個人情報保護法が施行された事も影響しているのだろうが、この春は情報流出事件の報道が続いている。いずれもP2Pのファイル交換ソフトWinnyに絡んでいる傾向が顕著だが、Winnyそのものに悪意があるわけではない。
とは言うものの、見ず知らずの第三者とファイル交換を行うという仕組みに漏れなくついて回る潜在的なリスクを突いたウィルスが出ただけであり、そういうわけで会社や仕事用のパソコンにファイル交換ソフトを入れている時点で危険に晒されていると言わざるを得ない。安易に使っている人は「タダほど高いものはない」という故事を憶えておくべし。
【参照】
●INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/
┣東京医科歯科大病院、Winnyで患者50名分の検査結果を流出 2005年3月29日
┣またしてもWinnyで診察記録が流出〜鳥取赤十字病院の元医師 2005年4月1日
┣2ちゃんねるに書き込む“山田ウイルス”にトレンドマイクロが対応 2005年4月14日
┗秋田県湯沢市職員のPCがウイルス感染、Winnyで11,255人分の個人情報漏洩 2005年4月15日
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣「弾はまだ残っとるがよ」――2つのマルウェア発生、Winny上で個人データ流出中 2005年3月20日
┣Winnyで患者50人分の検査データが流出――東京医科歯科大病院 2005年3月29日
┣またもやWinnyで診療記録流出――鳥取赤十字病院 2005年4月1日
┣新種のマルウェアが登場、2ちゃんねるを荒らす 2005年4月15日
┗秋田県湯沢市、住民1万人分の個人情報をWinnyで流出 2005年4月15日