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Last-modified: 2024-05-07 (火)


[一語一絵]

オリンピックに思う / 2002-02-11 (月)

ソルトレークシティで第19回冬季オリンピックが始まった。長野からもう4年か!!という感慨と共に、92年のアルベールビルから4大会連続で出場を果たし、個人戦でも11位でフィニッシュした荻原健二の頑張りには頭が下がる思いだ。

生まれ持っての資質はあるにせよ、10年間の長きに渡って世界のトップクラスに君臨し続ける事は並み大抵の努力では成し得ないだろう。そういう意味では自転車世界選手権10連覇の中野浩一、福岡国際柔道11連覇の田村亮子は特筆に値する選手だと思う。

そんな中でスピードスケートの清水宏保が500mを連覇したら国民栄誉賞を授与しようという動きがある事が報道されている。確かに高橋尚子に国民栄誉賞を授与した事を踏まえると清水もまた国民栄誉賞に値するかもしれない。

が、数年間活躍して話題になった程度でいいのか? 前述の選手達を始め、WGPやボクシングなど他の世界チャンピオンは国民栄誉賞に値しないのか?イチローに辞退された意味をわかってないとしか思えないだけど。>ジュンイチローくん

どちらかと言うと記録や報道で広く名前を残すスポーツ選手や芸能人よりも、"日本のテレビジョンの父"と呼ばれる高柳健次郎氏や八木アンテナを発明した八木秀次博士、最近では青色発光ダイオードより裁判で有名になりつつある中村修二氏、あるいは漫画家の手塚治虫など、陰ながら社会や国民に広く寄与する技術者や文化人に脚光をあてるような賞であって欲しい。そういう意味では植村尚巳や長谷川町子などはまさに国民栄誉賞たるべき人であると思う。

で、話は戻って、TV局には「日本チーム以外のプレイもちゃんと見せろ」と言いたい。

参照
日本オリンピック委員会
Sports@nifty 2002年冬季五輪特集
Lycos - 清水、500連覇で国民栄誉賞! (夕刊フジ)