2010年の「ThinkPad誕生18周年記念セール」でポチッたThinkPad X201sだが、まもなく6年が経過する。
今月のIDF2016で第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」が発表され、ぼちぼち値頃感が出始めたSkyLakeに注目しつつ、改めて代替機の検討再開。
モデル |
VAIO |
ThinkPad |
Z |
S13 |
S11 |
13 |
X260 |
T460s |
P50【参考】 |
プロセッサー |
Core i5-6267U
2.9/3.3GHz Score 4814
|
Core i5-6200U
2.3/2.8GHz, Score 4037
|
Core i7-6500U
2.5/3.1GHz, Score 4334
Core i5-6300U
2.4/3.0GHz, Score 4297
|
Core i7-6700HQ
2.6/3.5GHz Score 7996
|
ディスプレイ |
13.3' FHD,WQHD |
13.3' FHD |
11.6' FHD |
13.3' HD(TN),FHD |
12.5' HD(TN),FHD |
14.0' FHD,WQHD |
15.6' FHD,UHD |
メモリー(MB) |
8,16GB |
4,8,16GB |
4,8GB |
- |
- |
4,8GB |
- |
メモリー(DIMM) |
- |
- |
- |
8GBx2 |
16GBx1 |
16GBx1 |
16GBx4 |
M.2 SSD |
PCIe x4(NVMe) |
PCIe x4(NVMe) |
PCIe x4 |
SATA |
- |
PCIe x4(NVMe) |
PCIe x4(NVMe) |
2.5' HDD |
- |
- |
- |
- |
9.5mm |
- |
9.5mm |
USキーボード |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
LAN |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
VGA |
HDMI |
DSUB |
DSUB |
HDMI |
HDMI,MiniDP |
HDMI,MiniDP |
HDMI,MiniDP |
USB |
2 |
3 |
3 |
3 |
3 |
3 |
4 |
Type-C |
× |
× |
○ |
○ (3.0) |
× |
× |
○ |
Option |
- |
- |
LTE(1,3,8,11,19,21) |
OneLink+ |
- |
WiGig |
WiGig |
バッテリー(Wh:F/R) |
49 |
31 |
38 |
42 |
23.2/23,47,72 |
23.5/26 |
90 |
質量 |
1.17kg |
1.06kg |
0.92kg |
1.44kg |
1.43kg |
1.32kg |
2.67kg |
4コア8スレッドのSkylake Hシリーズを採用する「ThinkPad P50」は別格として、2コア4スレッドのSkylake UシリーズながらTDP28Wと高めモデルで差別化を図る「VAIO Z」が頭一つ飛び抜けているのだが、価格も20万円を超えるのでコスパ的には微妙で、そこまでつぎ込むなら史上最強の「ThinkPad P50」に心が傾く…
注目の『LTE』観点では「VAIO S11」のみだし、『USB Type-C』観点では「VAIO S11」「ThinkPad 13」「ThinkPad P50」の3つなのだが、「VAIO S11」は英語キーボードがチョイスできないのが残念。なお「ThinkPad 13」の『USB Type-C』はUSB 3.0で"Thunderbolt 3"としては使えないらしいのでご注意。
何より、X201sのように長く使う前提で考えると"バッテリー交換可能"な必要があるのだが、コンパクト性を追求するここ数年のトレンドから、リストアップした中で普通にバッテリー交換可能なのは「ThinkPad X260」のリア側と「ThinkPad P50」しかないという悩ましい問題がある。さらに、X260は『USB Type-C』どころか『M.2 SSD非対応』というのも大変残念。今現在は『2.5'スロット』の方がコスパ良いと思うが、3年後以降の保守交換を考えるとコスパどころか「選択肢が無くなっている恐れ」が否めず、「取り敢えずX260が無難」とも言い切れない状況だ。
しかし、「バッテリー交換」を「出先でバッテリーを付け替えながらモバイル運用」という話では無く「数年後にへたった時に交換する」と観点で考えると、伝統的に保守マニュアルが公開されていて交換用バッテリーの入手も容易な「ThinkPad」なら気にしないで良い事になる。特に『NVMe』対応でDIMMによるメモリ増設、英語キーボードの選択が可能な「ThinkPad T460s」は薄型でも分解・組立は簡単!という事なので、有力候補として浮上。
ちなみに、史上最強のThinkPad P50はi7-6700HQの最小構成DDR4:8GBx1とHDD:500GBで241,920円(Windows 10 Pro:税込)。表示価格的にはThinkPad T460sの「プレミアムパッケージ」と大差無いのだが、リピーター限定の"Lenovo Premium Club"でもなかなか割引にならないのが残念。あと、「3rd.ドライブ」は"購入後、お客様ご自身での増設はできません"と書かれている事に注意。実は2.5'HDD無しで発注するとP50専用のSATAフラットケーブルが入手できずにドツボにハマるという落とし穴があるらしい。重量さえ目をつぶれば機能や拡張性観点では完璧!と言いつつ、今のところ価格的に折り合わず【参考】の位置付けだが、万が一の時に備えてメモしておきたい。
【参照】
●CPU Benchmark Charts http://www.cpubenchmark.net/
┣Core i5-6200U 4037
┣Core i5-6267U 4814
┣Core i5-6300U 4297
┣Core i7-6500U 4334
┗Core i7-6700HQ 7996
●Intel http://www.intel.co.jp/
┣Skylake H
┗Skylake U
●Intel Ark http://ark.intel.com/ja/
┣6th Generation Intel Core i5 Processors
┣Intel Core i5-6200U
┣Intel Core i5-6300U
┣Intel Core i5-6267U
┣6th Generation Intel Core i7 Processors
┣Intel Core i7-6500U
┗Intel Core i7-6700HQ
●PC Watch http://pc.watch.impress.co.jp/
┣Lenovo、12.5型フルHDの「ThinkPad X260」など 2016年1月19日
┣レノボ、約1.32kgの14型ノートなど「ThinkPad T/L」シリーズ3機種 2016年1月19日
┗【西川和久の不定期コラム】Lenovo「ThinkPad X260」 ~Skylake移行で安定した使い心地を見せる12.5型ノート 2016年3月31日
●ITmedia PC USER http://www.itmedia.co.jp/pcuser/
┣2016年PC/タブレット春モデル:全機種「第6世代Core i」採用でリフレッシュ――「ThinkPad T460s」「ThinkPad X260」「ThinkPad L460/560」 2016年1月19日
┣モバイルWSに注力するレノボ:世界初のXeon搭載17.3型ノートPC「ThinkPad P70」――ワクワクする怪物マシンの実力を徹底チェック 2016年2月2日
┗ザ・ThinkPad:ビジネスモバイルの決定版となりうる王道モデル「ThinkPad T460s」の実力に迫る 2016年3月29日
●ThinkPad T460sのレビュー http://t460s.degipic.com/
┣ThinkPad T460sの構成内容と特徴まとめ
┣ThinkPad T460s は初代X1 Carbon並の薄さ・軽さを実現! T460sレビュー
┣薄型でも分解・組立は簡単! ThinkPad T460s
┗ThinkPad T460sに米沢生産モデルが登場! 米沢生産のメリットは?
●Lenovo Japan http://www.lenovo.com/jp/ja/
┗ThinkStation完全検証 ~次世代のパワー!モバイルXeon搭載ThinkPad P70/P50を徹底解説
●公安9課 http://pssection9.com/
┗どう違う?「SATA Express」と「M.2」の違いについて
●Kingston https://www.kingston.com/jp/
┗M.2 SSD - よくある質問
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣USB
┣Flash SSD
┣シリアルATA
┗M.2