今回の投票率は67.51%。衆議院が小選挙区比例代表並立制になってから最高の数字だ。「有権者の興味」を集めた事と、「改革」の方向性を裏付けられた事は素直に歓迎したい。
自民党のシングルイシュー(ただ一つの争点)と呼ばれる選挙戦術に対して、うまく政策論争で組する事ができなかったという結果は、準備不足も含めて民主党が未熟だったと言わざるを得ない。
それにしても、まさに小泉劇場。そんな選挙結果だったと言えよう。
これはこれで、小泉引退後の自民党がどういう展開をするのか?というのもまた興味津々だったりする。
ところで今回3度目の当選を果たした社民党の保坂展人氏に関しての経緯。
自民党は比例東京ブロックでは8議席を獲得できるはずだったが、重複立候補した候補者の多くが小選挙区で当選、比例名簿に7人しか残っていなかった。候補の追加が認められないため、最後の1議席が社民党に回ってきた。という経緯だったそうだ。
劇的と言えば聞こえはいいが、実際に開票が始まる前に当確が出される重複立候補と言い、何となく釈然としない印象を拭えないのだが。
【参照】
●asahi.com http://www.asahi.com/
┗2005総選挙 http://www2.asahi.com/senkyo2005/
●日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/
┗第44回衆議院選挙 http://www.nikkei.co.jp/senkyo/200509/
●選挙情報専門サイトElection http://www.election.co.jp/