昼過ぎから http://www.microsoft.com/japan/ へのアクセスができなくなってて「Blasterワームによる攻撃が始まったか!?」と思ったものの、夜になって問題は解消。
インターネット全体のトラヒック(混雑状況)を示すISCのステータスも green に戻っているのでマスメディアの報道などからのWindows Updateへのアクセスが集中したものという見解もあるが、個人的見解としてはBlasterによるDDoS攻撃に備えたサイトのメンテナンスやプロバイダーによる遮断オペレーション等が行われたのではなかろうかと思う。何はともあれ沈静化に向かっている気配は安心材料だ。
とは言え会社などで多数のPCを管理している人にとっては、休み明けに真っ先にやらないとならない事はMS03-026に対応してないPCを探し出すというなかなかやっかいな作業であろう。これについてはマイクロソフト サポート オンラインやeEye Digital Securityからネットワーク経由で確認するツールが無料で提供されているので利用すると良いだろう。
ちなみに北米西部を襲った「北米史上最大の停電」。いくつかの原発が停まった事よりも、バックアップシステムが期待通りに機能しなかったのが最大の問題で、今後の原因究明に注目したい。時期的にBlasterワームがトリガーとなった、等という事になるとおもしろいのだが。
【参照】
●マイクロソフト サポート オンライン
-KB 823980 Scanning Tool を使用して、セキュリティ修正プログラム 823980 (MS03-026) がインストールされていないホスト コンピュータを特定する方法 (CUI)
●eEye Digital Security
-Retina RPC DCOM Vulnerability Scanner (GUI:メールアドレスの登録要)
●goo ニュース
-新ウイルスの影響回避 マイクロソフトの対策奏功 2003年8月16日