おサイフケータイの覇権を争うEdy対Suicaのバトルが本格化。Edyで先行した全日空を、JR東日本がSuicaで巻き返している構図も興味深い。
手持ちのEdyカードもわざわざチャージするだけの使い道が見出せて無いし、それこそJR東日本管轄外に住む者にとってSuicaは無意味なのだが、電子マネー以外のアプリケーションが広がっている事に注目したい。
電子錠としての機能は、簡単に鍵情報を換える事ができる等、結構なメリットがあると思う。ただ携帯電話と一体化する事によるデメリットまでしっかり評価されているのかという事。紛失した場合も電話で鍵情報を換えられると言われても携帯無くした状況で電話をするのは意外と難儀な作業だと思うが。
故障修理時に iモード FeliCa 対応携帯電話をお預かり又はお取替えする場合、ICカード内のデータを消去していただくことになります。ICカード内に入っていたデータの再発行などの対応についてはサービスごとに異なりますので、各 iモード FeliCa 対応サービス提供者にお問い合わせください。と書かれているのを読んでしまうと、もしもの時のデメリットの方がよっぽど痛い気がする。
話は変って週末の首都圏を襲った地震の時。日経IT Proの記事によると
新潟県中越地震をきっかけに,通話の規制下でも携帯電話のメールが使えることが認知されだした。ただしこれが可能なのは,音声とデータを分離した規制ができる第2世代とKDDIのCDMA 1X WINの端末のみ。FOMAやKDDIのCDMA2000 1X端末ではメールも規制の対象となった。これは今回の関東地区の地震でも同じ。という事で、最新携帯の方が良い事ばかりではない模様。
特にFOMAはプラスエリアと称して800MHz帯を再利用し始めたものの、地方や山間部での効率的なエリア拡大に絞っていると言う事で、都市部でのビル陰や屋内の繋がり難さは改善させる見通しが無い。800MHz帯をうまく使っている au の3Gと比べても旗色が悪いままだ。
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣KDDIも「おサイフケータイ」──au版モバイルSuica正式発表 2005年7月11日
┣au版モバイルSuicaで何ができる? 2005年7月11日
┣おサイフケータイに鍵が加わると何が変わる?──KESAKAシステム 2005年7月20日
┣おサイフケータイ対応マンション、入居者の本音を聞く 2005年7月22日
┗FOMA“プラスエリア”のメリットと、海外メーカーの憂鬱 2005年7月26日
◆動き出すFeliCaケータイ~その全貌 http://www.itmedia.co.jp/mobile/features/felica/
●日経IT Pro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┗震度5強の地震により携帯で長時間の発信規制,メールも対象に 2005年7月25日
●NTT DoCoMo http://www.nttdocomo.co.jp/
┗おサイフケータイ i-mode FeliCa
●Edy http://www.edy.jp/
●Suica http://www.jreast.co.jp/suica/
●フェリカネットワークス http://www.felicanetworks.co.jp/