9日に、Xeon E3-1230V2に喚装したGT110b。
4コア8スレッドのXeon E3-1230V2 |
「グラフィックボード」を増設する分の消費電力上昇が気になっていたのだが、そもそもサーバではディスプレイを接続しないのが普通であり、クラウドでは仮想シリアルコンソール前提でキーボードやマウスすら接続しない、いわゆるヘッドレス構成で起動できるはずなのでちょっとトライしてみた。
いろいろと調べた結果、要はBIOS設定で"BOOT時のデバイスエラーを無視する"ように「Halt on」を「no errors」にしておけば相応に立ち上がるという事だった。
なんだ、案ずるより何とやら、わかってしまえばそれだけの話か。
というわけで、シリアルコンソールの設定はさておき、早速GIGABYTE GA-B75M-D3HのBIOSを確認してみたところ、なんとそういう類のパラメータは見当たらず。やむなくATI Radeon X1050搭載 RX1050-LE128Hを引き抜いた後、ドキドキしながら見守ったところ、BEEP音が2回ほど鳴った後そのまま放置しとけばすんなり起動して、ネットワーク経由で無事ログインできた。
肝心の消費電力は
yano@GT110b:~$ for f in sensors.log.XEON_E3_12*;do echo $f;logsensor.sh $f;doneというわけで、「グラフィックボード」を実装した9~10日は空転時(最低)でも70W程度になっていたが、再び空転時(最低)50W程度に低下。ここ4日間の最高も20W程度下がっているので、いい感じに落ち着いた気がする。
sensors.log.XEON_E3_1275
2016-02-01, 2016-03-09, POWER=47.9/88.7/159.0, ROOM=10.0/14.8/25.0, CPU=19.0/37.6/62.0
sensors.log.XEON_E3_1230V2
2016-03-09, 2016-03-10, POWER=68.0/92.9/151.0, ROOM=14.0/15.3/17.0, CPU=20.0/42.9/68.0
sensors.log.XEON_E3_1230V2_WoVGA
2016-03-10, 2016-03-14, POWER=52.8/83.0/139.0, ROOM=12.0/13.7/19.0, CPU=19.0/40.0/64.0
yano@GT110b:~$
【参照】
●PassMark Software http://www.cpubenchmark.net/
┣Intel Core i3-2120 @ 3.30GHz 3941
┣Intel Xeon E3-1275 @ 3.40GHz 8350
┣Intel Xeon E3-1225 V2 @ 3.20GHz 7097
┗Intel Xeon E3-1230 V2 @ 3.30GHz 8848
●インテル® 製品の情報源 http://ark.intel.com/ja/
┣製品 (開発コード名 Sandy Bridge)
┣Intel® Core™ i3-2120 Processor (3M Cache, 3.30 GHz)
┣Intel® Xeon® Processor E3-1275 (8M Cache, 3.40 GHz)
┣製品 (開発コード名 Ivy Bridge)
┣Intel® Xeon® Processor E3-1225V2 (8M Cache, 3.20 GHz)
┗Intel® Xeon® Processor E3-1230V2 (8M Cache, 3.30 GHz)
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┣Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ
┗Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ