牛丼を280円に値下げしたすき屋に対抗して、吉野屋でも牛丼250円のキャンペーンを実施中。負けじとすき屋も250円キャンペーンに打って出ているが、こうなったらホントに予定通り今週で終われるのかどうか疑問。
キンニクマン時代からの物価上昇を考えると、ちょっと信じられない気もする価格である。これは牛丼だけでなく、マクドナルドが火つけ役となったハンバーガー半額キャンペーンも同じく。YANOがマックでバイトしていた17年前は450円の時給で2個買うのがやっとだったと思うが、今なら時給で10個以上は軽く買う事ができるだろう。
単純に考えると「安いに越した事は無い」と言えなくは無いが、無茶な安売り競争を続けて共倒れしてしまったり競争相手が潰れて寡占が進んだりすると、逆にモノ不足から高騰したりする事もあるのだから、そう単純に喜んでもいられない。また売値が下がる裏には食材や流通コストでも値下げを要求されているのは疑う余地の無いところなので、食物連鎖よろしく廻り周って我々の懐に影響が現れる事も無いとは言えない。
これはまぁ極端な例としても、昨今のモノの価値(つまり物価)の下落はちょっと不安を感じる今日この頃である。