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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵]

竹内均氏、没す / 2004-04-20 (火)

東京大学名誉教授の竹内均氏が逝去されたそうだ。

東京大学名誉教授・科学雑誌『Newton』((株)ニュートンプレス発行)編集長 竹内 均(タケウチ ヒトシ)が、平成16年4月20日(火)午前5時41分、 心不全のため、国立病院機構東京医療センターにて死去致しましたのでお知らせします。83歳。
http://www.newtonpress.co.jp/press_takeuchi.htmlより引用。

プレートテクトニクスを始めとした地球物理学の権威にも関わらず、教育テレビの科学番組において独特の語り口で科学をわかりやすく解説する姿が印象深い、というより晩年は雑誌『Newton』の編集長として科学ファンに馴染み深かった御大の訃報に接し、心よりご冥福をお祈りしたい。合掌

【参照】
●Newton Press Web http://www.newtonpress.co.jp/
┗訃報 http://www.newtonpress.co.jp/press_takeuchi.html


[一語一絵/IT系]

バッファオーバーフローなんて恐くない / 2004-04-19 (月)

と言う事ができるようになるかもしれない。

硫黄山を望む
4/16 九重町飯田高原にて

詳しい事は参照記事に譲るとして、例え未知のセキュリティホールを突かれて攻撃コードを送り込まれたとしても実行される事だけは何としても防ごうというステキな仕組みだ。

但しこの機能はあくまでもMSBlasterSlammerなどネットワークから直接データを送り込んだり、メディアプレイヤー等の非実行ファイルに紛れ込んで侵入しようとする戦術への対抗策であり、残念ながら古典的なメール添付の実行ファイルによる攻撃には無力。過信・油断は禁物だ。

さて、既にAMDの64ビットCPU Athlon 64Opteronでは「Enhanced Virus Protection」として一足先に対応済みの通称NXビット。遅ればせながら王者Intelも「No Execute(NX) memory protection」機構と銘打って2004年後半からPentium 4に組み込むと発表している。

そして、間もなくリリースされるWindows XP Service Pack 2で実装された「Execution Protection」という機能によってOS側の足並みもようやく揃い、ユーザーが恩恵を受ける日がもうすぐやってくる。

これを機に新しく64ビットマシンに乗換えようかなぁ…

【参照】
●日経 ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
IA-32eとAMD64の共通点と相違点,命令セットはほとんど同じ 2004年2月19日
【IDF Spring 2004】Intelがバッファ・オーバーフロー防止技術をCPUに搭載 2004年2月20日
米AMD,「AMD64」プロセサと「Windows XP SP2」でバッファ・オーバフローを防ぐ技術を発表 2004年2月26日
CPUが用意してOSが使う不正コードの実行を禁止する「NX」ビット 2004年4月16日


[一語一絵/IT系]

【危険】Linux 2.4系に不正権限取得の欠陥 / 2004-04-19 (月)

Linux2.4系kernelの 2.4.25 以前にroot権限が奪取される欠陥が警告されている。

すでに修正版2.4.26がリリースされているので、アップデートすればよい。[External]CAN-2004-0109は2.5や2.6も影響を受けるとされているので、近々にアップデートされるだろう。

取り敢えず2.4.26にアップデートしたログ。

$ snarf ftp://ftp.ring.gr.jp/archives/linux/kernel.org/kernel/v2.4/linux-2.4.26.tar.bz2
$ bunzip2 -dc linux-2.4.26.tar.bz2 | tar xvf -
$ cp linux-2.4.25/.config linux-2.4.26
$ cd linux-2.4.26
$ make menuconfig
$ make dep clean
$ make bzImage
$ make modules
$ sudo make modules_install
$ sudo mv arch/i386/boot/bzImage /boot/vmlinuz-2.4.26
$ sudo mv System.map /boot/System.map-2.4.26
$ sudo /sbin/mkinitrd /boot/initrd-2.4.26.img 2.4.26

【参照】
●日本の Linux 情報 http://www.linux.or.jp/
●Common Vulnerabilities and Exposures http://cve.mitre.org/
CAN-2004-0003:(Unknown vulnerability, related to "R128 DRI limits checking.") 2004年1月15日
CAN-2004-0010:(Stack-based buffer overflow in the ncp_lookup function for ncpfs) 2004年1月15日
CAN-2004-0109:(Buffer overflow in the ISO9660 file system) 2004年2月2日
CAN-2004-0177:(The ext3 code in Linux 2.4.x does not properly initialize journal descriptor blocks) 2004年2月25日
CAN-2004-0178:(Unknown vulnerability in the OSS code for the Sound Blaster driver) 2004年2月25日
●The Linux Kernel Archives http://kernel.org/
┣Ring ftp mirror ftp://ftp.ring.gr.jp/archives/linux/kernel.org/kernel/v2.4/
┗asahi-net http mirror http://www.asahi-net.lkams.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.4/


[一語一絵]

シャトル・ハイウェイライン就航 / 2004-04-18 (日)

関東と九州を結ぶ新航路[External]シャトル・ハイウェイラインが17日より就航。

サイトブラウズ画面
シャトル・ハイウェイラインのサイト

一時は「れいんぼうべる」の手付けまで打ったものの資金調達が難航して最終契約に到らなかった事で[External]シャトル・ハイウェイラインは会社存亡の危機かと思われたが、設立から5年目の待ちわびた春、何はともあれ新しい船出にはひとまずおめでとうを言いたい。

ダイヤ
久里浜
23:25
大分
翌21:45
大分
23:59
久里浜
翌21:10

「しゃとるおおいた」「しゃとるよこすか」(それぞれ旧「さんふらわあおおあらい」と「さんふらわあえりも」)の2隻で横須賀久里浜港大分港を約22時間で結ぶのだが、バックにグループ企業を持たない純粋な新規参入組で最初からデイリー運航の体制を構築したのはスゴい事だ。

裏を返すと先行他社が既にデイリー運航を確立しているからには、少なくとも対等のサービスを提供できないと勝負にならないと判断したのだろうし、その体制を再構築する為に当初の計画より時間が掛ったという事だろう。

ちなみに「れいんぼうべる」はこの春から[External]マリンエキスプレスの「フェリーひむか」として宮崎―大阪(貝塚)航路に、「れいんぼうらぶ」は韓国[External]Weidong Ferryに売却され「New Golden Bridge Ⅴ」として仁川―青島航路に、それぞれ就航している。こちらの再スタートも嬉しいニュースだ。

ダイヤ2等2輪(750)乗用車(4m)
九越22→翌1814,44010,21033,940
東九18→翌々0512,6007,56026,460
シャトル23→翌2112,0008,00033,000
マリン20→翌1912,6409,45033,510

さて通常期の基準料金を九州〜関東航路の競合3社と比較してみるとこんな感じだ。

個人的に気になる2等と二輪車(750未満)でちょうど2万円という料金設定は他社より若干安く、新規参入組の落とし所としては無難なところか。

そうなると一番引っかかるのは21時過ぎという到着時間だろうが、ただ出港時間が遅い事は集荷範囲が広がるという貨物面だけでなく、旅客面にも平日仕事を終えた後でも余裕で乗り込めるメリットが大きく、出港時間を前倒したところで夕方到着というくらいではデメリットの方が大きく思える。まぁスピードアップして12時間運航くらいになれば万々歳なのだが。

あぁ、でもシャトルは金曜便休航だって。残念無念。

【参照】
●シャトル・ハイウェイライン http://www.shline.co.jp/
●オーシャン東九フェリー http://www.otf.jp/
●マリンエキスプレス http://www.marineexpress.co.jp/
●九越フェリー http://www.fune.co.jp/Link-index/kyuetsu_ferry/kyuetsu.html

今日は午後から雨の予報。出動を見合わせて、バイクを洗ってたら見事に降り出した。ガレージ内なのでどってこと無いが。あと今更ではありますが(笑)ヘッドライトスイッチを装着。またレギュレーターが弱体化した場合に備えるのだ。

夏の匂いがする雨だ…


[一語一絵/ツーリング/2004]

Go West !! / 2004-04-17 (土)

さすがにちょっちお疲れの今朝はゆっくり目で9時半にスタート。妙見通りR202住吉通り城南線日赤通りR385というアプローチは初めてだが、混雑はそれほどでもなく、二輪の機動性を思う存分に活かして市街地をパス。老司を過ぎ視野の緑が増えると共にダルダルだったゴキゲン度も上昇傾向。

池田屋外観
11:30 佐賀市池田屋にて

木陰が涼しい筑紫耶馬溪を抜け南畑ダムの取付区間をグリングリン旋回すると、タイトなワインディングをグリグリしながらヒルクライム。坂本峠の手前から路面はタイトになり、そして荒れ始める。路肩は弱いし見通しも悪いしで10%勾配のダウンヒルはなかなか厳しい。ここもいつもの逆ルートにしといた方が楽だなぁ。

整備済みのセクションまで抜ければこんどは佐賀側の方が快適。見上げるループ橋は先日貫通した東脊振トンネルと共に東脊振バイパスとして2006年4月供用開始予定。有料というのは些か癪に触るがあそこから見渡す佐賀平野は絶景に違いないので、2年後が待ち遠しい。

田園地帯まで下った後は県道31号線佐賀市内へ。10時半には金立を過ぎ意外と佐賀は近かった事を思い知る。佐賀大学前交差点そばというわかりやすさも手伝って、予想以上に早く着いてしまったので近くをウロウロして暇つぶししたあと、11時半の開店を待って店内へ。

チャンポンセット
11:40 佐賀市池田屋にて

さてこの池田屋、福岡在住の腹ぺこライダーとして一目置いている某氏オススメの店である。という事もあって前々から気になってはいたのだが、近くもなく遠くもない中途半端な位置関係と日曜定休という不運が相まってなかなか縁が無いお店であった。

ま、そういう背景はともかく、ちゃんぽんとカレーがウマい。という下馬評に倣ってチャンポン・ミニカレーセット800円をオーダー。和風ダシの優しいちゃんぽんも確かにウマいのだが、個人的にはチャンポン激戦地佐賀を代表する「井手ちゃんぽん」に軍配を上げたい。

一方でじっくり手間暇かけて野菜をペースト状になるまで煮込んだカレーの方はかなりポイントが高いと感じる。最初は甘い旨味を、後から香ばしい辛さが追いかけてくる絶妙なウマさは秀逸だ。今度はカレーをメインでいきたい。

今朝は何も食べてなかったのでボリューム的にはちょうどイイ感じだったが、普通の状況で捉えるとセットはヘビー級のボリュームで、腹ぺこライダー推薦。

[External]池田屋 チャンポン・ミニカレーセット800円
営業時間 平日11時半〜15時半、17時半〜21時 日曜定休
佐賀市赤松町6-11 TEL:0952-22-7508

ビッグマン外観
13:55 佐世保市ビッグマンにて

久々に青い海が観たいじゃないか、というわけで今度はR34を西へ。もちろんBGMはPET SHOP BOYS『Go West』『Go Go West』だとニンニキニキニキになるので厳重注意だ。

片側2車線区間は快調そのもの。江北町を過ぎ車列を組んでペースが落ちたらちょっと蒸暑くなってきたものの、ジャケットのベンチレーションを効かせれば、風が脇をくすぐってゴキゲンに気持ち良い。どこを周って行こうかと思案しつつ調子こいて走ってたらタイミングを逸してストレートに佐世保へ。

思惑よりだいぶ早すぎる到着であったが、佐世保一番の繁華街四ヶ町アーケード近くにバイクを駐め、ヒカリと並んでメジャーなバーガーショップビッグマンを探す。

てりやきバーガー
14:10 佐世保市ビッグマンにて

予め家を出る時に地図で場所を確認していたので「この近くにある」事は確信していたものの20分ほど歩き回るハメに。結果最初に意図したすぐ近くであったというのはよくある話だ。道が曲がってビルの陰になってたのでわからなかったぜぃ。f(^^;;

歩いて少しはお腹もこなれたもののさすがにデラックス系のバーガーを食べようという気にはなれず、おとなしめのてりやきバーガー300円を所望。

窮屈ながらも店内で食べられるようになってはいるが、席は埋っていてテイクアウトを待っている人も多数。下馬評通りの人気だ。ピークはとっくに過ぎている時間帯にも関わらず15分ほど待たされたが、もちろん待つ甲斐のあるバーガーと言えよう。胡椒が程よく効いたスパイシーな風味に甘辛いてりやきソースがぴったりマッチ、鼻に抜けるマスタード系の辛さもあってなかなか奥深い味であった。次回はデラックス系のトリプル400円を賞味せねば。

ビッグマン(BigMan) てりやきバーガー300円
営業時間 12時〜翌3時(土は4時まで) 無休
■佐世保市上京町7-10 TEL:0956-24-6382
■北松浦郡佐々町須崎免502 TEL:0956-62-6396
■実は門司港の海峡プラザにも出店している

トレースマップ
今日の走行ルート

久々の本場佐世保バーガーに満足した後、R204を北へ。佐々江迎まではほとんど海も見えない退屈な田園地帯だが、慌てず騒がずのんびりと。田平町の平戸口から先、静かに広がる海を眺めつつ松浦市を抜ける。この時期の玄海灘はあくまでも穏やかな雰囲気で、優しい潮風も心地好い。

伊万里湾大橋伊万里市街地をバイパスし、16時半唐津へ。さすがに昨日の今日なので少々お疲れ気味。高原方面なら濃厚なソフトといきたいところだがセブンイレブンのアイスでリフレッシュし、R202をまっすぐ福岡市内へ。

最後はファミリーユサ福岡東店まで足を延ばしてオイル交換を済ませた後、19時に帰着。292kmのグルメ系?ツーリングだった。

【参照】
●池田屋 http://www.h4.dion.ne.jp/~ikedaya/
●Yahoo!グルメ http://gourmet.yahoo.co.jp/
┗佐世保 ハンバーガー ビッグマン
●SIGHT-SASEBO on Line http://www.sasebo99.com/
┗ハンバーガーマップ http://www.sasebo99.com/sight/2003-08/index_hbm.htm