フセイン元大統領と並んで、いまだに痕跡すら見つからぬイラクの大量破壊兵器。
7/9 福岡市博多区にて |
米国防長官は上院軍事委員会の公聴会で「開戦前にイラクの大量破壊兵器について新たに劇的な証拠は持っていなかった」と述べたそうな。つまりフセイン政権が過去に化学兵器を使用した事などから「大量破壊兵器の脅威がある」と言ってたわけで、「大量破壊兵器が存在している」と言っていたわけではない、と暗に言っているという事か。
今回の大量破壊兵器の問題は、止むに止まれず米国政府が痕跡をでっち上げ、それをメディアが暴いてラムズフェルドかパウエルの首が飛んだところで茶番の幕を閉じるものと思っていたのだが、意外にあっさり認めるとはちょっとビックリ。でも中途半端な展開だなぁ。
ちなみに「大量破壊兵器」という言葉は"犯罪技術関係の有害情報データベース"に登録されているそうで、会社などのwebフィルタリング環境によってはこのページもアクセス制限に引っかかって観られなくなる場合があるという事。
などという話を聞いて「世間には本質を無視した(効率優先の)フィルタリングが横行しているんだなぁ」というのがわかった、というのが今日の本題だ。みなさんのとこのフィルタリングポリシーは大丈夫ですか?
そゆわけで、観られなくなった人がいたら教えてください。なおプロクシ経由やIPアドレス指定だとフィルタリングを回避できるという話しもあるのだが、その程度のフィルタリングソフトってのも、それはそれで困ったちゃんだなぁ。
【参照】
●asahi.com
-大量破壊兵器「イラク戦争前に劇的証拠なし」 米長官 2003年7月10日
●セキュリティホール memo
-「有害情報データベース」話 2003年7月11日