幸か不幸か(どっちかというとやっぱ不幸だと思うのだが)Windows 2000をクリーンインストールすることにしたので、SP4環境をクリーンインストールするにあたっての備忘録。
3/2 沖縄県北谷町にて |
SP3統合インストール→Internet Explorer 6→Windows 2000 SP4→Ie6累積パッチ(Q818529)と順次適用した後、Windows Updateを起動して必要な修正プログラムを確認したところ、5件の修正プログラムがリストアップされた。
●「MS03-014」は使ってないOutlook Express用なので必要無し。
▲「MS02-008」は以前適用したMicrosoft XML Core Services 3.0 (MSXML3.dll)の更新なのでSP4に含まれない。ダウンロード済みの Q318203_MSXML30_x86.exe を適用。
▲「MS03-008」はJSCRIPTの緊急な問題なのだが、日経IT Proの『日本語版の公開間近,Windows 2000 SP4を解説する』にはSP4漏れとしてリストアップされてなかったんで、サポート情報「Windows スクリプト エンジンの問題により、コードが実行される (814078)(MS03-008)」をチェックすると
Windows 2000 SP4 に含まれるのは、Windows Script Host 5.1 用の修正プログラムです。Windows Script Host 5.5 または Windows Script Host 5.6 をご利用のお客様は、以下にあります個別の修正プログラムの適用をお願いします。という事で、ダウンロード済みの js56njp.exe を適用する。
▲「MS03-011」はMicrosoft VMの更新になる為SP4に含まれない。つまり別途適用する必要があるのだが、「Microsoft VM の問題により,システムが侵害される (816093) (MS03-011)」で配布されているパッチは、SP4適用後には「バージョンが違う」というエラーを返して適用することができないのでまいっちんぐ。最終的にはWindows Updateによって適用できたので、OKとする。取り敢えずオフラインで導入する際にはSP4より先に「MS03-011」を適用するのが吉。
▲「MS03-021」はWindows Media Playerの更新なのでSP4に含まれない。これもダウンロード済みの WindowsMedia9-KB819639-x86-JPN.exe を適用。
リストアップされたのは以上5件で、その内4つの修正プログラムを適用する必要があった。逆に『日本語版の公開間近,Windows 2000 SP4を解説する』でリストアップされていた「MS01-022」はWindows Updateでリストアップされなかったのだが、"C:\Program Files\Common Files\System\Ole DB\MSDAIPP.DLL"をチェックすると対応済みのバージョン8.103.5219.0だったので問題無し、という事だろう。
というわけで、今日も『島人ぬ宝』が良く似合う蒸暑い一日であった。
【参照】
●マイクロソフト
-Microsoft(R) Windows(R) 2000 日本語版 Service Pack 4を7月3日(木)より提供開始
-Windows 2000 Service Pack 4 日本語版 ダウンロード
▼以下、SP4対象外▼
-MS01-022: WebDAV Service Provider によりスクリプトがユーザーとしてリクエストを行う
-MS02-008: XMLHTTP コントロールにより,ローカル ファイルにアクセスすることができる
-MS03-008: Windows スクリプト エンジンの問題により、コードが実行される (814078)
-MS03-011: Microsoft VM の問題により,システムが侵害される (816093)
★サポート技術情報 - 820101 Microsoft VM および Windows 2000 Service Pack 4 に関するよく寄せられる質問
-MS03-014: Outlook Express 用の累積的な修正プログラム (330994)
-MS03-020: Internet Explorer 用の累積的な修正プログラム (818529)
-MS03-021: Windows Media Player の問題により,メディア ライブラリがアクセスされる (819639)
●日経IT Pro
-日本語版の公開間近,Windows 2000 SP4を解説する 2003年7月1日