピー済みの新しいHDDをSlaveに接続
- 起動
- 自動的にhdb3→hda3の同期が始まる
というわけで自信満々で実機作業してみたのだが、最後の最後でGLANTANKが起動せず。ピーピー鳴るだけ鳴ってさっさとシャットダウンしてしまうのであった。
がっくし。orz
【参照】
●株式会社アイ・オー・データ機器 http://www.iodata.jp/
┗PCパーツブランド『挑戦者』GLAN Tank http://supertank.iodata.jp/
●Hitachi Global Storage Technologies http://www.hitachigst.com/
┗Deskstar T7K500