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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵]

北九ぶらぶら / 2003-03-21 (金)

今日も良いお天気。何となく北九州をぶらぶら。いや、何となくていうより、やっぱ北九出身としては『焼きうどん』をチェックしておかなくては。という義務感と言った方が正しいかもしれない。

元祖焼きうどん
「だるま堂」の焼きうどん

という背景から当然のように足は元祖「だるま堂」へ。小倉駅を背に平和通りから1本右、シロヤスターバックスの通りを旧電車通りに抜ける手前右側の路地が鳥町食堂街だ。

暖簾をくぐると、6畳ほどの小ぢんまりとした店内は8席ほどのカウンターがあるのみ。生のうどんではなく乾麺を使っているからか、ゴムのような独特の食感はちょっと意外で新鮮。キャベツとタマネギだけというシンプルな具材とも相まって、子供の頃に怪しげな駄菓子屋の奥で食べた懐かしい記憶を髣髴とさせる味。だが「ウマい、これは喰うべし」と力説するほどのものでは無いか…。ただ一人で切り盛りするおばちゃん…ていうか、ばあちゃんの存在も含めて古き良き小倉の遺産として大事にしたい存在であることは確かだ。まぁどう贔屓目に見てもブレイクするとは思えないが....。焼きうどん440円也。

リバーウォーク北九州を望む

シロヤに戻ってベビーシュー50円を立ち喰い。何気に隣に並ぶ揚子江の豚まんに激しく心魅かれつつも今日は『焼きうどん』重視で自重。何年ぶりかの魚町銀天街を散策する。

続いて井筒屋のデパ地下「いわなが」の焼きうどん380円をテイクアウト。再開発でずいぶんキレイになった紫川のほとりに腰かけて味わう。こちらはふつうの生めんなのでモチモチ感があり、ソースのまろやかさ共に「だるま堂」よりは好きかな…と言っても、ウチの母親が作ってたのとさほど変らんように思う。

というわけで地元民という立場を踏まえても「焼きうどん」は名物として大々的にブレイクするほどのモノでは無いと思う。「だるま堂」に限っては発祥の地とか歴史民俗文化的な価値があるとしても、具材自体はどこでも手に入るモノだし小倉・北九州ならではという普遍的なベースが無いとね。という意味では霊峰富士の湧水という逸材に恵まれた富士宮やきそばのシコシコ麺が羨ましいところだ。

[External]焼きうどん研究所を見たところ、Webサイトも明らかに盛上がりに欠けているし、そういう状況を踏まえると昨年の[External]焼うどんバトル・特別編「天下分け麺の戦い」で勝ったのは残念ながらホームタウンディシジョンだったと思わざるを得ないな。

再び魚町商店街を散策した後、和布刈裏門司合馬河内と軽く走ってぶらぶら帰投。200kmくらい走ったかな?。敢えて触れないイラク情勢も含めて、もうひとつ消化不良な一日だ。

参照
北九州市
北九州青年未来塾
 -焼きうどん研究所
 -焼うどんバトル・特別編「天下分け麺の戦い」
パクパクパーク
 -小倉発祥"焼うどん"
リバーウォーク北九州 (室町一丁目地区市街地再開発組合)