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Last-modified: 2024-05-10 (金)


[一語一絵]

台風停滞 / 2002-09-06 (金)

雨の風景
白保、民宿船着場にて

沖縄本島に猛烈な被害を残した台風16号は、久米島の西海上に停滞している模様。取り敢えずTVの台風情報を観るが、速度もゆっくりから停滞に変って取り付く島も無い状態だ。

石垣島も暴風圏内に入り風雨が非常に強くなっていて、ちょっと外には出たくない状況。もちろん空路・航路とも早々に全便欠航が決まり、連鎖的に今日は終日宿に缶詰となる事が決る。

幸か不幸か窓際ではPHSが入るのでメールしたりして暇潰し。まぁそれでもJADE君一行と一緒だし、他にも台風で足止めを喰らっている連中等と多少話をしたりできるのでまだ救われたのだが、今回は荷物を少なくして娯楽品を持って来なかったので退屈な事この上ない。

昼間から横になってダラダラしていると、北海道のプ○○○ルームにいた時とよく似た空気を感じた。おいおい、そういう繋がりってか…!?

夜はみんなで『北の国から 2002 遺言』を観る。う〜ん、南の島で観る『北の国から』もまた一興かな?

民宿 船着場 1泊2食5,000円
石垣市白保2106-1 TEL:09808-6-7161

参照
美ら島物語
ANK エアーニッポン


[一語一絵]

台風接近 / 2002-09-05 (木)

今朝も朝一番に台風情報をチェック。すでに那覇や久米島ではかなり大変な状況だが、速度がかなり遅く石垣ではまだ雨もほとんど降っておらず、最接近は明日になりそう。そういうわけで那覇行きは全便欠航を余儀なくされているが、福岡直行便は大丈夫そうだ。やはり日頃の行いかな?

というわけでユースに引篭るつもりだった連中も急遽レンタカーを手配してドライブに出動する事に。彼らを見送った後、散歩がてら運航状況を確認する為にANKの営業所へ行くと、あろうことか福岡・名古屋直行便も含めて全便欠航だという信じられない話に3秒ほど固まる。

両手でカウンターを叩いて「雨も降ってないやん」と言いたかったのは山々だが、カウンターの女性に喰って掛かったところでしょうが無いので、航空券を発券してもらいそのままバスで石垣空港へ。発券カウンターにはすでに長蛇の列。ここで並んでいると7月に北海道のプ○○○ルームで知り合ったJADE君と再会。彼は母校のワンゲルサークルを引き連れて(と言ってもあと2人だが)来ているのだが、那覇へ戻る便が欠航の憂き目に遭い、手続きを済ませたところだと言う。八重山に来ている事はメールで知っていたがね、まさか…

白保の海
石垣島白保にて

20分ほど並んで欠航空席待ち整理券を入手したが、126人乗りの飛行機で一日一往復の福岡便に対して57番目という数字は一度のキャンセル待ちで乗れるとは到底思えない数字だ。絶望感と共に余裕こいて出遅れた自分に自己嫌悪を新たにする。が、取り敢えず気を取り直して今夜の宿を探さねば。既に予約で一杯だとは知っていたが、まずはまだ荷物を置いたままの八洲ユースに電話。取り敢えず調整してみると言ってくれたが、やっぱり難しそうだ。

ブルーな気持ちで市街地に戻り、せめてもの慰めに丸八そばソーキそば700円を食べて八洲ユースへ。と、先ほど会ったJADE君の一行が宿探しに来ていた。しかも数十軒も当って白保の民宿船着場に宿を確保したところだと言うので、便乗させてもらう事に。う〜ん、ラッキー。v(^^)

彼らは2日に八洲ユースに泊ったあと、西表に渡っているもて荘に2泊したらしい。ということはYANOと完全に入れ違っているわけだ。そんな偶然もあるんだなぁとお互い妙に感心したり。

取り敢えず8日までに帰れれば良いのだが、明日明後日も欠航の可能性があるし、臨時便が出なければ微妙なところ。いちお8日の那覇経由で福岡行きを押えておく。Web割でも差額2万円か…痛いなぁ

民宿 船着場 1泊2食5,000円
石垣市白保2106-1 TEL:09808-6-7161

参照
美ら島物語
ANK エアーニッポン


[一語一絵/ツーリング/2002]

あお・みどり / 2002-09-04 (水)

南国の小路
黒島にて

朝一番に台風情報をチェック。直撃コースは変ってないものの、当初より台風の速度が遅くなった事から今日夕方までは心配無く遊べそうなので、予定通り黒島日帰りツアーを決行。たまたま黒島に行くつもりだった女の子ふたり、特に予定が無いので一緒に…という男性ふたりを含めて5人のパーティで、思ったより賑やかなツアーになった。

9時発の高速船に20分ほど揺られて黒島へ。陽射しも強烈、風も海もまだまだ穏やかで、とても台風が接近しているとは思えない空模様だ。泳ぐ用意をして来た甲斐があるっちゅうもんだ。

港近くのなんくる荘でレンタサイクル(1,000円/日)を借りてツーリング開始。たまには呑気にママチャリで走るのもいいもんだ。クルマも滅多に通らないので道路いっぱいに広がってワイワイ言いながらってのが楽しいねぇ。しかし日焼け止めも塗って、帽子も被っているが陽射しでクラクラするほど強烈。人口より多いと言われる牛もさすがに木陰に逃げているゾ。

めちゃキレイな海
黒島ニシの浜にて

11時前仲本海岸へ到着。だが、ちょうど干潮の時間にぶつかっている為、泳ぐにはちょっと潮が退き過ぎ。というわけで泳ぐのは午後にしようと、ランチタイムの待ち合わせを決めて一旦解散。取り敢えず集落へ向かい、黒島灯台やらニシの浜やら散策する。個々に散ったにも関わらずニシの浜で4人集まってしまったのは島旅ならでは。(笑)

ただニシの浜から眺めた海が少し波立ちはじめ、台風が確実に近づいている事を感じさせた。

ビジターセンターでおばぁに捉まった後、時間通り12時半に全員合流。黒島に2軒ある食事処のうち、仲本海岸から最寄りのはとみへ。ママチャリで5分ほどだ。ここではそうめんチャンプルーをチョイス。しかし、えいじ君が食べたご飯も麺も混ぜて炒めた沖縄ちゃんぽん定食がウマそうだったなぁ。

仲本海岸に戻っていよいよ海へ。少し潮も満ちてきてていい感じだ。風は少し強くなってきたがリーフの内側なので波や潮の流れもほとんど無いし、サンゴや魚の種類も多くて西表星砂の浜よりもシュノーケリングにはよいポイントだったりする。ま、こういう時に限って水中ハウジングを持って来てないのは情けない事だ。

最後は強烈な陽射しで波照間のニシ浜同様、温泉状態になった浅瀬でまったり。黒島の海を堪能して15時に撤収し、15時40分の高速艇で黒島を後にした。

いよいよ明日は福岡へ戻る日。台風は相変わらずゆっくりと西へ進んでいて、那覇では飛行機の運航に影響が出ているようだ。石垣は少し風があるが、まだまだ台風を感じさせるほどのものではなく、明日のフライトは行けそうかな?

ユースホステル 八洲旅館 素泊り2,600円
石垣市登野城117 TEL:09808-2-3157

参照
美ら島物語
安栄観光


[一語一絵]

ジャングル・ジャングル / 2002-09-03 (火)

今日はいるもて荘を2泊でチェックアウトして西表島の東部へ移動、仲間川でカヌーを楽しむのだ。船浦8時33分発の路線バスに乗車。昨日スクーターで走った道を今度はバスに揺られるワケだ。45分ほどウトウトしながら西表島を半周し、仲間川河口の大富に到着。

ジャングルクルーズ
西表島仲間川にて

今日のツアーは[External]マリンレジャー金盛の一日コース10,000円(ガイド,弁当付き)。安いとは言えない価格だが、YANOも含めてメンバー6名に対してガイドが2名という体勢なので納得できよう。

10時前、まだ台風16号が近づいているとは思えない青空の下、カヌーで仲間川に漕ぎ出した。ちょうど干潮の時間帯で干潟が広がっており、浅瀬に注意しながらパドリングを繰り広げる。マングローブ林が発達しているという事は言うまでもなく海水が流れこむ汽水域。という事は潮汐の影響もあるわけで、気を抜くと引き潮で下流に流され易い状況だったのだが、小笠原でのシーカヤック経験が残ってて楽勝。ま、それも1時間程で潮汐も収まり気にならなくなったけど。

今回のツアーは9km上流まで遡って、そこから3kmをカヌーで下る12kmのコース。残った6kmはボートに乗り換える為、初心者のゆっくりペースでもカヌーでしか行けない上流部まで楽しめるわけ。もちろん途中の干潟では上陸して自然観察をしたり、最上流の渓流部で泳いだりもする。昨日行った西表西部の浦内川でもカヌーができるが、仲間川の上流3kmは観光船が入って来れないのでのんびりカヌーが楽しめる。ジャングルのワイルド感も含めて、どちらかと言うと仲間川の方がオススメだ。

ジャングルクルーズ
西表島仲間川にて

16時過ぎには発着場に戻ってツアー終了。台風が接近しているとは思えないほど良いお天気に恵まれてすっかり焼けてしまったヨ。クルマで大原港まで送ってもらい、そのまま16時40分の高速船に乗り込む。東部にも宿はあるのだが、台風が接近しているので早めに拠を石垣へ移して万全を期すのだ。40分のクルーズは程よい疲れも手伝って気持ち良く爆睡となる。

離島桟橋に降りたらその足で桟橋通りを歩き、18時前八洲旅館ユースにチェックイン。ここも超割シーズンと言う事でほぼ満室との事。昨日予約入れておいてよかった…f(^^;;

TVの台風情報をチェックした後、同宿のホステラーと誘い合わせてあさひ食堂へ出掛けて夕食。無難に「あさひ定食」550円を頼んだが、トンカツ+煮物+サラダ+中身汁でボリュームたっぷりであった。満足。

台風16号は大東島を抜け、予報ではそのまま西へと向かう直撃コース。明日には間違いなく那覇が台風の影響を受けそうだが、石垣周辺での影響はどうだろう?できれば黒島に行きたいのだが…

ユースホステル 八洲旅館 素泊り2,600円
石垣市登野城117 TEL:09808-2-3157

参照
ヤシガニNET
マリンレジャー金盛
八重山観光フェリー


[一語一絵]

うみ・そら・なつの物語 / 2002-09-02 (月)

朝から爽やかな青空。いるもて荘の前からは緑の芝生と、青い海、鳩間島、青い空が望め、美しいコントラストを織り成している。

朝食後、スクーター(2,500円/日)を借りて出動。スカッと晴れた青空から注ぐ陽射しは射すように強烈だが、海から吹く風は肌を撫でるように至って爽やか。交通量極少の県道をゴキゲン気分で快走。道路沿いに立つ「イリオモテヤマネコ飛び出し注意」の標識は西表島ならではだ。ところどころで海やマングローブを観察しながら西端の白浜へ。

水中写真
西表島星砂の浜にて

外周道路は白浜で終わりだが、この先に舟浮という船でしか行けない集落があり、そこまで行きたかったところだがこの日は帰りの便が夕方まで無いので断念し、来た道を東へたらたら戻って星砂の浜へ。

ここで小笠原で大失敗して以来の水中撮影にトライ。砂地が多いので透明度はあまり良くないが、魚はそれなりに居てまずまず。まぁ写真はピンぼけが多かったが、まずまず撮れたので満足。

ただここでも餌付けをする連中が多いようで、プカプカ浮いているだけで魚が寄ってくる。試しに指を擦ってみたら魚が指をつつく有り様。どうりでサンゴ上部の痛みが著しいわけだ…。可愛いからとエサを与えて近くに寄せたい気持ちはわかるが、サルに限らず野生生物に無闇にエサを与えちゃいかんって。ソーセージを売っている売店も共犯だと思うが。

昼前に陸に上がり、道端の冷凍パイナップルの無人販売100円で喉を潤し、ランチへGo。第一候補の「がじゅ丸」が準備中だったので、月ヶ浜近くの喫茶「唐変木」ゴーヤチャンプルー定食を食べる。やはり沖縄に来たらまずはゴーヤチャンプルーを食べなくては。

水中写真
西表島月ヶ浜にて

13時から浦内川観光の遊覧船でジャングルクルーズと洒落る。さすがに暑さがピークを迎えるのでちょっと涼むのにもってこい。川の両側に広がるマングローブ林を観察しながらの船旅は西表島ならではの楽しみだ。

8km上流にある軍艦岩まで約25分、そこから亜熱帯の森の遊歩道を40分歩いて「マリユドゥの滝」「カンビレーの滝」まで行くのが定番コースだが、泳いだ疲れと船の揺れで眠くなった事もあって川沿いのベンチで15分程横になり、滝へは行かず30分後の船で帰投。今日は海が中心なのだ。山奥の方には黒い雲が立ち込め始めてて観光船でも途中ポツポツと雨が降り始めたが、河口の船着き場に着く頃には雨の気配すらなかった。

海に戻る前にせっかくスクーターを借りてるんだからひと通り走っておくかと外周道路を東へ向かう。西表島温泉はもちろん素通り。日本最南の温泉というだけで1,200円も払う気には到底ならないし、そんな時間があるのならば美しく輝く海に入った方が断然良い。ところどころで写真を撮りながら牛車に引かれて渡る事で有名な由布島を望むところまで行った。が、丘の向こうに積乱雲が発達していて激しい雨が降っているのが垣間見えたので、南下を断念して戻る事を決意した。

再び星砂の浜で一時間ほどシュノーケリングを楽しんだ後いるもて荘へ戻る。しかし、西表島のジャングルで育った蚊は巨大でかなり手強い。昨日は雨上がりで涼しかった事もあり少なかったが、晴れて暑かった今日は大変。いるもて荘の談話室でも蚊取りバトルが繰り広げられた。う〜む、やはり虫除けスプレーは必携だ。

いるもて荘 ユースホステル 1泊2食4,000円
竹富町上原870-95 TEL:09808-5-6255

参照
ヤシガニNET
西表島観光センター
(資)浦内川観光
しげた丸