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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/IT系]

HP・Compaqのノートパソコンに問題あり / 2004-06-30 (水)

2002年3月〜2003年7月に製造されたHP製およびCompaqノートPCのメモリの一部に設計上の不具合がある事が発表されている。

[External]HP[External]リリースによると

ある特定の条件下で、これらのメモリ・モジュールが原因となり、ノートブック製品にブルー・スクリーンや間欠的ロックアップ(ハングアップ)などの問題を引き起こすことが稀にあります。
という事で、発熱したり燃えたりするような深刻なものではないようだ。

すでに2004年12月31日までの期間限定で無償交換プログラムが始まっているので利用すればよい。まずは[External]HPのサイトにあるユーティリティで問題のメモリかどうかは判定し、もし該当するようならば交換用メモリ・モジュールを注文。到着後自分で交換する事になる。なお、問題の当該メモリを自分で交換・返却した人には32MBのUSBメモリドライブがもれなくプレゼントされる。リコール回収を勧めるために動機付けキャンペーンを実施するというのはナイスなアイディアだ。

一方で[External]ITmedia[External]記事によると

 HPは特定のノートPC用メモリモジュールに、Intel製モバイルチップセットとプロセッサの電源管理技術を組み合わせた場合に動作不良を引き起こすという欠陥を発見した、とHP。

 Samsung Electronics、Infineon Technologies AG、Winbond Electronicsのメモリモジュールが該当し、Micron Technologyにはメモリクロック同期に関する別の欠陥が問題となっているという。
という事から今回のリコール騒動は[External]HPだけに留まらず、同時期に作られた他社ノートPCにも影響する可能性がある。

回収騒動そのものは喜ばしい事ではないが、株主総会でもケチョンケチョンにやられた某自動車メーカーの例もあり、メーカーの信頼度を量るのには最適の機会と捉える事もできる。そういう視点から他社の動向にも注目したい。

【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
日本HP、ノートPCの一部にメモリの不具合。無償交換実施へ 2004年6月26日
HPがサードパーティ製メモリ不良を発表――Intel製モバイルチップ採用PC全体に波及か? 2004年6月26日
●ヒューレット・パッカード http://www.jpn.hp.com/
HPメモリ・モジュール交換プログラム 2004年6月26日


[一語一絵]

もろもろ / 2004-06-30 (水)

昼前に内科を受診した後ハローに寄ってチキン南蛮ランチ500円。夕方から[External]JCOM福岡にホームターミナルを返却しに行ったついでに、五徹おろしそばと親子丼のセット780円。今日の厨房は若いお兄ちゃん独りだったのでツユが多過ぎてイマイチだった。

夜は夜で『デイアフタートゥモロー』を観に行った。ものの数日であれだけの異常気象が発生するというのはあまりに現実味が無さすぎるのだが、とどのつまりが先進国の(特に政府の)傲慢・奢りに対するアンチテーゼといったところだ。氷結するのが北半球だけっていうメッセージ表現はちょっと感心したが、最近のハリウッド映画は映像効果に頼り過ぎな感じでちょっと食傷気味かも。


[一語一絵/ツーリング/2004]

阿蘇Express 18th - 阿蘇三昧 - / 2004-06-28 (月)

4日ぶりに晴れた月曜日。空模様はまだ怪しいが、すぐに青空が広がるという予報を信じて9時にスタート。

取り敢えず朝霧まで行ってから考えるか、と最速ルートをチョイス。急ぐ用でも無いので規制速度前後のゆったりモードだ。土手ロードの入口、両筑橋を渡ったとこで白バイの御用になっている若者を目撃。朝羽大橋まで中間地点付近でも土手の上から眺めている警察官あり。

やまなみハイウェイ
飯田高原にて

R210を淡々と流した後、四季彩ロードは一転気合いを入れて。うざい大型バスも下りのロングストレートで簡単に料理。何事にもメリハリが大事だ。計ったように正午前朝霧着。

いつものように「そばと唐揚げ定食」700円で幸せなランチタイムを過ごし、13時前にリスタート。

青い空に白い雲が眩しい。毎度毎度で恐縮だが、やっぱりやまなみハイウェイにin。気分爽快な高原、タイトでリズミカルなヒルクライム、豪快なダウンヒルを思う存分に満喫。これだけ快適に走れるのは平日ならでは。

東ミルクロードを経てR57に抜け、県道41号線から久々に萩岳展望台へ。14時着。阿蘇山からくじゅう連山、祖母傾山系に至る雄大かつ穏やかな景色を独り占めする。

取り敢えずこないだ走った大規模林道 宇目・小国線を目指し、県道41号線から県道135号線県道695号線へ。合ヶ瀬大橋の案内板に惑わされて遠回りしたものの陽目の里大規模林道に合流。豪快なアップダウンとタイトなコーナーで構成された大規模林道。連日の雨によるコンディション悪化を心配したが、基本的には木の葉などが流れて走り易くなっていた気がする。

豪快な林間路
大野川上流南部広域農道にて

県道8号線県道7号線を横断し清川村1車線酷道県道688号線に接続。一時的に本線を見失ってとまどうがなんとか復帰。木々に囲まれて陽射しは無く未だにヘビーウェット、中央部が苔むした路面を慎重にトレースする。スリップして路肩から落ちたら最後助けは来ない。

先行車も対向車も無い辛抱の5kmを走破した後は再び大規模林道 宇目・小国線。ツーリングマップルに「山腹を走る快適ワインディング」と記された区間だが、道幅はあるものの拳大の落石がゴロゴロしていてそんな呑気なルートではない。それにも増して日之影町側から黒っぽい雲が押し寄せてきているのが気になる。

16時R326に無事抜けた後ルートの再検討。県道6号線宮崎県日之影町まで40km。雨でも降られた日にゃ日没までに抜けるのも困難になるので断念。R326R502清川村へ。大分側はさっきの雲行きがウソのような晴天で相変わらず暑い。道の駅「きよかわ」ももソフト300円で一息。ちょっと後を引く甘ったるさが気になるが…まぁたまにはいいか。

緒方町からは大野川上流南部広域農道にスイッチ。今通ってきた大規模林道 宇目・小国線の少し麓側を走る道で、落石も少なくカーブも緩やかで走り易い。案内板では荻町に通じるようになっているが、今はまだ竹田市内瀬ノ口あたりで県道8号線にぶつかって終わりだ。

夕焼け
俵山峠にて、雲仙を望む

県道695号線合ヶ瀬大橋を渡った後は方向感覚だけを頼りに、どこをどう走ったか定かではないが県道217号線を挿んで大戸ノ口R265に接続。

ん〜、やっぱり航跡記録用GPSが欲しいなぁ。

高森で給油した後R325県道28号線俵山峠へ。雲仙の右に沈む夕陽に目を奪われ、しばし黄昏る。

そろそろ晩メシ喰って寝床の準備をしないとなぁ、という時間なので俵山トンネル久木野村へ戻って沿道にあるマグマ食堂へ。少し前に出来た新しいお店で気になっていたのだが、残念ながら定休日という事でまたの機会だ。

しょうがないので白水温泉瑠璃近くのお食事処ひげ勝ちゃんへ。観光地にありがちなレストランなんだけど他に開いてないし…取り敢えず先入観は良くないと思い直してカルビ丼定食900円をオーダー。結局は予想通りの代物だったが、まぁ観光地だしこんなもんでしょう。

白水温泉瑠璃で汗を流した後、高森は根子岳の麓の月廻り公園へ。すでに21時を過ぎて真っ暗だが自販機の明かりを頼りにテントを組み立て、立ち上がってから離れたところへ設営。雲が時折広がる事はあったものの、月明かりが幻想的ないい星空だった。

夜明の草原
幻想的な朝のミルクロード

5時前に目覚めると、根子岳はおろか自販機もろくに見えない濃霧。もしかして雲海になっているんじゃ?と思い撤収開始。完璧にぐっしょり濡れたテントもなんのその。強引に収納して6時前にリスタート。

朝から気合を入れてR265を激走。箱石峠で霧越しに朝日の洗礼を受け、一ノ宮町へ抜けた頃にはすっかり晴れてしまった。

ちょっと遅かったか、と一の宮町農産物直売施設「四季彩いちのみや」でトイレ休憩&洗面&朝食。

見上げる阿蘇山は雲の中で登ったところで何も見えないし…と取り敢えずミルクロードへ。ベールのような朝の空気に包まれて幻想的なイイ雰囲気だが写真に切り取るとこんなもんか。またつまらない写真を撮ってしまった....。

雲海?
大観峰にて

そのあと大観峰まで行くと阿蘇涅槃像がベールを纏ったような、ちょっと雲海っぽい景色。あ〜、まっすぐ来ておけば雲海観られたかも…と後悔後を断たず。

腰を下ろして1時間半ほどぼんやりしてたら霧もあらかた晴れてきたので、温泉入ってヒゲでも剃ってサッパリしますか、と阿蘇登山道赤水線を登って湯ノ谷温泉へ。

朝から入れる阿蘇観光ホテルの露天風呂「星の湯」200円を狙っていったのだが、あらら取り壊し中九産交のリストラで清算されたとは知らなかった....。

というわけで長陽村へ周って村営温泉センター「ウィナス」へ。計ったように10時の営業開始とはラッキー。内湯も露天も結構な広さで南外輪山の展望が良い。ちょっとヌルヌル感のある弱アルカリ性のお湯も好感触。ちょっと立寄るには不便な場所だがこれで400円なら押さえておいて損は無い穴場だ。

のんびりしてたらあっという間に11時グリーンロード南阿蘇を周ってランチと洒落るか、と久木野村へ下っていくと「そういえば昨日フラれたマグマ食堂も近くやん」と思い出してチャレンジ。

11時20分頃到着。予想外のラーメン臭に意表を突かれている事を悟られないように、とこじゃれた店内へ。メニューを開くと各種バリエーションがあれど基本的にはラーメンのみ。マグマ食堂という店名から焼肉がメインかな?という安易な思い込みをひっくり返すラーメン専門店であった。

草千里
草千里にて

最初なので無難にとんこつラーメン525円をチョイス。「徹底的に油を取り除いて作り上げた」と書いてあるとおり実にあっさりしているのだが、食べ応えが無くてちょっとこれじゃなぁ…という感じだ。

取り敢えず片付けてリスタート。阿蘇登山道吉田線を豪快に駆け登ってそのまま赤水線に抜け、二重の峠から言わずもがなのミルクロードを流してうぶやま牧場へ。阿蘇のハイライトを堪能する。

去年出来たヒゴタイ大橋を渡った後はやっぱり山水亭へ。伝家の宝刀あんかけチャーハンマグマ食堂の敵を討つ。あっぱれ。

最後は東黒川温泉帆山亭で小一時間の温泉タイムを楽しんで最速ルートで帰投。平日の夕方でさすがにちょっと混んでたものの、給油ピットイン以外はノンストップで18時半に帰着。736kmのブラボーツーリングだった。


[一語一絵]

『空の名前』 / 2004-06-27 (日)

『空の名前』装丁
『空の名前』 高橋健司

4日連続の雨模様。梅雨の風情と言われてもなぁ…という時にオススメの1冊。空・雲・雨・風などの気象や二十四節気などの季節を表わす日本語をテーマに、316枚の写真と392項目の解説で構成した歳時記風天気図鑑

今まで漫然と眺めていた何気ない景色にもそれぞれ名前があり、まつわる由来や故事に触れたりするのは新鮮な驚きがある。

小難しい事を考えずにぼんやり眺めているだけでもなかなか楽しいのだが、この本を読んだ後は空を見上げるのがまた一段と楽しくなるだろう。入院当初はあいにくと雲ひとつない快晴が続いて残念な思いが倍増したのだが…(^^;;

また自然現象を表現する言葉繰りの一例としても随分と参考になり、ボキャブラリー貧困なYANOさんとしては一粒で二度おいしいというところだ。

この本は、商売柄「空」には特別の愛着を持つ友人が見舞いに持って来てくれたのだが、もし自分が自分の為に選ぶとすれば無難に漫画か、せいぜい写真やコンピュータ関係の本を選ぶのが関の山。このあたりのセンスは秀逸で「さすがだねぇ〜」と思う。

明日は青空が観られるかな?

【参照】
●Amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/
『空の名前』
●(株)気象サービス http://www.weather-service.co.jp/
空の名前(Web版)


[一語一絵]

Mentenance - Motorcycle / 2004-06-26 (土)

今日も朝から大雨で家でゴロゴロ。PCの設定は必要なものからボチボチやりつつ、雨も上がった夕方からCBの洗車。と思ったがまだ降ってきそうな雰囲気の油断大敵な空模様だったので、取り急ぎ駆動系のクリーンアップだけ。

チェーン洗浄後
新品の輝きが蘇る

まずフロントスプロケットのカバー、チェーンカバーを外し、埃や砂をオイルで固めた真っ黒な塊を割り箸でおおざっぱに削ぎ落とす。それでもこびりついている箇所にブラシで灯油を塗って放置。

ここで後輪をジャッキアップ。右手でホイールを廻し、左手は灯油を染み込ませたブラシをチェーンに添えて浸透させる。外側が終わったら内側も忘れずに。

あらかた灯油が浸透したところで、左手をウエスに持ち替えて汚れた灯油をふき取れば、真っ黒だったチェーンがゴールドの輝きを取り戻す。

放置していたスプロケット・チェーンカバーをウエスでふき取ったあと、元通り取り付け。最後にホイールを手で回しながらアウタープレートの内側にピンポイントでチェーンルブを塗布。最後にもう一度ウエスで余分なルブを拭き取れば終了だ。