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Last-modified: 2024-04-24 (水)


[一語一絵/旅日記/八重山2004初夏]

石垣ツーリング、後半戦 / 2004-05-16 (日)

平久保崎の絶景(p5160051.jpg)
5/16 13:06 平久保崎にて

再びR390を北上し、石垣最北端の平久保崎へ。

端っこ大好きライダーの宿命と言っても過言ではないが、250度くらいの水平線が見渡せる石垣きってのビューポイントでもあり、天気さえ良ければ普通の観光客にとっても外せないポイントである。

残念ながら干潮時だったので海の色合いにとってはイマイチだったが、それでもこの素晴らしい景色はバイクを走らせる甲斐があると言うものだ。

小高い丘に登って海から吹き上げる風としばし戯れる。

誰も居ない浜辺(p5160057.jpg)
5/16 13:21 平久保にて

誰も居ない浜辺に腰を下ろし、ゆっくり流れて行く大きな白い雲を目で追いかける。

何かに追われてしょうも無い事に頭を悩ませていた自分が、いかに愚かな存在だったか思い知らされる気がする。

もう少しおおらかに、ゆっくり生きて行ってもいいのかな。

ポツポツと落ち始めた雨に腰を上げる。いちお、カッパはバイクに入っているが必要な程ではない。ていうか、これくらいなら降ってた方が涼しくていい気持ちだ。

伊原間まで戻った後は県道79号線を西へ。

野底あたりでイヤな気配を感じたので、雨宿り出来そうなところを探してバイクを駐めた。スイッチを切ったとたんにタライをひっくり返したようなスコール(@_@)。少しは野生の勘が戻って来たかな?

市街地~真栄里方向を遠望(p5160064.jpg)
5/16 15:07 エメラルドの海を見る展望台にて

期待通り20分程で雨も上がってリスタート。5分も走ると雨が降った形跡は無く、狐につままれた感じ。八重山…ていうか南の島の天気は気まぐれだ。

米原の手前で県道87号線にスイッチ。沖縄県で一番長い於茂登トンネルを抜け、石垣の水瓶底原ダムバンナ公園をパス。

バンナスカイラインのアップダウンを気持ち良く快走し、エメラルドの海を見る展望台へ。

竹富島がすぐ近くに見える。その向こうには黒島も。残念ながら波照間島は見えないか。

南国の強烈な陽射しはたまにしか顔をのぞかせないのだが薄雲越しでも意外に強く、Tシャツから覗いた両腕は早くも日焼けの気配。

川平湾(p5160073.jpg)
5/16 16:33 川平湾展望台にて

一旦市街地まで戻って給水した後、今度は県道79号線名倉湾を左に観ながら時計周り。ちょっと逆光気味だがキラキラ光る海もまたキレイだ。

湿気の少ないさわやかな南風を浴びつつ極楽ツーリング。御神崎灯台を経て、これまた外せない川平湾へ。

川平食堂でお約束のブルーシール紅イモソフトに舌鼓。福岡でも食べられるとは言えやっぱり天神の繁華街で食べるのとは一味違うゾ。

見事な色合いを観せる海を眺めてぼんやり。なんだかなぁ…泣けてきちゃうよ。

底地ビーチにも足を延ばして目の保養…と思いきや、この時間では水着のギャルは皆無で遅きに失した。

ジャンボフライ定食(p5160078.jpg)
5/16 18:32 あんまー食堂にて

そうこうしている間に、腹ぺこライダーに変身する時間帯。せっかく足があるのだから、中心部からちょっと離れてる新栄町のあんまー食堂へ。

ボリューム満点の新鮮な魚料理がウリのこのお店。『やえやまガイドブック』のオススメはマグロのジャンボフライ定食。ボリュームは腹ぺこライダーの敵ではなかったが、600円というコストパフォーマンスは文句無しだ。ちなみにランチタイムに定食を頼むともれなく刺身が食べ放題だそうな。あっぱれ。

あんまー食堂 ジャンボフライ定食600円 不定休
石垣市新栄町79-2 TEL:0980-83-5648

満腹ライダーは再びエメラルドの海を見る展望台へ。夕焼けを期待したのだが残念ながら雲が低くてイマイチだ。

最後に給油を済ませて20時にバイクを返却。ガソリン代は400円なり。

参照
●沖縄県 http://www.pref.okinawa.jp/
●石垣市 http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/
●おきなわ観光情報Webサイト http://www.ocvb.or.jp/
●美ら島物語 http://www.churashima.net/
●やいまねっと http://www.jaima.net/
┗やえやまガイドブック http://www.jaima.net/book/yaeyamaguide2004/main.html


[一語一絵/旅日記/八重山2004初夏]

黒島いぇぃ / 2004-05-17 (月)

なんくる1号と青空(p5170001.jpg)
5/17 10:38 黒島保里にて

昨夜、波照間抜けした人から18日ごろまでどの宿もいっぱいだと言う話を聞いて、結局石垣延泊が決定。台風2号の動きも気になるし取り敢えず波照間日帰りしとこうかと思ったのだが、もう朝8時半の便には間に合わない時間帯だった。

西表に渡るほんだちゃんにチャチャを入れられつつ、竹富小浜黒島か…としばし迷って黒島行きを決断。だがまたしても時既に遅し。9時の便には間に合わず、次は12時か…30分で行ける島だとは言え、半日帰りでは勿体無い。(;_;)

そういうわけでがっくりテンションを下げて竹富に行く事にして離島桟橋へ。ほんだちゃんと再会し「黒島行かないんですかぁ」と掃き捨てるように言われる。

と、10時に八重山観光から黒島行きが出る事に気付いて、黒島行き急転復活だ。

今日の陽射しは容赦無く肌を刺す。だいぶ焼けているとは言え、はっきり言って殺人的だ。船内でSPF50+のUVシールドをしっかり塗り込んで自己防衛に余念無く。

石垣~黒島 片道25分 往復2,150円

参照
●安栄観光 http://www.aneikankou.co.jp/
●八重山観光フェリー http://www.yaeyama.co.jp/
●黒島.net http://www.kuroshima.net/

砂浜と青い空(p5170004.jpg)
5/17 10:45 黒島ニシの浜にて

10時半過ぎ黒島上陸。おばぁに地図を無理やり渡され???よくみれば南来のおばぁだ。一昨年は少し離れたお店で待ち受ける形だったが、今ではターミナルに自転車を並べて出迎えている形に変っている。

値段も一日1,000円から値下げしてるし、新車を揃えて参入した黒島観光に対抗する攻撃的布陣。黒島のおばぁまでも否応なく競争社会に晒されている昨今、複雑な心境だ。

レンタサイクル 南来(なんくる) 一日500円

取り敢えずはニシの浜へ。誰も居ない海を独り占め。

超割シーズンだというのにこんなにガラガラで良いの?

黒島灯台(p5170016.jpg)
5/17 11:37 黒島黒島灯台にて

マリンビレッジへ向かって海沿いの砂利道を走ると、甲高いクジャクの鳴声がする。と、目の前に小林幸子か美川憲一かと思うほど派手な衣装を身に纏ったクジャク発見。

一昨年も鳴声だけは聞いたのだが、実際に野良クジャクを見たのは初めてで、ちょっと感動。カメラを取出す暇も無かったのは残念だ。

中心部を抜け、北海道のような牧場地帯が広がる中を、なんくる1号で軽快にポタリング。

行かない理由も無かったので、なんとなく黒島灯台へ。陽射しは殺人光線だが、海から吹き寄せる風は実に心地好い。

海も空も絵の具で塗ったように青く輝いていて、すさんだ心も洗われるようだ。

ちゃんぽん定食(p5170020.jpg)
5/17 12:11 はとみにて

お昼は仲本海岸近くのはとみで、ちゃんぽん定食650円をセレクト。

沖縄でちゃんぽんと言えば、野菜と豚肉を玉子で綴じたものをご飯に載せた丼物らしいが、まだ他ではお目にかかった事がない。質量共に申し分なく、あんかけチャーハンに通じる食感はハマるかもしれない。

味処 はとみ ちゃんぽん定食650円 不定休
竹富町黒島1818 TEL:0980-85-4265

参照
●美ら島物語 http://www.churashima.net/
●宿・味処 はとみ http://www.umigame.net/hatomi.htm

仲本海岸(p5170034.jpg)
5/17 14:45 黒島仲本海岸にて

腹いっぱいになった後は仲本海岸へ。

ちょうどリーフの内側が塩溜まりになってしまう干潮時で、シュノーケリングにはもってこいの時間帯だが、今回は擦過傷が治りかけで泳げないのが残念だ。

でも海面から見てもキレイな熱帯魚が手に取るように見えて楽しい。

ひとしきり磯で遊んだ後は東屋に腰を下ろして、MP3プレーヤーで達郎BEGINKiroroをBGMにまったり。

ただ青い海と空をぼんやり眺める以外、何もしない、何も考えない、贅沢な時間を過ごす。

展望(p5170036.jpg)
5/17 15:01 黒島黒島展望台にて

陽射しのピークも過ぎ、ようやく移動開始。

そういえば一昨年は黒島小中学校のそばに何か作ってたよな?と思い出して行ってみると…高さ10mほどの展望台ができてた。

下から見上げた感じは大したこと無さそうに思えたが、高い建物が無い黒島だけに見晴らしは思いのほか良かった。と言っても見えるのは牧場だけだが。

しかし、何も言わずにこの写真観せたら北海道だと思うわなぁ。

再びなんくる1号に鞭を入れ、伊古桟橋から阿名泊を周ってたらなんとリアタイヤがパンク。「ちょっと空気圧が心細いかなぁ…」と心配していたのが不幸にも当たった格好だが、今さら悔やんでもしょうがない。

帰りの便は17時半なのでまだ1時間以上ある。少しは歩け!と言う思し召しだな、とのんびり30分程押してターミナルへ戻り、黒島ステージ円満に終了。

夜は同部屋の西村クンとあさひ食堂へ。定番の「あさひ定食」550円なり。ウマー。


[一語一絵/旅日記/八重山2004初夏]

竹富さいこぉ / 2004-05-18 (火)

竹富郵便局と青空(p5180007.jpg)
5/18 12:08 竹富島にて

夜半から降っていた雨も朝方には上がって晴れ間が見え始めた。台風2号の動きも相変わらず遅く今日一日は大丈夫そうと踏んで竹富行き決定。

竹富航路は「思い立ったが竹富島」と言われるように、時刻表不要の30分毎ダイヤ。気が向いた時に離島桟橋へ行けば良い。

果たして11時半の便に乗船。

雨上がりで突き抜けるような青空に、陽射しはより強烈さを増して殺傷能力もワンランクアップ。船内でUVシールドをしっかり塗り込んで自己防衛に務めたのは言うまでも無い。

石垣~竹富島 片道10分 往復1,100円

竹富島も平たんなのでレンタサイクル向きではあるのだが、狭いので自転車すらいらないだろうというのが持論なので、今日もやっぱり歩いて周るのだ。

参照
●安栄観光 http://www.aneikankou.co.jp/
●八重山観光フェリー http://www.yaeyama.co.jp/
●全国竹富島文化協会 http://www.napcoti.com/

竹の子(p5180016.jpg)
5/18 12:27 そば処 竹の子にて

何はともあれ取り敢えず昼メシだぁ~竹富小中学校向かいのガーデンあさひへ。と、歩いて行ったもののなんと休み。楽しみにしていたのに…やむなく一昨年と同じ民芸喫茶マキでそーみんチャンプルーでも喰うか…と行ったらこちらも休み。その先のグリルガーデン たるりや休みと3連敗。

こんな事なら石垣のコンビニシーサーで弁当を買ってくればよかったよ…、今日は昼メシ抜きか!?と覚悟をしつつ行ったそば処 竹の子八重山そば500円にありついてひと安心。

まぁ普通の八重山そばだが観光地のど真ん中にしては◎。たまたま相席になったのが一人旅デビューの女の子で、そばを待っている間の話し相手ができたのはラッキーだ。捨てる神あれば拾う神あり、という事か。

青い海と青空(p5180024.jpg)
5/18 13:10 竹富島にて

取り敢えず西桟橋へ出て、潮の引いた海岸へ膝まで入る。

あまりにも澄んだ青い空に「くぅっ…」ときたところで、なんとヘッドフォンからKiroro『Best Friends』が流れて来て思わずホロリ。

『ちゅらさん』のオープニングじゃあるまいし、そんな出来過ぎな…

青い海と青空(p5180026.jpg)
5/18 13:10 竹富島にて

ゴキゲンよろしくそのままコンドイビーチまでバシャバシャ歩いて移動。

瞬きするのももったいないような愛おしい風景。

他に形容する言葉が見当たらない、そんな景色にしばし観とれた。

ジャングルの道(p5180029.jpg)
5/18 14:10 竹富島にて

その後はアイヤル浜に行こうと、人里離れた林の中を小1時間ほど歩いたのだが、迷ったらしくギブアップ。

何の実?(p5180030.jpg)
5/18 14:12 竹富島にて