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Last-modified: 2024-05-07 (火)


[一語一絵/IT系]

Athlon 64 ready !! / 2006-04-04 (火)

最新スペックのThinkPad T60と比較して非力感がありありなので、ついに主力マシンもフルモデルチェンジする事にした。コストパフォーマンスが最重要なのは言うまでも無いが、今回は熱問題に起因する耐久性、静音性の観点からファン冷却の部品を避けるのがポイントだ。

まず最初に気になるのが何と言ってもCPUだろう。ThinkPad T60を手にしていることから、必然的に同じくデュアルコアが最有力候補となる。

基本的に[External]AMD贔屓なので、何はともあれ[External]「Athlon 64 X2」にしようと思ったのだが、もっともお手頃の"3800+"でも34,828円以下、基本的に[External]Faith調べ。

対して、盟主[External]Intel[External]「Pentium D」だと、売れ筋の"920"が29,028円。2月に出た"805"が15,971円だが、動作クロック2.66GHzはいいとして、FSBが533MHzというのはちょっと微妙。TDPが95Wもあるというのもやっぱり引っかかる。

New machine venice!!
New machine

合わせて検討しなければならないのがマザーボードで、これは[External]AMD系なら[External]ASUS[External]A8V-VM 8,680円TwoTopに確定済み。DIMMスロットを4本シリアルATAも4本持っているのはポイントが高い。チップセットもファンレスだし、VGAもDeltaChrome GPUを内蔵していてかなりお買い得な印象だ。

結局、[External]Intel系には[External]A8V-VMの魅力を凌駕するマザーが無かったので[External]AMD系に決定。[External]「Athlon 64 X2」は将来のアップグレードパスという形にして、ひとまずSocket 939の「Athlon 64 3200+」18,980円TwoTopを査収。ちなみに動作クロックは2.0GHzでTDPは67W

メモリは現在使用中のも流用するつもりなので、PC-2700(DDR 333)の512MBを4,770円[External]Faithで2枚査収。今のマシンからも2枚抜いて4枚実装、合計2GBになるわけだ。PC-3200(DDR 400)の1GBが8,828円だったので、こっちを2枚入れて3GBにする手もあったのだが、スペック違いのメモリを混ぜるのはトラブルの元なので、無用なチャレンジは見合わせた。

最後にケース。[External]A8V-VMがMicro-ATXで拡張カードも殆ど入れなくてよいので、安くて小振りなMini-Towerケースにしようと思っていたのだが、取り敢えずハードディスクベイが最低でも4台分は必要だし、ケース内のエアフローが不十分だと夏場の冷却が破綻する。あと軽視しがちだが一番壊れやすくまた煩いのが電源ファンなのでその辺も重視。[External]ドスパラのATXケース[External]dPRO-SK4CASE1をチョイス。8,980円はちょっと予算オーバーだったが、単品で6,980円もする450Wの電源ユニットSilentKing4と、前後パネルに12/8cmのXinRuillianケースファンまで搭載されてるのでトータルではかなりお買い得な逸品だ。

Configuration Screen
RAID Configuration Screen

で、2日の夕方からマシン移行開始。初のSocket 939はやっぱりクーラー固定具の力加減がわからずにドキドキモノだったが、無事CPUを認識して起動。空いていた旧SlaveのSATA-250GBを[External]A8V-VMのMasterに接続し、「Windows XP Professional SP2」をクリーンインストール。

もうフロッピードライブ要らないよ!と思って付けていなかったのだが、シリアルATAのHDDにインストールする為のドライバを読み込ませる為にフロッピーが必要だった。マザーボードにドライバフロッピーが付いてなかったので要らないのかと思ったが、CDからFDを作らなければならないという罠がある事を忘れていた。LinuxマシンからFDDを一時借用してクリア。それにしてもまだ生きているメディアがあって良かった。f(^^;;

起動時にF6キーを連打してインストール再開。その間に現行機では現在のCドライブのデータを別のHDDにバックアップをしておくのが賢いやり方だ。3時間ほどで立ち上がった新しいマシンは「venice」と命名。なんて事はない「Athlon 64 3200+」コアの名称だ。

現行機のCドライブをあらかた待避させたところで、「venice」のシリアルATAに現行機のCドライブを接続し、BIOSでRAIDを構成。"Mirror"を選ぶとちゃんと「Source」「Destination」の選択が出来、Source→Destinationの同期がスタート。一晩かかるかと思ったが、3時間ほどで同期終了。さすがに速いね~(^^)

K8M890内蔵GPUのDeltaChromeだが、液晶モニタL1811Bと1280x1024(32bits)モードではどうしても同期できない。モード自体は現行機と同じなので内蔵DeltaChrome側の問題だろう。色数を16bitsに落したら同期できたので「取り敢えずこれで様子見」

【参照】
●ASCII24 - Akiba2GO! http://akiba.ascii24.com/
【最新パーツ性能チェック(Vol.34)】CPUの勢力図は変わるか? デュアルコアCPU4種対決!――Pentium D vs. Pentium XE vs. Athlon 64 X2 vs. デュアルコアOpteron 2xx 2005年6月1日
●AKIBA PC Watch http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/
【ケース類/関連製品の新製品 2005年9月17日号 2005年9月17日
●ITmedia +D http://plusd.itmedia.co.jp/
パワフルなのに低消費電力なAthlon 64の魅力を知る 2004年12月9日
きょうは「Athlon 64 X2」「Pentium ExtremeEdition」でデュアルコア頂上決戦を堪能した 2005年5月18日
きょうは65ナノにシュリンクされた新世代Pentium Dの費用対効果に感心した 2006年1月6日
よぉぉぉぉしっ!Athlon 64なら「お父さん買い」PCでもパワフル&サイレントだっ! 2006年1月19日
●AMD http://www.amd.co.jp/
┗Athlon 64 http://www.amd.com/jp-ja/home/lc1_athlon64
●ASUSTeK http://www.asus.co.jp/
A8V-VM