今日、何気に気になったのがITmediaの『ICタグで子どもの交通事故防止』という記事。
電柱などに設置した無線LAN基地局でタグを検知し、子どもと自動車が同じエリア内に入ると「近くに人がいます、注意して走行してください」と車載機に警告する。という仕組みだそうだ。
無理やりICタグを持ち出している政治的な気配が感じられる事や、100~300mのセルで実用性があるのかなど微妙な雰囲気が漂うものの、歩行者とクルマが積極的に互いを意識するという思想は歓迎したい。
ハイブリッドカーに代表されるここ数年のエコカー増加傾向は大いに歓迎すべき事だが、先日駐車中だと思っていたプリウスが突然動き出してと盛大にビックリした事がある。
もちろん巡航速度ではタイヤが発するロードノイズの方が大きいので、エコカーと言えども近づいてくれば気付くのだが、駐車場や市街地などでの徐行ではほぼ無音になる。そういう観点に立つと、エコカーの静けさも視覚障害者にとっては意外に深刻だったりするわけで、騒音が減ったと手放しで喜んでばかりもいられないのも難儀なものだ。
だからと言ってこのご時世「エコカー許すまじ」なんて後ろ向きな思想は許されないわけだからして、クルマの接近を速やかに感知して誤報無く警告するような仕組みを用意するという積極策を採るのが健全な社会の姿であり、そういうところに新しいメシの種を見出したいな~等とひとり物思いに耽る秋の夜長である。
手っ取り早い話、無理やりエンジンのような音を出すという考えもある。これなら人間側に特別な装置は不要なので敷居は低い。どうせならプラグインみたくフェラーリやポルシェなんかのサウンドを選べるようになると面白いのだが、我ながら子供でも考えつきそうなアイディアだな....
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┗ICタグで子どもの交通事故防止 2005年11月16日
●ITmedia +D http://plusd.itmedia.co.jp/
┗ITで子どもを見守る――「アイセイフティ」実験でわかったこと 2005年9月30日