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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵]

うみ・そら・なつの物語 / 2002-09-02 (月)

朝から爽やかな青空。いるもて荘の前からは緑の芝生と、青い海、鳩間島、青い空が望め、美しいコントラストを織り成している。

朝食後、スクーター(2,500円/日)を借りて出動。スカッと晴れた青空から注ぐ陽射しは射すように強烈だが、海から吹く風は肌を撫でるように至って爽やか。交通量極少の県道をゴキゲン気分で快走。道路沿いに立つ「イリオモテヤマネコ飛び出し注意」の標識は西表島ならではだ。ところどころで海やマングローブを観察しながら西端の白浜へ。

水中写真
西表島星砂の浜にて

外周道路は白浜で終わりだが、この先に舟浮という船でしか行けない集落があり、そこまで行きたかったところだがこの日は帰りの便が夕方まで無いので断念し、来た道を東へたらたら戻って星砂の浜へ。

ここで小笠原で大失敗して以来の水中撮影にトライ。砂地が多いので透明度はあまり良くないが、魚はそれなりに居てまずまず。まぁ写真はピンぼけが多かったが、まずまず撮れたので満足。

ただここでも餌付けをする連中が多いようで、プカプカ浮いているだけで魚が寄ってくる。試しに指を擦ってみたら魚が指をつつく有り様。どうりでサンゴ上部の痛みが著しいわけだ…。可愛いからとエサを与えて近くに寄せたい気持ちはわかるが、サルに限らず野生生物に無闇にエサを与えちゃいかんって。ソーセージを売っている売店も共犯だと思うが。

昼前に陸に上がり、道端の冷凍パイナップルの無人販売100円で喉を潤し、ランチへGo。第一候補の「がじゅ丸」が準備中だったので、月ヶ浜近くの喫茶「唐変木」ゴーヤチャンプルー定食を食べる。やはり沖縄に来たらまずはゴーヤチャンプルーを食べなくては。

水中写真
西表島月ヶ浜にて

13時から浦内川観光の遊覧船でジャングルクルーズと洒落る。さすがに暑さがピークを迎えるのでちょっと涼むのにもってこい。川の両側に広がるマングローブ林を観察しながらの船旅は西表島ならではの楽しみだ。

8km上流にある軍艦岩まで約25分、そこから亜熱帯の森の遊歩道を40分歩いて「マリユドゥの滝」「カンビレーの滝」まで行くのが定番コースだが、泳いだ疲れと船の揺れで眠くなった事もあって川沿いのベンチで15分程横になり、滝へは行かず30分後の船で帰投。今日は海が中心なのだ。山奥の方には黒い雲が立ち込め始めてて観光船でも途中ポツポツと雨が降り始めたが、河口の船着き場に着く頃には雨の気配すらなかった。

海に戻る前にせっかくスクーターを借りてるんだからひと通り走っておくかと外周道路を東へ向かう。西表島温泉はもちろん素通り。日本最南の温泉というだけで1,200円も払う気には到底ならないし、そんな時間があるのならば美しく輝く海に入った方が断然良い。ところどころで写真を撮りながら牛車に引かれて渡る事で有名な由布島を望むところまで行った。が、丘の向こうに積乱雲が発達していて激しい雨が降っているのが垣間見えたので、南下を断念して戻る事を決意した。

再び星砂の浜で一時間ほどシュノーケリングを楽しんだ後いるもて荘へ戻る。しかし、西表島のジャングルで育った蚊は巨大でかなり手強い。昨日は雨上がりで涼しかった事もあり少なかったが、晴れて暑かった今日は大変。いるもて荘の談話室でも蚊取りバトルが繰り広げられた。う〜む、やはり虫除けスプレーは必携だ。

いるもて荘 ユースホステル 1泊2食4,000円
竹富町上原870-95 TEL:09808-5-6255

参照
ヤシガニNET
西表島観光センター
(資)浦内川観光
しげた丸