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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2001]

潮風の季節 / 2001-07-08 (日)

昨夜はいろんな意味で毒気に当てられてしまったので、爽やかに吹き飛ばすべく8時20分にスタート。まずはR3に出るまでは馴らしがてら5000rpmをLimitに少し様子見。いつものようにエンジンもゴキゲン麗しい様子なので、榎田からR3に入ると10000rpmまで開放。車の流れを縫うようにR3を快速南下する。そして太宰府ICを過ぎた都府楼の高架区間では13000rpmのレッドゾーンまで回す。初のレッドゾーン体験だったが、10000rpmを越えてもリニアに延びる感じ。ごく当たり前のように回ってしまってちょっと拍子抜け....。

さて、今日も例の如く阿蘇に向かおうかなぁ〜と思っていたのだが、どうも南方向は雲が多そうな気配なのと、「だから〜好きだと言って♪」とずっと脳内でリフレインしている『波乗りジョニー』(by 桑田佳祐)に影響されて急遽へと方向転換。城戸ICから鳥栖筑紫野有料道路に入り、テンションは快速モード。県道31号線を経て佐賀R34に合流し、いけいけモードで西へひた走る。

当初は大海原を観に野母崎外海町へ行こうと思っていたのだが、思ったより暑くなりそうな気配を感じ、目標をに加えて避暑地雲仙を擁する島原半島に再度変更。江北町東分の交差点をステップを擦りながらガツンと左折し、R207を一路西へ。2時間弱の一気走りで鹿島の道の駅「鹿島」10時15分到着。

雲仙を下る
県道131号線@長崎県国見町

トイレ休憩だけでそそくさとリスタート。「青い渚をは〜し〜り〜♪」と多良小長井高来のゴキゲンシーサイド区間を快走。穏やかな海からそよぐ潮風が何とも心地好い。開ける開けないで議論沸騰中の潮受け堤防を横目に、R57に抜け愛野展望所11時20分到着。そこには夏の海と陽射しが待っていた。風はまだ涼しいんだが、じっとしていても汗ばむような陽射しにクラクラする。もう梅雨明けかな?、とか言ってるとまた降るんだよな…

「おにづか」で皿うどん(600円)を食べて、12時にリスタート。島原半島を一周してから雲仙に登ろうかとも思ったが、反時計周りになってしまうので大人しく雲仙アタック。ここも今日はクルマが少なく、ステップを擦りながら15分程で標高差800mを登り切り、耳ツーン状態に陥る。さすがに避暑地雲仙だけあって期待通り涼しい。少しガスってるのが難だけど。

取り敢えず、共同浴場「湯の里」(100円)でひとっ風呂浴びた後、池の原園地で木陰に陣取りお昼寝。(-_-)zzzz しかし30分もしないうちに耳ざわりなエンジン音で起される。なんとアンポンタンなデリカワゴンがエンジンかけっぱなしで昼寝していやがる。当然ヤツラはエアコンを入れて窓を締め切っているんだが、雲仙に何をしにきたんだ? ただ流行に流されて四駆ワゴンに乗り「Save Our Earth」とかのステッカー張ってる、こういうバカップルはホント救いようが無い。何よりこういう親に育てられる子供の将来が心配だ。

雲行きが更に怪しくなってた事もあり、憤慨したYANO13時40分雲仙に別れを告げた。R389県道131号線雲仙グリーンロードを豪快に駆け降り、愛野展望所からR57に復帰。しかし、雲仙を下ると雲はほとんど無く暑い暑い。本来ならばもうちょっと粘って有明フェリーで渡るところだが、まだ時間も天気も余裕たっぷりなのでこのまま走って帰る事にする。せっかくの梅雨の晴れ間、走らにゃ損々!!

突然砂利道に!!
多良岳レインボーロード@佐賀県太良町

名残りを惜しみつつ福岡へ帰投開始。とは言え、ただ来た道を戻るのも芸がないので、新規ルート開拓に挑戦。多良岳南部広域農道(通称:多良岳レインボーロード)に入る。幅広2車線の広域農道は標高50m〜100mの山麓を縫うように走り、有明海を俯瞰するような眺めがまた格別。当初は多良岳林道嬉野に抜けようかとも思っていたが、路面が荒れてちょっとイヤな雰囲気だったので撤退して、多良岳レインボーロード佐賀に向かう。

しかし、完全舗装でゴキゲンだった多良岳レインボーロードは長崎県を抜けて佐賀県に入るや否や突然砂利道に姿を一変。躊躇する間もなくフルブレーキをかけ、マシンは大きくノーズダイブ。イタリアbrembo謹製のキャリパーが唸りを、BATTLAXが悲鳴をあげる......。久々のパニックブレーキだったが、なんとか砂利の寸前で停止させる事に成功。冷や汗f(^^;;ものであった。

「佐賀県何とかしろよ〜」と思ったものの、落ち着いて背景を考えると諫早湾埋立で潤沢に国の支援を受けた長崎県と、海苔養殖のダメージのみならず道路整備も遅れている佐賀県の明暗が如実に現れているように思えるのは穿った見方だろうか?

再びR207に戻り、道の駅「鹿島」15時半到着。R34県道31号と来た道を戻り、基山の混雑と暑さを避けるべくR385へ。坂本峠を越えて福岡県に入ると、またまた新規ルート開拓。大橋の混雑を避けるべく県道575号線県道580号線と繋いで太宰府IC近くでR3へと抜けるには抜けたが、春日も結構混んでて結局遠回りしただけで終わったような感じで、18時に無事帰着。

梅雨の合間にちょっと夏を先取りしたような、365kmの快速ツーリングであった。