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Last-modified: 2024-05-13 (月)


[一語一絵/IT系]

大寒 / 2005-01-20 (木)

朝から雪の舞った福岡。乾燥したオフィスに篭っている事もあってノドがいがらっぽく、迫りくる風邪の足音をひしひしと感じる今日この頃。帰宅すると洗面所へ駆け込んで「手洗い」と「うがい」の連続攻撃。慌てて「うがい」したもんで気道に入って軽く吐きそうになってしまったとです....

ヒロ…YANOです。

8日間の助っ人作業で取り敢えずひと仕事終え、明日からはまた新しいプロジェクトへ参入。はてさて。

今日、気になったのは[External]MSN-Mainichi INTERACTIVEの記事。

携帯電話には、被害者の自宅の番号が表示されていた。通報を受けた署員が自宅を確認したところ、母親は外出中で、自宅の電話が使われた形跡もなかったという。
また発信者番号表示を偽装した手口が再現されたわけで、もはや発信者番号もすんなりと信じるわけにはいかない状況だ。

ちなみに[External]ラジオライフ2004年10月号にその裏技が載っているとかいないとか言われているが、「着信番号を自由自在に操る方法」というのがそれかなぁ?

[External]NTTはICカード式の公衆電話を磁気カード式に一本化する事を発表。偽造テレカ対策の切り札として登場したICテレホンカードも、ほとんど活躍する事なく廃止の憂き目に…残念。何事もタイミングが大事だという事だ。

【参照】
●YOMIURI ON-LINE http://www.yomiuri.co.jp/
┗連載【治安の死角 キャッシュカード詐欺】 データ次々上書き ATMフリーパス 2005年1月20日
●MSN-Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi-msn.co.jp/
振り込め詐欺:被害者の携帯に自宅番号を表示 新手? 2005年1月20日
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
ICカード公衆電話が廃止へ 利用減で磁気式に一本化 2005年1月20日
●NTT http://www.ntt.co.jp/
ICカード公衆電話の見直しについて 2005年1月20日


[一語一絵]

事件は銀行窓口で起ってるんじゃないから? / 2005-01-19 (水)

今朝からニュースのトップを飾っているキャッシュカード偽造事件。本質はスキミングなどの手法ではない。[External]MSN-Mainichi INTERACTIVEの記事、[External]『被害者、対策遅れに怒り』にも

同日午後、銀行の支店長と担当者が医院を訪れた。補償を求めると、同情的だった支店長らの態度は硬化。「銀行にミスがない場合は自己責任です」と告げた。「カードは手元にあるのに、私に何の非があるんだ」と反論したが、支店長は「おれおれ詐欺のようなもの。私ならあきらめます」と言った。
とか
これまでキャッシュカードのスキミング事件の捜査が進まなかった一因は、刑事手続き上、偽造カードを作られた銀行や、金を引き出されたATMを管理する銀行が「被害者」として届け出ないと捜査が難しい点だ。預金を引き出されても懐が痛まない銀行側の被害者意識は薄く、クレジットカード被害の補償が進んだ信販業界に比べ対策は遅れた。
と書かれているように、預金者を軽視している銀行の意識の問題だ。

もちろん銀行も「対岸の火事」とただ指を咥えて傍観しているわけではないものの

東京三菱銀行は昨年10月、偽造が困難とされるIC(集積回路)キャッシュカードを導入。手のひらの静脈で本人確認ができる機能を付加した。また同行と三井住友、UFJの3行は、ATMでの引き出し限度額を引き下げたり、自由に設定できるシステムに変更した。みずほ銀行も3月から、ICカードを導入し同様の制度を採用する。
引き出し限度額を下げるのは多少なりとも効果があるだろうが、取って付けたように静脈認証を導入したところで提携先のATMではどうなんの?如何にもセキュリティに金かけてますよ、みたいなポーズだけ?って感じ。もちろん何もしないよりはマシなんだけどさ。

貴重品金庫に限らず社会のいたる所でPIN(Personal Identification Number)として存在する暗証番号ってば、決って数字4桁。多くはキャッシュカードのそれに後から倣ったものと言えるが、これだけ数字4桁の暗証番号が氾濫するようになった現在、キャッシュカードも携帯電話の電話帳ロックと同レベルのセキュリティで良いのだろうか?

複数の番号を使い分けると言っても各個人に動機付けするのはなかなか難しいので、例えばキャッシュカードは一斉に5桁に移行するという多少強引なくらいの施策があっても良いのでは無いだろうか。つか、個人的には5桁にして保安強化したいと思ってもそれすら許されない銀行のシステムはもはや時代遅れだと思う。その上[External]デビットカードという仕組みを導入し、暗証番号を漏れ易くしているのも他ならぬ銀行だ。すべてを銀行のせいだと言うつもりは毛頭ないが、潜在するリスクに対して金融システムとしての社会的責任を忘れないで欲しい。


[一語一絵]

NHK問題 / 2005-01-19 (水)

は案の定「言った言わない」を争う泥仕合の様相。政治家の圧力なんて些細な事ばかりに注目し、放送内容の改変が純粋なジャーナリズム精神に則って行われたモノか否かという最も大切な部分がウヤムヤになってしまう事が懸念される。それこそ腐った上層部の思うツボなのに、まだまだ日本のジャーナリズムは幼稚なのかな。

【参照】
●MSN-Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi-msn.co.jp/
NHK問題:政治介入ない、朝日報道否定 当時放送総局長 2005年1月19日
スキミング:窃盗団逮捕へ、ゴルフ場で情報入手 警視庁 2005年1月19日
スキミング:「銀行、損失補償せよ」 被害者、対策遅れに怒り 2005年1月19日


[一語一絵/IT系]

PHS復権なるか? / 2005-01-18 (火)

こんなにPHSの記事が目立ったのは何年ぶりだろうか?

"AIR-EDGE[PRO]"と呼ばれる8xパケット方式のデータ通信サービスが目玉だが、パケコミネット+A&B割で5,000円程度とは予想以上に手頃な料金設定。去年の5月に機種変したばかりだが、新しいブラウザフォンは出るだろうか?

[External]アビバ[External]産業再生機構の支援を仰ぐような状態だったとはちょっとびっくり。[External]宮崎交通も同じく支援が決ったようだ。そういえば熊本の[External]九産交の再生はもう終わったんだっけか?

[External]大分バス[External]整理回収機構(RCC)の支援を受けるというのもなかなか気になるニュースだ。久住山荘は大丈夫かな?

博多区大井大井北公園での殺人事件発生。ウチから3kmほどかな。犠牲になったのは空港関係の会社に勤める23才の女性だそうだが、スーパーですれ違ってたかもしれないと思うとちょっと他人事では無い。まだまだ楽しい事はこれからだというのに惨い事を…。合掌。

【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
256KのAIR-EDGE[PRO]、つなぎ放題で1万2915円 2005年1月18日
AirH"がAIR-EDGEに。WILLCOMロゴも公開 2005年1月18日
携帯出荷台数、PHSが13カ月ぶりに前年比プラス 2005年1月18日
ビジネスへシフト、音声定額も〜DDIポケット八剱社長 2005年1月18日
アビバ、再生機構の支援が決定 ベネッセがスポンサーに 2005年1月18日
●西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/
宮崎交通 機構活用へ 今週中にも支援要請 2005年1月16日
大分バスは私的整理へ RCCと調整 2005年1月16日
博多・女性遺体 都市の公園 死角に 2005年1月18日


[一語一絵]

NHK問題の本質 / 2005-01-18 (火)

は政治家による介入・圧力がどうこうという経緯以前に、政治権力に迎合する姿勢が染みついてしまった組織体質であろう。[External]ビデオニュース・ドットコムで配信されている、長井暁チーフ・プロデューサーの1時間に渡る記者会見動画を観て、改めてそう思った。

「女性国際戦犯法廷」を取り上げた先の番組以外にも、BSE問題を扱ったNHKスペシャル『狂牛病感染はなぜ拡大したのか』の再放送が理由なく中止になった事があるそうだ。

先の経費流用問題でも不正を働いた職員には厳罰が科せられるものの、チェックを怠った管理職はお茶を濁す程度の処分に終わっている事からも、組織防衛というか既得権益というか保身にやっきとなっている上層部の姿が見え隠れし、「腐っている」というコメントにはそのあたりで現場に漂っている口惜しさをひしひしと感じる。

幼少の砌に正義の味方だと教わった警察組織も、今では同様の体たらくだというのも切ない事だ。

【参照】
●asahi.com http://www.asahi.com/
┗「上層部は腐っている」NHKプロデューサーがコメント http://www.asahi.com/national/update/0117/031.html 2005年1月17日
●MSN-Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi-msn.co.jp/
NHK特番問題:内容6カ所変更 放送前、当日に挿入など 2005年1月14日
●ビデオニュース・ドットコム http://www.videonews.com/