恒例のエイプリルフールだったが、今年はCoolなネタが浮かばず不戦敗。しかし、2007年版うおっちも閉塞感ありあり。うおっち動画ニュース萌えバージョンなんて苦し紛れもいいとこだと思う。自分の事は棚に上げて、インプレス残念。
その点、ライター陣が総力を挙げて記事を捏造しているデイリーポータルZがいい線いってるかな。「質より量」のスタンスなのだが「意表を突く」観点からはこの戦略も◎だろう。個人的には東西半そで対決と黒ヤギさんも真っ青?今日からポストは青にに「一票」。
さて、航空機内でDSやPSPの使用が規制強化へという記事。DSやPSPの話はともかく、
安全阻害行為等として報告される案件はおおむね年間400件弱。このうち、電子機器の使用に関する案件は年間40~70件程度で推移しており、「化粧室での喫煙」(年間200件前後)に次いで多い。1999年が年間10件だったのに対し、2005年は年間48件と、報告件数が増加傾向にあるという。報告内容としては、機内での携帯電話の使用が最も多い。という数字に注目したい。
また新たに規制対象に追加するよう提言されている電子機器は
- 無線LAN内蔵のゲーム機
- ワイヤレスマウスなどのパソコン周辺機器
- 携帯電話用の充電器
- アクティブ型電子タグ
自分自身、携帯電話の電卓機能を使っている人がキャビンアテンダントに「契約解除した電話機なので電波は出ない」と言っているのを聞いた事あるが、リモコン付きヘッドフォンなど電波が出ている事を知らずに使っている人は意外に多いような…。手荷物検査場でのチェックで持ち込ませないようにする仕組みが必要なのでは?
ていうかね、やっぱり無線LANや携帯電話程度の弱い電磁波で安全が脅かされる航空機が脆弱なのであり、航空機の対電磁干渉能力を強化するのが本筋ではないかと思うわけですよ。次から次に出てくる新しい電子機器に対していちいち見直しをしたところで後手後手になるのは必至だし、「機内持込は可能」なのだから悪意を持った人が爆発物や刃物の代わりに強力な無線機を持ち込んだら…なんて考えないのかな。
そもそも電子機器や航空機等の産業界からは一人も参加してない有識者懇談会の提言ってどれくらい権威あんのかねぇ…?
【参照】
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┗航空機内での無線付きゲーム機や携帯電話充電器などの規制強化へ 2007年3月28日
●国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
┗「航空機内における安全阻害行為等に関する有識者懇談会」について 2007年3月28日