ニ鶴堂の博多ぽてと号! |
昨日のサンデープロジェクトの特集『公共交通が危ない-失われる“地域の足”-』で「長崎県は去年3月、島原半島の県営バス路線を1年後にすべて廃止すると表明した」事を知った。
十把一絡げに「新幹線と引き替えに切り捨てた」と言うのは些か乱暴だが、安易に経済効率だけを追求しているように感じられる当局の対応をみるとそう言いたくなるのもわからないでもない。そういう意味では東京と地方にギャップが生じているように、県都と田舎の間にもまた簡単には埋らないギャップが生まれているように思える。
そこでふと思ったのが、「一足先に新幹線が通った鹿児島はどうよ?」ということ。
やはり何より気になったのが2004年に廃止の危機を乗り越えた佐多岬ロードパーク。言わずと知れた本土最南端への道だが、いわさきグループ傘下の大隅交通ネットワークが運行していた路線バスが一足早く昨年11月8日に廃止されていた。
というわけで本土最南端には二輪車を含む自動車以外でのアプローチができなくなった事になるわけで、料金所ではチャリダーやトホダーへの非情な宣告が繰り返されている事だろう。海岸沿いに道無き道を行くアドベンチャールートがあるとは言え、本土最南端という唯一無二の観光スポットを抱えた鹿児島県がそういう志の低い事で良いのか?
【参照】
●Sunnyside feelin' http://www.synapse.ne.jp/s-hara/
┗佐多岬・最南端へ続く道 2002年11月18日 (ロードパーク回避ルートの踏破記)