YANO's digital garage

Copyright ©YANO All rights reserved. https://www.bravotouring.com/~yano/

Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵]

カウンターテナーの魅力 / 2001-01-06 (土)

福岡ローカルなTVの話で恐縮だが、[External]TNCの『ももち浜DXストア』のゲストに米良美一が登場。ユーモアたっぷりの気さくな人柄はお堅いクラシック歌手という既成概念を裏切るもので、ベタな宮崎弁丸出しのトークにはめちゃめちゃ好感を持ってしまった。

しかも12月に「もののけ姫」を含むベスト版CD『Bridge』を出したという....。よっ、待ってました。というわけで、オンエアが終わってすぐHMVまでMTBを飛ばして『Bridge』を買ってくる。「もののけ姫」以外にも「赤とんぼ」や「夏の思い出」等の童謡、「アヴェマリア」等クラシックのスタンダードナンバーを交え、万人向けに選曲してあって嬉しい。

今までこういう唄はソプラノでしか聞いた事がなかったが、カウンターテナーだと繊細さに加えてある種の力強さを感じる。また「もののけ姫」も映画館で聴いたのとは違い、包まれるだけでなく強烈に迫ってくる力強さに聴き惚れてしまう。う〜む、このボーカルも阿蘇の空に合いそうだ....。


[一語一絵/ツーリング/2001]

1st阿蘇 / 2001-01-04 (木)

今朝はこの冬一番の冷え込み…は思ったほどでもなかったが、な〜んかどんよりどんよりしたスッキリしない天気なのでCBでの走り込みは断念し、DEMIOでのドライブに切り替える。

10時前にスタート。取り敢えず、例の如くR3を南下。筋湯まで行って温泉にでも入ろうかな?と思っていたが、[External]Cross FMの交通情報に依ると八丁峠嘉麻峠英彦山周辺はチェーン規制となっているらしい。という事は、筋湯周辺も積雪状態だと思って間違い無いので、目的地を山鹿周辺に変更しひたすらR3を南下する。

どこの温泉に入ろうか?と考えながら、山鹿からR325を菊池に向かうと七城町「くなこく城」を発見。ここは何度も通過しているが一度も入ったこと無かった....。盲点である。泉質は山鹿・菊池と同様のアルカリ単純泉で、特有のまとわりつくようなヌルヌル感がある。最近、乾燥肌気味なので、じわじわと肌から染み込む感じがウレシイ。また露天風呂から見渡す菊鹿平野の眺めはまさに殿様気分。「苦しゅうない」の一言に尽きる。大人400円

熊本県内に入てからいや〜んな雲は全く無く、それどころか暖かい陽射しが降り注いでいる。道路情報の表示板にも特に規制情報は無いし、というわけで案内板に誘われるがまま菊池スカイラインを駆け登って阿蘇へ。

北里バラン温泉、はかせの湯
この「」の看板は珍しい

ミルクロードに抜けるとめちゃくちゃいい天気で、バイクで来れば良かった…と後悔する。クルマもバイクも少ないミルクロードをのんびりドライブし、14時前大観峰に到着。

写真でも撮るか、と外に出てビックリ。めちゃくちゃ風が強くて寒いっ。せっかくキレイになったDEMIOは早くも砂だらけだし....(;_;)。

早々に車内に待避し大休止。冬の澄みきった空には竹内まりやの透明感のあるボーカルがよく似合う。

ちょっと早めにR212で帰投。といってもまずは再び冷え切った体を温めるべくR387へ外れて小国町北里木魂館北里バラン温泉へ向かう。ここもアルカリ性で少しヌルヌルするような気がする。しかしいつ来てもここで3人以上入っているのを見たことがないが、やっていけてるのだろうか?大人300円

その後はR212へ戻り、日田を経て甘木のばぁちゃんちでお年始の挨拶をして晩飯をご馳走になり、福岡に戻ってHMVでCDを買い込み、20時に自宅に帰着。

何ゆえ今頃ベンチャーズか?だって聞きたくなったんだもん。テケテケテケテケ!


[一語一絵]

エントロピー / 2001-01-03 (水)

無秩序さを表わす言葉で、自然界ではエントロピーは減少しないとされている。要するに放っておけば無秩序になるのは自然の摂理と言う事。逆説的に考えると秩序を重んじエントロピーを減少方向に向けている現代社会は自然界に逆らっているとも言える。

つまり価値観や考え方は秩序に囚わない多様性があって然るべきであり、昨今の理解しがたい数々の事件は20世紀の画一的な教育や法制度によって社会の大多数にとって都合の良い枠に収めようとしたアンチテーゼ(つまりエントロピー増大方向の自然力)として表面化しているような気がする。圧倒的多数が必ずしも正しいとは限らないのは過去の歴史を振り返っても疑う余地がない。

基本的に同意するしないに関らず自分と考え方が違うからといって安易に糾弾したり排除したりする事なく、その考え方と表現(もちろん反論も含む)の自由は保証しなければならないと思う。安易に規制してほしくないし、ボーダーレスで変化の早いInternetの世界では完全に規制する事自体が不可能だし。理不尽な逆恨みみたいなメールが来ても、気に入らなきゃ相手しなければいいんだしね。

その点、ナチスやKKK関連グッズのオークション出品を自主規制しておきながら、一方では表現の自由を盾に控訴するというyahooのスタンスは?である。

やっぱり最終的には善し悪しを判断するのは個人の責任。「21世紀は個人の時代」という言葉が現実味を帯びてきたかな?


[一語一絵]

産業革命 / 2001-01-02 (火)

どこで聞いたか忘れたが、ここ数年の新エネルギー技術の革新をもって「第2の産業革命」と表現していた。なるほどワットが蒸気機関を実用化して以来ほとんどの産業は化石燃料を基盤として発展してきたが、現在開発中の新エネルギー技術によって産業構造が転換する可能性があるという。確かにデジタルカメラではカメラメーカより早く家電メーカやフィルムメーカによって市場が形成された。石油業界でも逸早く化学業界を巻き込んで燃料電池や水素エネルギーへの対応が進んでいるが、太陽電池になるとまた話が変わってくる。なるほどウマい事を言うもんだ。


[一語一絵]

Internet / 2001-01-02 (火)

新エネルギー技術と同じくらいの革命をもたらしつつあるものにInternetがある。研究目的で一定の目的を持った者しか存在しなかった存在から、一般に公開され多種多様な人が存在するようになった現在では、Internet自体がひとつの社会と化していると言われている。つまり現実社会と同じように誤った情報が流される事もあれば、悪意を持った人もいるという事であり、現にそういう問題がクローズアップされはじめている。しかも現実社会とは違って国境も警察も存在しないので、全て自己責任が基本となるという事を認識しておかなければならない。

特に初心者にこそそういう指導や教育が必要なのに、何も知らないままInternet社会に乗り出しているのが現状。いわば無免許で公道を運転しているような感じ。昔は悪意を持ったサイトは殆ど無かったので公道で腕を磨く事も可能だったが、今のInternetは情報量も非常に多い為かなり危険だと思う。そういう意味でそろそろInternet教習所のようなものが必要な時期なのかもしれない。免許だと役所の介入が発生するので×。

ユーザー個々の自己責任の裏側には、それに見合うだけのメリットが期待できる。情報発信をして仲間を集めたり、第三者からの生の意見を得る事がタイムリーにできるのは既存のメディアでは不可能に近い。まだ問題は多いにせよ、直接民主制に繋がる可能性もある。この5年間で爆発的に広がり予想以上の変貌を遂げたInternet。この先5年でどう変わっていくのか、実に楽しみである。